2015.04.24 【 2025.08.25 update 】
百目鬼きさら
一族の有り様に反発し殻を破った幼き賢女「百目鬼きさら」一族の有り様に反発し殻を破った幼き賢女「百目鬼きさら」
プロフィール
旧時間軸では物心つく前に拐われ、プラセクトに育てられた。人並み外れた霊能力を持つ。
人類は「悪い物の怪」だと教えられ、千歳や相馬と対立。最終的にはその教えが誤りだと理解した。
ヴェスパローゼは緑の世界のプラセクト。四皇蟲と呼ばれる数少ない人型プラセクト。
きさらを現代世界の大樹ユグドラシルとするべく暗躍したが、情が芽生え、大樹を裏切った。
新時間軸に時空跳躍した際、ふたりは記憶を失ったものの、絆は保持。
百目鬼一族の道具となる運命を受け入れようとしていたきさらは、世界の広さを知った。
百目鬼きさら
Name | Kisara Domeki |
Voice | 日高 里菜 |
Temper | 健気 無垢 |
Memo | 神が認める特異点。 魂との対話や操作が可能。 百目鬼一族に失望。 旧時間軸と比較して知能が非常に高い。 |
Favorite | オムライス ティータイムのスイーツ |
Birth | 12.8(射手座)7歳 ♀ |
Size | 114cm |
Job | 未就学 |
Family | 父 母 まみ(ヴェスパローゼ) |
Memory | 旧時間軸の記憶消失 |
ヴェスパローゼ
Name | Vesparose |
Voice | 大西 沙織 |
Temper | 無感情 冷酷 |
Memo | 四皇蟲のひとり。 感情が無い。本能として人間を憎む。 籠の鳥が気になって仕方ない。 旧時間軸と異なり大樹から切断されている。 |
Favorite | 蜂蜜 |
Tribe | 緑の世界 プラセクト ♀ |
Memory | 旧時間軸の記憶消失 |
百目鬼きさらの軌跡
000 | 山形生まれ。 |
001 | 陰陽術や呪いを生業とする「百目鬼」の一族。幼くして魂や物の怪の類が視え、対話が可能。さらには生物の魂を身体から取り出すこともできるほどで、将来を嘱望されていた。 |
★ | ブラックポイント発生。きさら4歳前後。 |
002 | 専属の家庭教師による様々な英才教育が開始される。自由時間は15時から18時までに制限され、屋敷からの外出や一族以外の人間との交流は禁じられた。 |
003 | 陰陽師としての能力が開花。安倍晴明の再来ともてはやされる。自由時間は15時から16時までに縮小された。 |
004 | 成功は当然。失敗は体罰。意見は許されず、感情が消失。 |
★ | ブラックポイント発生から1年経過。きさら5歳前後。 黒の世界の枢要大罪“傲慢”ルシファーと“強欲”マンモンが赤、青、白、緑の世界に対して全面戦争を宣言。 |
★ | 緑の世界と自衛隊東北方面隊が連携し、福島と群馬・栃木・茨城の境界付近へ防衛線を設置。 |
005 | 百目鬼当主が自衛隊東北方面隊へ出資。のちに剣淵相馬などを被検体とする「秘密実験」などにも関与。 |
006 | 百目鬼当主が黒の世界と取引。一族への不可侵と引き換えに緑の世界にまつわる情報の横流しを行う。 |
007 | 〝人間およびゼクスへの攻撃を停止せよ〟……それが大樹ユグドラシルからの最後の指令。することもなく百目鬼の屋敷周辺を飛行していた四皇蟲ヴェスパローゼは、特異な人間の存在に気付いた。それは「箱庭の中で毎日同じことを繰り返すだけの人間」「働き蜂のように決められた役割だけを果たす人間」きさらだった。 |
008 | ヴェスパローゼはきさらを観察し続けた。あまりにも人間らしくない人間に苛立ちを覚えるようになる。 |
009 | 屋敷の使用人たちの目を盗み、ヴェスパローゼが飛来。きさらに様々な疑問を投げ掛ける。ほとんどの質問に答えられないきさらは、代わりにお菓子を差し出した。 |
010 | どこまでいっても平行線の問答は数日に渡って続いた。 |
011 | あまりにも反応の乏しいきさらに業を煮やし、ヴェスパローゼがきさらを大空へ連れ出す。最初の言葉は〝高い〟。次の言葉は〝怖い〟。その次の言葉は〝凄い〟。初めて知った世界の広さに、きさらは目を丸くした。 |
012 | ヴェスパローゼが手造りのお菓子を持ち込む。美味しくなかったが、美味しかった。15時から16時のわずか1時間。秘密のお茶会はきさら唯一の楽しみとなった。リング・デバイスが出現。 |
★ | ブラックポイント発生から2年経過。きさら6歳前後。 神の降臨と帰還。人類に対する憎悪と恐るべき能力を知る機会は訪れなかった。 |
★ | 黒の世界が青の世界勢力圏である静岡・山梨へ侵略。緑の世界と黒の世界が激突する北関東エリアと合わせ、「極限危険地帯」に指定される。 |
013 | ヴェスパローゼとの交流により、きさらの感情は人並みに戻りつつある。その変化を誰にも悟られないよう、普段は無感情な人形を演じ続けた。英才教育によって得られた幅広い知識と高い知能、ヴェスパローゼによってもたらされた奸智の賜物だった。 |
014 | 父親が百目鬼の役割と展望を説く。古来から日本の裏側を牛耳り続けてきたこと。いずれは影響力を全世界へ拡げる目算であること。その足掛かりとして緑の世界と黒の世界を踏み台にすること。きさらが大事な取引道具であること。あまりにも衝撃的な内容だったが、無表情に努め、父親を肯定した。 |
015 | 卑劣な一族のために〝人生を捧げろ〟と言われたに等しい。その意味に疑問を覚え、疑問は怒りとなって露顕。きさらの成長にヴェスパローゼは不思議な充足感を覚えた。 |
016 | 一族に見切りを付けるようヴェスパローゼに唆かされるが、大人になるまで我慢し、両親を説得したいとの想いから首を振る。本当の母親よりもよほど気に掛けてくれる彼女を〝まみ〟と呼び親しむようになった。 |
017 | 各務原あづみと青葉千歳の働きにより、青の世界と緑の世界が停戦。 |
018 | ヴェスパローゼが青の世界を訪問。和解の証として千年國に寄贈された緑のリソース放出設備の返礼として、自身とゼクス使いの派遣を提案。青の世界は回答を保留した。なお、ヴェスパローゼは新時間軸の千年國と無縁である。 |
★ | ブラックポイント発生から3年経過。きさら7歳前後(B44「邂逅<ワールドリンク>」前後)。 |
★ | 現代世界の英雄として名を馳せる都城出雲が、赤、青、白、緑の世界へ「四世界議会」の締結を打診。黒の世界を討つための同盟提案に対し、赤の世界の三賢哲セーラ、青の世界のアドミニストレータ ポラリス、白の世界の四大天聖ミカエル、緑の世界の八戴龍王 和修吉による調印がなされた。和修吉はその後、議員の座を辞退している。 |
019 | 聡明さが増してゆくほど、ストレスも積もってゆく。早すぎる反抗期へ突入。怒りのぶつけ先は両親ではなくヴェスパローゼ。彼女はそれらすべてを受け止めた。 |
020 | 四世界サミット開催の裏で、黒の世界が千年國を壊滅させる。一族の加担を察したきさらの怒りが爆発。家出を決意した。悪い子になることへの後ろめたさを感じながら、ヴェスパローゼに導かれて青の世界勢力圏へ。 |
021 | 青の世界がヴェスパローゼの提案を受理。治安維持部隊フォルセティの一員として迎え入れられる。生まれ持った特殊能力を正義のために使ってみせると、新たな仲間たちへ誓った。 |
022 | シンクロトロンのサブパイロットとなる。きさらは操縦そのものには関わらず、陰陽術による妨害と索敵を担当。 |
023 | 初の出撃指令を受け、現場へ。別時空からの来訪者と思しき5組のパニッシャーが、炎と氷を纏った両腕を振るいながら禍々しいブレスを吐くドラゴン相手に戦っていた。友軍であると判断され、共闘体制を取る。 |
024 | シンクロトロンがドラゴンと接触した瞬間、その内側に魂を4つも抱えている異常さに気付く。うちふたつは「良い魂」、残りのふたつは「悪い魂」だった。完全討伐しないよう申し出る。 |
025 | 時間切れとなったパニッシャーたちが強制送還される際に発した光でドラゴンが硬直。その隙を逃さず、ローレンシウム、サイクロトロンとともに渾身の三連撃を与える。 |
026 | ドラゴン形態から少女の姿へ変じた人物はリルフィと名乗った。彼女に憑依していた「悪い魂」を弾き出す。トライバル・トランサー(TT)と呼ばれて四世界議会から指名手配されていたふたりのク・リトは、治安維持部隊カーバンクルに捕縛された。 |
027 | リルフィの内側に眠る、もうひとつの「良い魂」はあまりにも弱々しく、手を出せずにいる。 |
028 | 護送中のTT姉妹が逃走。カーバンクルを襲った急激な倦怠感は、枢要大罪“憂鬱”アスタロトの仕業だった。 |
029 | 精神汚染を振り撒きながら彷徨う魔人の討伐指令が、帰還したばかりのフォルセティに下る。無策のまま近付いても、行動不能に陥るのは確実。事故現場へ向かいながら、対策を議論した。 |
030 | 討伐作戦開始。霊的存在をも探知する、きさら専用に設えられたソナーシステムを駆使しつつ、蜂兵とも連携して広範囲の哨戒にあたる。 |
031 | 怜亜と超が標的を上空へ弾き飛ばし、ニーナが奪った神祖の仮面を七尾が破壊。活躍の場が無かった不満を漏らしていると、突如、亜空間から出現する流星群を眼前のモニターが映し出す。絶望的な未来を予期した七尾の独断で、コクピットを追い出された。迫り来る巨大隕石に成す術も無い。 |
★ | 第6星界に流星雨が降り注ぐ(枯樹星華編 IG01「ユニゾンドライブ」前後)。 |
★ | 隣接星界である第5星界が第4星界に呑まれ、生命を拒む「シゴ星界」と成り果てる。直後、リング・デバイスが第4星界の管理者U-cthurus(ユークトゥルス)からの宣戦布告を受信。嘲るように〝第6星界の勇者を待つ〟と語った。挑戦権を有するのはリング・デバイスを装着する24名のゼクス使いから10名のみ。 |
032 | 経験値と対応力があったなら、あの場面でもなにかしらの行動を取れた。忸怩たる思いを決意に変えると、きさらはヴェスパローゼを見上げた。冷たい光を放つ暖かい瞳は〝やりたいようにすればいい〟と語っていた。 |
033 | シゴ星界へ踏み込むメンバーに志願。統率者の空気感を漂わせる神門の了承を得て、8番目の勇者にカウントされる。青の世界を訪れた八千代と合流後、踵を返して未知の領域へ。目的は強敵の討滅ではなく、友達の奪還。 |
034 | 静点星エイベルの導きで総てが枯れ果てた〝試される大地〟へ到達。リング・デバイスの通信機能とレーダー機能がともに使えず、先発隊との合流見込みが立たない。テンション高めの八千代を生暖かい目で見る。 |
035 | どこからともなく現れた少女の巨大なハンマーが、周囲の景色を圧し潰す。彼女はシゴ星界で暗躍する謎の組織「ラスティニー」のシニストラ。きさらとヴェスパローゼはユニゾンし、“圧潰”を迎え撃つ。 ▶ 英雄達の戦記「激突!ラスティニー」in ゼクストリーム 2025.SUMMER 大阪会場 |
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同行 | 雷鳥超+サイクロトロン,上柚木八千代+アルモタヘル,百目鬼きさら+ヴェスパローゼ |
座標 | シゴ星界(勇者⑧) |