CHARACTER

2015.05.14 【 2025.08.15 update

上柚木綾瀬

制御できない嫉妬心に翻弄される「上柚木綾瀬」制御できない嫉妬心に翻弄される「上柚木綾瀬」

上柚木綾瀬&ズィーガー

プロフィール

旧時間軸では両親を喪う要因となった天使ガムビエルの復讐に囚われた。

復讐達成後も虚無感に苛まれたが、飛鳥やニーナとの関わりで迷いを振り切り、笑顔を取り戻した。

ズィーガーは黒の世界のプレデター。綾瀬の生命を代償に復讐を手伝う契約を交わす。

なんだかんだで綾瀬の隣に居心地の良さを感じ、なんだかんだと契約の遂行を先延ばしにした。

新時間軸に時空跳躍した際、記憶を持ち越した極めて稀有な例。

記憶が合流した時には凶悪な「守護者殺し」として悪名が広まり、四世界議会から粛清対象とされていた。

上柚木綾瀬

Name Ayase Kamiyugi
Voice 沢城 みゆき
Temper 純情 冷静
Memo 父親は日本人。母親はドイツ人。死別。
料理知識が皆無。
虫全般が苦手。
プリンセス・マギカ レヴィーの隠れ蓑。
Favorite シュークリーム
Birth 10.31(蠍座)16歳 ♀
Size 160cm 83-53-84
Job 守護者殺し
Family  
Memory 旧時間軸の記憶保持者

ズィーガー

Name Sieger
Voice 井上 和彦
Temper ケダモノ 好戦的
Memo 血の匂いに敏感なバトルマニア。
恥ずかしがる女子が大好物。
猫缶を爪で器用に開ける。
綾瀬を絶望から救い出したい。
Favorite 猫缶
Tribe 黒の世界 プレデター ♂
Memory 旧時間軸の記憶保持者

レヴィー

Name Levi
Voice  
Tribe 星界 嫉妬権限体
Memory 旧時間軸の記憶保持者

上柚木綾瀬の軌跡

000 神奈川生まれ。上柚木八千代とさくらとは父方の従姉妹の関係にある。獅子島七尾とは遠い親戚筋に当たる。
001 幼稚園で一緒だった天王寺飛鳥にラッキースケベを連発されるうち、仲良しになる。やがて飛鳥が引っ越すことになり、将来の再会を約束したが、幼少期の記憶は徐々にぼやけていった。
※旧時間軸でも未記載ながら同様。
002 私立のミッション系スクールで小中学生時代を過ごす。毎年クラス委員を任される、真面目で品行方正な生徒だった。
ブラックポイント発生。綾瀬13歳前後。
003 考古学者だった父親の遺跡調査を兼ねた家族旅行先の奈良で、両親が死去。原因は発掘作業時の崩落による事故だったが、綾瀬は付近を巡回する白の世界のゼクスの仕業と決め付け、半狂乱となる。
004 綾瀬から噴出したとてつもない負の感情が付近を警備していたガーディアンを侵食。〝嫉妬に駆られた獣のように〟おかしくなり、同士討ちを始めた。争いにより遺跡は完全に崩壊。辛うじて正気を保ったただひとりのガーディアン、ガルマータが綾瀬を取り押さえる。嫉妬感情の消耗で気が遠くなる中、邪魔に入ったガルマータが両親殺しの犯人であると確信。
005 病院で目覚め、京都の父方の祖母に引き取られる。
ブラックポイント発生から1年経過。綾瀬14歳前後。
黒の世界の枢要大罪“傲慢”ルシファーと“強欲”マンモンが赤、青、白、緑の世界に対して全面戦争を宣言。
緑の世界と自衛隊東北方面隊が連携し、福島と群馬・栃木・茨城の境界付近へ防衛線を設置。
006 祖母には感謝こそあったが、厳格な教育方針から反発心が芽生え、いつの間にか綾瀬は独りになっていた。のちに「虚のさざなみ」と名付けられる能力で星界送りにしたため、祖母の存在があったことすら記憶から失われる。
007 どうして自分だけが孤独なんだろう。どうして自分だけが幸せになれないんだろう。どうして自分だけが将来の夢を思い描けないんだろう。
008 激しい虚無感に苛まれつつ、両親との思い出に縋るため横浜を目指した。神奈川は黒の世界のブラックポイントに呑まれているため、実家がそのまま残っているとは思えない。それ以前に黒の世界のゼクスに襲われるのは間違いなかったが、殺されてすべてを終わりにするのも良いと考えた。
ブラックポイント発生から2年経過。綾瀬15歳前後。
神の降臨と帰還。人類に対する憎悪と恐るべき能力を知る機会は訪れなかった。
黒の世界が青の世界勢力圏である静岡・山梨へ侵略。緑の世界と黒の世界が激突する北関東エリアと合わせ、「極限危険地帯」に指定される。
009 幸運にも黒の世界のブラックポイントまで辿り着いた。厳密には彼女が無意識に発生させている虚のさざなみが、近付くゼクスを片っ端から星界送りにしていたためである。しかし、ブラックポイントに足を踏み入れた瞬間、強烈な黒の世界のリソースに蝕まれ、意識が遠のいていった。
010 いつの間にか、黒豹のプレデターに見下ろされていた。朦朧とする意識で〝私を殺して……〟と呟き、ズィーガーを名乗ったプレデターは〝死にてェなら勝手に死ね。死を恐怖しねェ奴にゃ興味ねェよ〟と返す。
011 その言葉とは裏腹に、ズィーガーは綾瀬を背に乗せ、ブラックポイントの外へ出た。綾瀬の右腕にリング・デバイスが出現。
012 意識を取り戻した綾瀬は〝両親を殺したガーディアン、ガルマータが憎い。復讐したい〟と訴え、ズィーガーは〝ヒマ潰しに付き合ってやンよ〟と返した。
013 憎悪を募らせながら白の世界領域である関西方面へ帰還。仇の顔を正確に覚えていなかったため、片っ端からガーディアンの生命を刈り取った。いつしか「守護者殺し」の異名で恐れられるようになる。
ブラックポイント発生から3年経過。綾瀬16歳前後(B44「邂逅<ワールドリンク>」前後)。
現代世界の英雄として名を馳せる都城出雲が、赤、青、白、緑の世界へ「四世界議会」の締結を打診。黒の世界を討つための同盟提案に対し、赤の世界の三賢哲セーラ、青の世界のアドミニストレータ ポラリス、白の世界の四大天聖ミカエル、緑の世界の八戴龍王 和修吉による調印がなされた。和修吉はその後、議員の座を辞退している。
014 一度は取り逃がしたガーディアンを標的に定め、弓弦羽ミサキと遭遇。初対面にも関わらず奇妙な既視感を覚え、ガルマータの冤罪を主張するケィツゥーの言葉に吐き気を催した。逃げるようにその場を離脱。
015 四世界議会から指名手配を受ける。これまでとは逆に不特定多数から生命を狙われる立場となった。
016 旧時間軸の記憶が合流。意識混濁状態となる。綾瀬自身に関する、旧時間軸/新時間軸のおもな差異を下記へ記載。
①両親が死亡した経緯。
②ズィーガーと邂逅した経緯。
③ゼクス使いの飛鳥と遭遇した/遭遇していない。
④新時間軸での「嫉妬感情の放出」と「虚のさざなみの発生」は綾瀬の意思で制御できない。
017 旧時間軸の記憶が戻ると同時に、自身の内にプリンセス・マギカ レヴィーの存在を察知。現時点では綾瀬に主導権があるものの、レヴィーは誰にも気付かれないよう全世界へ向けて嫉妬感情を煽り立てており、人類に芽生えた悪感情を高めることで力を取り戻しつつあった。黒の世界へ憎悪が集中しているのはその表れだという。
018 かつてを遥かに凌ぐ嫉妬心を蓄えた時。次こそすべてを〝最初から無かったことにする〟とレヴィーが宣言。
019 飛鳥やニーナ・シトリーの誠意に折れ、復讐という考え方には区切りを付けたはず。……だった。
020 呆然とする綾瀬に対し〝あなたの虚のさざなみで崩落が発生した〟〝あなたの嫉妬感情がガーディアンに同士討ちをさせた〟〝まだ生きてたかもしれない両親がその騒乱に巻き込まれて息絶えた可能性に気付いた?〟〝私はあなたがガーディアンを疑うよう頭の中で囁いただけ。あとはぜ~んぶあなたの仕業〟〝私を生み出したあなたが嫉妬感情を手放すなんて許さない……絶対にッ!!〟と嘲った。
021 旧時間軸では罪もないエンジェルを多数殺害し、新時間軸でも罪もないガーディアンを大勢殺め、あまつさえ大好きな両親さえもその手に掛けていた。心が絶望に染まってゆく。
022 レヴィーはあらゆる時空で不幸な生涯を遂げた綾瀬の嫉妬心が星界で形になった集積体。新時間軸の枢要大罪“嫉妬”レヴィアタンの身体を依代として降臨した嫉妬顕現体。やがて、彼女は知った。未来の可能性のひとつには、様々な脅威を乗り越えて五つの世界や異海、神々の一部とまで融和が進むことを。生ぬるい未来の可能性の、なにもかもに嫉妬した。普通の少女としての人生を歩み始み始めた綾瀬には〝私のくせに!〟と特に激しく嫉妬した。許せなかった。レヴィーは星界を経由して旧時間軸へ移動。綾瀬を破滅の道へ引き戻した……。
023 綾瀬と同じく記憶を取り戻したズィーガーにはレヴィーをどうすることもできない。せめて綾瀬自身がこれ以上の罪を重ねる前に、自分の手を汚そうと考えている。綾瀬はズィーガーという理解者のおかげで、レヴィーに主導権が移りそうになるのを辛うじて耐えられていた。
024 ギルド“暁”が守護者殺しの討滅に襲来。ガーディアンの姿もあったが、もはや殺害する理由はない。適度に応戦しながらの撤退戦に成功。相手は5人構成だったが、いずれも本調子ではない様子だった。
025 乱れる息を大阪城公園のベンチで落ち着けていたところ、さらなるガーディアンが出現。逃げ疲れていた綾瀬は撃退の決心を固めるが、見知らぬガーディアンの背後から現れたのは見飽きた顔。飛鳥は〝僕らは綾瀬ちゃんを助けに来たんや!〟と告げた。飛鳥とフィエリテは記憶保持者だった。
026 レヴィーが顕現。勝利宣言ののちに姿を消す。いずれ時空ごと総てを消滅させる算段であることを再確認。
027 さらに、飛鳥を捜していた大和とアニムス、綾瀬を捜していたガルマータと遭遇。飛鳥に拒絶された大和が半狂乱となり、ガルマータとアニムスが彼を追った。いずれ白の世界へ出頭することをガルマータと約束。
028 レヴィーとの繋がりを断ち切る、飛鳥起案の「デート大作戦」に渋々参加。大失敗。
029 ゆたか、紗那、イースたちが合流し、作戦の第2ラウンドへ移行。スイとイースは記憶保持者だった。
030 雪合戦で疲れ果てた末、紗那に膝カックンを喰らい、飛鳥に押し倒される。パニックとなり、嫉妬感情よりも羞恥感情と幸福感情が遥かに上回る。ゆたかのイルミネーション演出が追い打ちとなり、レヴィーは綾瀬の内側に潜伏不可能となった。
031 イースの必殺技「シンフォニック・アロー・ゼクスタプル」の黒リソースを担当。レヴィーの呪縛から解放される。
嫉妬のBADEND
032 関係者たちの計らいで飛鳥とふたりきりになる。飛鳥に連れられ、大阪近辺でのデートを楽しんだ。
033 白の世界へ。裁きを受ける覚悟はとうに出来ていた。エンジェルやガーディアンは守護者殺しに厳しい視線を向けたが、ウリエルの口添えにより、白の世界での保護観察処分が決定。
034 あてがわれた家に目を見開く。古びてはいるものの手入れの行き届いたその場所は、かつて両親と仲良く過ごした生家だった。感傷に浸り、不意に涙をこぼす彼女を、ズィーガーは決して茶化さない。
035 トラブル四天王のちょっかいやガムビエルの慰問によるストレスを耐え抜く。
036 神殿へ招集される。四大天聖4名、十二星聖アドナキエル以外11名、竜の姫君、聖典星5名という、そうそうたるメンバー。初見もいれば、見知った顔もちらほら。四大天聖“地”ウリエルは、飛鳥や綾瀬が行ってきた功罪を評価し、いずれ勃発する星界規模の戦いに加わるよう要請。ズィーガーは悪態を付いたが、綾瀬はこれを受諾。
037 進退について迷っていた竜の姫君へ助言を与える。罪滅ぼしを願う同類として放っておけなかった。
第6星界に流星雨が降り注ぐ(枯樹星華編 IG01「ユニゾンドライブ」前後)。
隣接星界である第5星界が第4星界に呑まれ、生命を拒む「シゴ星界」と成り果てる。直後、リング・デバイスが第4星界の管理者U-cthurus(ユークトゥルス)からの宣戦布告を受信。嘲るように〝第6星界の勇者を待つ〟と語った。挑戦権を有するのはリング・デバイスを装着する24名のゼクス使いから10名のみ。
038 リング・デバイスから流れて来た通信を受け、シゴ星界行きの10人枠へ名乗りを挙げる。飛鳥と口をそろえてしまったばかりか、〝頑張ろうな!〟と微笑まれて腹立たしい。
039 白の世界を訪れた静点星クレモラの例外措置により、飛鳥、綾瀬の2名がシゴ星界へ到達。飛鳥がクレモラへ向ける視線が腹立たしい。ほぼ同時に神門、あづみ、千歳、ほのめ、さくらも到着。
040 ユークトゥルスの手荒い歓迎を受け、早々に分断されてしまう。ほのめと迦陵頻伽、さくらとフォスフラム、ズィーガーの姿を確認。
英雄達の戦記「激突!ラスティニー」プロローグ
041 再合流を目指す綾瀬たちに、にこやかに語り掛ける長身の女性がいた。彼女はシゴ星界で暗躍する謎の組織「ラスティニー」のデストラ。母を自称する彼女の言葉を否定すると態度を豹変させ、激昂するのだった。綾瀬とズィーガーはユニゾンし、“束縛”を迎え撃つ。
英雄達の戦記「激突!ラスティニー」in ゼクストリーム 2025.SUMMER 名古屋会場
 
同行 蝶ヶ崎ほのめ+迦陵頻伽,上柚木さくら+フォスフラム,上柚木綾瀬+ズィーガー
座標 シゴ星界(勇者⑥)

旧時間軸(E38・B43以前)