00 |
東京生まれ。兄は黒崎神門。近所で評判の仲良し兄妹として知られる。 |
01 |
両親が離婚し、春日は父親とともに東京へ残留。兄と母親は福岡へ。 |
★ |
ブラックポイント発生。 |
02 |
東京及び近郊都市はブラックポイントへ飲み込まれ、血に飢えた黒の世界のゼクスが彷徨うようになる。街は破壊の限りを尽くされ、力なき人々は訳も分からぬまま生命を落としてゆく。早々に父親を亡くし天涯孤独となった春日は、遠く離れた兄を強く想うようになる。 |
03 |
物陰に隠れ、息を潜める日々。リソース症候群により体力が奪われ意識が朦朧とする中、神エレシュキガルの分身が現れる。彼女は神祖の強欲の仮面を春日へ渡し〝生き延びたければ被れ〟と唆した。 |
04 |
心身ともに追い詰められた春日は仮面をかぶり、神祖の七大罪の力を得た(ただし、本来の「強欲適合者」ではないため真価を発揮せず)。仮面と冥界の理により魂が複製され、強欲さと残虐性を付与された第ニの人格(以下「マンモン」と表記)が身体を支配。春日の本来の魂は冥界へ転送されてしまった。以降、春日は都城出雲が冥界に現れるまでの3年間を、冥界の番人に怯えながら孤独に過ごすこととなる。 |
05 |
一方、マンモンは兄を頼って福岡へ向かうことを考えたが、強大なゼクスほどブラックポイント付近から離れられないことを知り、断念。兄が必ず迎えに来てくれると信じ、他者を殺めたくなる衝動を理性で抑えつけながら、ブラックポイント内部で待ち続けた。しかし、次々に襲い掛かってくるゼクスとの戦闘により、心は摩耗してゆく。 |
★ |
春日13歳。ブラックポイント発生から3年経過(B01「異世界との邂逅」前後)。 |
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赤と緑の世界のブラックポイントが転換(B13「変革の疾風」前後)。 |
06 |
マンモンの魂は穢れ切り、魔人となった直後の〝兄の誇りを傷つけないよう殺しをしない〟という理性と良心に基づく考えは〝最初に兄を殺すまでは殺しをしない〟にすり替わっていった。 |
★ |
神の降臨(B16「神域との邂逅」前後)。 |
07 |
関東入りを果たした神門の気配を察知。引き寄せられるようにブラックポイントの外周へ。 |
08 |
快楽殺人者のイリューダ・オロンドに襲われ、反射的に返り討ちにしてしまう。期せずして血の味を知ったことで、わずかに残された良心も、ほぼほぼ消え失せた。 |
09 |
返り血を浴びた状態で、自分と瓜二つの姿をしている倉敷世羅および、蝶ヶ崎ほのめと邂逅。しこりを残し、その場を立ち去る。 |
10 |
兄との再会を果たす。嬉々として殺害を試みるが、神門の断罪に執着する出雲がこれを阻止。結果的に、神門ではなく出雲の生命を〝最初に〟奪ってしまう。最愛の兄からなにもかも生命さえも奪う瞬間を夢見て、殺しの衝動に耐え続けて来たのを水泡に帰され、怒りが噴出。出雲の亡骸を貶める。 |
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神の追放。神域との封印境界《神門》を白の世界に設置(B20「祝福の蒼空」前後)。 |
11 |
壮絶な出来事から放心してしまう瞬間もあったが、調子を取り戻した神門はすべての罪を赦し、必ず春日を人間へ戻すと断言。引き続き殺意を胸に懐きつつも、兄に付き従うことにする。 |
12 |
世羅と再会。当初は兄を殺害するための道具に使えれば……程度に考えていたが、表裏なく接してくる彼女に心を開いてゆく。同時期に彼女が赤の世界へ進んだ姿であるセーラとも出会うが、塩対応。 |
13 |
オリハルコンティラノに悪意を注入することで暴走させ、神門を襲わせる。だが、出雲復活の鍵を握る彼を殺させまいとするガーンデーヴァにより、未然に防がれる。 |
14 |
赤の世界のマイスターが黒の世界のブラックポイント付近に関東奪還の拠点を築き、神門を招致。世羅、セーラ、ガーンデーヴァらとの共同生活を開始。 |
15 |
誕生日プレゼントとして、美味しい手造りカスタードプリン(卵・牛乳未使用)を贈呈され、死にかける。 ▶ NF DramaCD 13「ボコすかレシピ」 |
16 |
出雲が強化人間「NOAH」第1号として復活を果たす(魂不在)。自分の言いなりだと考えていた神門に〝次に出雲を貶めたら見放す〟と告げられ、これまでの行いを省みる。 |
17 |
神門、世羅、セーラが冥界探索へ出掛ける間、拠点のリーダーを任される。 |
18 |
その日のうちに、ブラックポイントから黒の世界のゼクスが大挙して押し寄せる。ガーンデーヴァら拠点の構成員、マンモンを逆恨みし拠点への潜入を目論むイリューダ、病に倒れた百目鬼きさらの身を案じる剣淵相馬と共闘。なんとか撃退するが、以降も断続的に黒の世界のゼクスとの小競り合いは発生する。 |
19 |
満身創痍のセーラが冥界から帰還。神門と世羅がオリハルコンティラノに乗って狂魔王サタンの元へ急行したこと、摩耗し消失寸前の状況にあった春日の魂が出雲の魂に委ねられたことを伝え聞く。 |
20 |
イリューダとの深夜の決闘に応じる。偶然通りがかり仲裁を試みた相馬を巻き込んで三つ巴の構図となるが、突如、意識を失ってしまう(神門が冥界の理を破壊したため)。期待していた「絶望に泣き叫ぶ声」を聴けず、興を削がれたイリューダは刃を収めた。相馬が彼の監視につくことで、不問となる。 |
☆ |
黒崎春日、死の運命を克服。 |
★ |
神の再降臨(B26「境界を断つ剣」前後)。 |
21 |
解放された春日の魂とマンモンの対話。互いの記憶を共有したことで兄を想う気持ちを認め合い、和解。10日間の昏睡ののち、覚醒したのは春日。マンモンは神祖の強欲の仮面の奥深くで眠りについた。一方、春日の覚醒に先駆けて出雲も覚醒を果たしている。 |
22 |
狂魔王サタンの討伐からただひとり帰還し、珍しく意気消沈する世羅から、神門が「魔王砲(ディアボリック・ビーム)」を浴びて、消えてしまったと告げられる。ふたりは悲しみに暮れた。 |
23 |
行方不明の神門を捜索する手がかりとして、未来を映す魔導書「ネクロノミコン」が保管されていると噂の「墓城」についてイリューダが言及、姿を消す。春日同様に神門の身を案じる世羅、イリューダの助言が親切心によるものではないと疑う相馬が、黒の世界への同行を名乗り出た。 |
24 |
世羅や相馬と共に、セーラからリソース症候群への対策を施される。出雲が指揮するブレイバー&マイスター陣が血路を開き、その隙にブラックポイントへ侵入。 |
25 |
黒の世界へ到達。悪霊の浄化を生業としている不思議な幽霊バンシーの手引きで、墓城を目指す。彼らの後をつける、さらなる影の存在に気付く者はなかった。 |
26 |
比較的順調に目的地の墓城へ到達。名前のイメージとはかけ離れた管理の行き届いた綺麗な城で、一同は珍しい客人として丁重なもてなしを受けた。 |
27 |
読書大好きな墓城姫の六女、ネイとの邂逅。魔導書ネクロノミコンは現所有者(ネイ)のみ解読可能であると知らされる。春日は古今東西の書物を集めた図書館を有する「九頭竜学院大学」の権威である兄の名前を出すと、図書館の閲覧権および応じなかった際の図書館永久出入禁止を交換条件とし、ネイとパートナー契約を結んだ。 |
★ |
ク・リトの降臨(B28「星界の来訪者」前後)。 |
28 |
ネイの練度が低くネクロノミコンが直近の未来しか映し出さなかったため、神門の手掛かりは得られなかった。ひとまず現代への帰還が決定。墓城の開祖アトマスカヤに挨拶し、墓城を一歩踏み出すと―― |
29 |
太陽の眩い光に照らされた砂浜の光景。春日とネイは何者かにより強制的に転移されられていた。 |
30 |
黒の世界から現代の静岡・愛知県境付近の海岸まで一気に瞬間移動させられた春日とネイは、夜刀うららという不思議な少女に〝世界の命運を懸けた勝負〟を持ちかけられる。同じ境遇と思われる天竜ゆたかとそのパートナーゼクスのフレデリカ、4人でにわかチームを結成。 ▶ NF DramaCD 16「ユニバース・プリンセス」 |
31 |
勝負の立会人として採用された戦斗怜亜をボコしたのち、うららから正式にネクロノミコンを借り受ける。うららの重鎮にして異星人「ク・リト」のひとりヨグ・ソティスの空間を歪める能力により、春日とネイは黒の世界へ帰還。世羅、相馬と再合流。 |
32 |
墓城襲撃の未来をネイが察知。舞い戻り、魑魅魍魎を迎え討った。際限なく襲って来るノスフェラトゥの群れを前に、戦い慣れない墓城の住人との連携が立ち行かず、苦戦を強いられる。どこからともなく現れた黒騎士イスカンダルが春日を庇う場面もあったが、用心深い春日が彼に心を開くことはなかった。 |
33 |
襲撃の首謀者である怠惰の七大罪アセディアを相馬が降し、駆けつけた憤怒の七大罪イラと色欲の七大罪ルクスリアが騒動を調停。 |
34 |
神が人竜へ最終戦争を仕掛けたと聞かされ、現代へ帰還。《最凶生物》に蹂躙される「神門の拠点」改め「討神前線基地」へ向かう。 |
35 |
神へ挑み全滅した和修吉一派を発見。彼女らを返り討ちにした神ネルガル、神イシュタル、神エレシュキガル(の怨念)の足止めを受ける。神に対する決定打がなく苦戦を強いられるが、セーラの合流により戦局が好転。撃退した。 ▶ 英雄達の戦記G[第5戦]:辛勝(67,330pt) |
★ |
神の討祓(B33「輝望<フロンティア>」前後)。 |
36 |
ほのめ、出雲と合流。討神前線基地跡地で一夜を明かす。ネイがネクロノミコンに映し出された春日の兄らしき存在を確認。イグニッション・オーバーブーストによりネイとひとつになった春日も懐かしい姿を認め、瞳を潤ませた。しかし、愛する兄の隣には親しげに寄り添う見知らぬ少女が―― |
37 |
ク・リトのニグたんがほのめを訪問。神の討祓戦で活躍した春日にも声がかかり、窮地に陥った異世界「幻夢郷(ドリーム・ワールド)」の救援を打診される。絶妙なタイミングで遠征の話を持ち掛けられたことから、幻夢郷のどこかに兄がいると判断。ドリーム・キー【節制】を受け取る。 |
38 |
形容し難い造形の潜水艇に乗り込み、深き海へ。さほどかからず幻夢郷へ到達。幻想的であり、それでいて田舎を思わせるのどかな風景の中心にぽつんと建つ豪奢な城が、兄と小娘を映し出した場所であると確信。 |
39 |
相馬からなんらかの作戦指示が飛んだものの、極めてジェラシックになっていたため気づかず。 |
40 |
ク・リト王城のメンバーと合流。第二位王女ヤトゥーラこと夜刀うららから状況説明を受け、改めて幻夢郷救援の依頼を承諾した。 |
41 |
ほのめが王城から離脱。 |
42 |
うららに案内され、王城の地下へ。永久牢と呼ばれるフロアがネクロノミコンに映し出された場所と一致。兄のいた痕跡(残り香)を察知した。神門の不在は、第三位王女アスツァールの脱獄にも絡んでいると、うららが断定。 |
43 |
魔導書の未来視により、神門のサーチを開始。ほどなくして、彼に付き従う少女こそアスツァールであると確定した。 |
44 |
天井吹き抜けとなった作戦会議室にて、顔合わせを兼ねた「対ソル陣営大規模作戦会議」が行われる。しかしながら、具体的かつ有効な作戦は立案されず、ひとまず解散となる。 |
45 |
悪夢「アルター」が一斉に現出。ゼクス使いそれぞれのパートナーが白昼夢に襲われたような状態となる。直後現れた第二の刺客ウリエルによるものと判明するが、ドリーム・キーによる防衛も効かず、対処法が不明。 |
46 |
励ましにより、ネイが〝血に飢えた吸血鬼に覚醒する〟悪夢を克服。 |
47 |
魔導書の未来視により、アスツァールと行動する神門の動向をキャッチ。うららに情報を共有した結果、彼が向かう方角と、先日ブライトロンが飛び去った方角が一致した。ソルの拠点が存在するエリアを絞り込む。 |
48 |
ほのめ、あづみ、七尾、ミサキが(再)合流。 |
49 |
2回目の「対ソル陣営大規模作戦会議」が行われる。ソルの拠点を強襲し、幻夢郷の破壊を阻止する作戦が決定。春日、八千代とそれぞれのパートナーゼクスとで「黒の世界チーム」が編成される。 |
50 |
魔導書の未来視により、神門がソルの軍門に下り、幻夢郷を滅ぼす様子を予知。困惑する。 |
51 |
相馬が王城および作戦から離脱。緑の世界へ。 |
52 |
ヴェイバトロンの背に乗り、移動開始。 ▶ 英雄達の戦記DW |
53 |
八千代が雲の彼方に打ち上げられた大和の信号弾を確認。さくらの風読みや春日の未来予知、シンクロトロンのトレースによるブライトロン信号の消失点とも合致したため、ソルの拠点と断定。 |
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叡智極点戦争 開戦(B39「破天<ワールドオーダー>」前後)。 |
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大和がチームに合流。 |
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6つのチームに分かれ、作戦を開始。幻夢郷の破壊を開始したソルの配下「キュレータ」のうち、黒の世界が生み出した「カースドソウル」を受け持つ。冥界に存在した魂砕きの門番と同様の恐怖を感じ、仲間に警告。緊張が走る。 |
56 |
レーベ・エンデが「ウィッシュ・ヴォイス」を発動。ネイの武器がパペットに置き換わる。混沌と恐怖が場を支配した。 |
57 |
魔人人格ほどの強かさはなく、経験も浅い春日は咄嗟の判断を誤ってしまう。迫る魂砕きのオーラ。絶体絶命の窮地にアレキサンダーが到着し、魂砕きのオーラをものともしない突撃を敢行。頼もしい背中に兄の姿が重なる。 |
58 |
魔導書ネクロノミコンでわずか1~2秒後の未来を読み続け、大和に指示を飛ばす。畳み掛ける精密射撃はカースドソウルの攻撃を封殺した。勝利の未来を確信したアレキサンダーは次の戦場へ。 |
59 |
それぞれの役割を果たすのに精一杯で、根源の破壊波動の襲来に誰ひとり気付かない。事前に危険を察知可能な春日もカースドソウル討伐に神経を研ぎ澄ませている。大和が狙い定めた止めの銃弾がカースドソウルの核を貫いた瞬間、津波のような破壊波動は全員を呑み込んだ。 |
60 |
黒の世界チームの勝利。巨大な漆黒鎧カースドソウルはオーラを霧散させた。破壊波動の影響で灰色に染められた空間には、八魂の残骸と歓喜の表情を浮かべる戦士の立像。生存者はいない。唯独り、アルターの姿を借りて佇むクレプスを除いては―― |
61 |
叡智極点戦争終結。ク・リト王城のベッドで目覚め、神門と涙の再会を果たす。ここぞとばかりに纏わり付いた。なお、破壊波動に呑まれた直後から記憶が途絶えており、難を逃れた経緯は謎に包まれている。 |
62 |
カースドソウル戦ではサポートに徹したため、大和、八千代、イリューダと比べて傷は浅い。救護室からの離脱後は「イースの依頼」を知らされることもなく、兄とふたりきりの時間を楽しんだ。 |
63 |
現代世界(竜域)へ帰還したら、神門ともっといちゃいちゃしたいと思っている。 |
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幻夢郷からの旅立ち(B40「勇気<クライシスアーク>」前後)。 |
64 |
ヨグ・ソティスのゲートをくぐり、青の世界へ到達。想定外の運命を共有したのは、神門、世羅、ニーナ、千歳、それぞれのパートナー。 |
65 |
不可視の斬撃に襲われ、あられもない姿を兄に見られてしまう。 |
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神門に付き従い、青の世界の最高責任者、アドミニストレータ ベガを訪ねる。 |
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破壊活動が目に余るため黒超研を追い出された世羅のお目付け役となる。ティラノに乗って青の世界各地を巡る。 |
68 |
神門が虚数力学の基礎を確立。デジタル・ウィッチ特有の虚数領域に干渉する技術が厳密に体系化される。特に虚のさざなみを無効化する技法は「虚数シールド」と名付けられ、条件さえそろえば誰でも使用可能なレベルにまで落とし込まれた。この功績を契機に、神門と黒超研の評価が上がってゆく。兄が褒められてとても気分が良い。 |
69 |
神門が個人的に行っていた研究の過程で、別時空の者たちが多数召喚される。救世を願う思念体である彼女たちは「パニッシャー」と名付けられた。世羅、あづみ、七尾、ニーナ、八千代、きさらなどの見知った顔も。 |
70 |
プリンセス・マギカ レヴィーの悪意を受け、カードデバイスが全世界から消滅。カードデバイスにまつわる知識も薄れてゆき、やがて最初から存在しない技術となった。パニッシャー以外のゼクス使いが事実上無力化される。 |
71 |
レヴィーは黒の世界までも消滅させた。 |
72 |
パニッシャーが活動可能な理由は「リング・デバイス」にあった。神門が赤の世界のある人物へコンタクトを試み、助力を要求。ふたつの叡智は異次元からもたらされた技術の解析を成功させた。複製されたリング・デバイスを装着。 |
73 |
五つの嫉妬が形となり、五つの世界の滅亡を謳う、レヴィーの眷属「ワールドアバター」が出現。パニッシャーと治安維持部隊の大半が投入される。駆け付けた各世界の竜の巫女までもが迎撃へ向かった。 |
74 |
ワールドアバター撃退。リルフィを除くすべてのパニッシャーが送還される。五つの未来世界に始まり、デュナミスを有する神域、幻夢郷を有する零域、さらには異なる歴史を辿る並行世界までもが繋がった。多数の別時空が接続されるのは時空の歪みが拡がり過ぎている証明と、リルフィは警鐘を鳴らす。 |
75 |
レヴィーの逆鱗に触れ、すでに黒超研は消滅している。春日とネイの予知を受け、全員が間一髪脱出に成功していた。現在の拠点は青の世界中枢にそびえるセントラルタワー。そこではいまこの瞬間も、春日を模して創られたネオ・シャスターAIのルナと兄が、レヴィーの次の行動をシミュレートしている。 |
76 |
兄を信じたいが、あまりに途方もない相手を敵に回している。その敵は兄を危険視している気配がある。黒超研の消滅もその証明。決戦を前に心折れそうになってしまうが、無二の親友の言葉で奮い立った。 |
77 |
作戦会議ののち、各自がイグニッション・オーバーブーストの形態へ。戦況分析を行う神門、戦力外とされたリルフィをセントラルタワーに残し、春日たちは出撃した。最前線に立つ世羅と春日はバトルドレスパーツを纏い、おもに防御面が強化されている。 |
78 |
レヴィーとの決戦に臨む。世羅と春日を攻撃の要に置き、ニーナと千歳でふたりを守護。竜の巫女たちもサポートに回っている。春日は世羅が攻撃しやすいよう堅実にレヴィーを誘導した。だが、最高戦力をもってしても決定打が与えられない。 |
79 |
黒の世界の記憶をすっかり失くしている春日とネイをレヴィーがせせら笑う。 |
80 |
世界を無に返したいレヴィー、世界を存続させたい春日たち、相反する想いが激しくぶつかり合い、時空の歪みがさらに拡大。臨界点に到達した場合、また同じ歴史が「円環」のように繰り返されるという。大樹ユグドラシルに蓄積された知識が、クシュルを通じて共有された。 |
81 |
クシュルの助言を受けた千歳が、時空の歪みの位置を心眼で見抜き、九頭竜で斬り裂く。円環は「螺旋」へ。 ▶ 英雄達の戦記LV最終戦:成功 |
★ |
時空跳躍が発生(B44「邂逅<ワールドリンク>」前後)。 |