CHARACTER

2016.03.22 【 2023.09.21 update

イリューダ・オロンド

娘のために地獄へ堕ちた凄腕の外科医「イリューダ・オロンド」娘のために地獄へ堕ちた凄腕の外科医「イリューダ・オロンド」

イリューダ・オロンド&マルディシオン

プロフィール

旧時間軸ではダゴン・カルテルの手先として悪事を働いた快楽殺人者。

新時間軸でも重犯罪は避けられなかったが、娘の早期奪還が叶ったため組織からの離脱を決意。

マルディシオンは黒の世界のノスフェラトゥ/トーチャーズ。

ほとんど言葉を発しないが、イリューダの娘であるトネリ・マジョーリと深く結びついている。

新時間軸に時空跳躍した際、3人は記憶を失ったものの、絆は保持。

マルディシオンはトネリのコンディションに応じて鎧の形態を変化させるようになった。

イリューダ・オロンド

Name Iriuda Orondo
Voice 小山 力也
Temper 残虐 慎重
Memo 外科を始め医療全般に精通。
娘のためなら悪事も厭わない。
マルチリンガル。
心理学をかじっている。演技派。
Favorite ハンバーガー
Birth 6.30(蟹座)39歳 ♂
Size 196cm
Job 闇医者 大罪の盾
Family 娘(トネリ・マジョーリ)
Memory 旧時間軸の記憶消失

マルディシオン

Name Maldicion
Voice  
Temper 無意志 無機質
Memo 黒剣の最高峰。
時折発する不吉な呻き声に感情はない。
鎧の中身は虚無が拡がっている。
家族を守りたかったイリューダの願望。
Favorite 鮮度の高い魂
Tribe 黒の世界 ノスフェラトゥ/トーチャーズ
Memory 旧時間軸の記憶消失

イリューダ・オロンドの軌跡

00 メキシコ生まれ。本名「ゴゥド・マジョーリ」。
01 専門としている外科以外にも幅広く知識を持つ、愛妻家の医者として知られる。子供はふたり。幼い娘のトネリが夢遊病を患っており、たまにふらっといなくなる以外は平穏な日々を過ごしていた。
02 トネリいわく外出している間は「友達」に身体を貸しているという。不可解な娘の夢遊病を治療するため、ゴゥドは心理学に傾倒。すぐに頭角を現し、学会の講演会に出演するなど幅広く活躍するようになる。
03 留守宅に強盗が侵入。報せを受け、駆け付けた際に犯人グループのひとりと揉み合いになるが、逃亡を許してしまう。血塗れの家族へ懸命の処置を行うも、併設の診療所が破壊されため、愛する妻と息子の生命を救えず。残されたトネリも失血により生死の境を彷徨った。
04 駆け込んだ総合病院でトネリは一命を取り止めたものの、待っていたのは法外な治療費。その病院は犯罪組織ダゴン・カルテルの息が掛かっていた。自ら執刀を行う環境があれば全員救けられた。犯人を深追いせず家族の治療を優先するべきだった。そもそも診療所を空けなければ良かった。後悔の渦がゴゥドを苛む。
ブラックポイント発生。ゴゥド36歳前後。トネリ4歳前後。
05 借金返済のため、ダゴン・カルテル専属の闇医者「イリューダ・オロンド」としての活動を迫られる。逆らえばトネリの身に危険が及ぶのは明白だった。
ブラックポイント発生から1年経過。ゴゥド37歳前後。トネリ5歳前後。
黒の世界の枢要大罪“傲慢”ルシファーと“強欲”マンモンが赤、青、白、緑の世界に対して全面戦争を宣言。
緑の世界と自衛隊東北方面隊が連携し、福島と群馬・栃木・茨城の境界付近へ防衛線を設置。
06 患者の大半はゼクスの出現で増加した特殊犯罪の被害者。やはり莫大な治療費が請求されるという。医者である以上は救命活動に全力を尽くしたが、時には〝死んだ方がマシだった〟と詰られた。間接的に犯罪へ加担している事実が彼の心を蝕んでゆく。
ブラックポイント発生から2年経過。ゴゥド38歳前後。トネリ6歳前後。
神の降臨と帰還。人類に対する憎悪と恐るべき能力を知る機会は訪れなかった。
黒の世界が青の世界勢力圏である静岡・山梨へ侵略。緑の世界と黒の世界が激突する北関東エリアと合わせ、「極限危険地帯」に指定される。
07 手術の名目で殺しを要求される。たくさんの生命を救ってきたその手で、数ヶ月に渡って数名の要人を暗殺。娘の笑顔に触れている間だけは苦しみを忘れられた。
08 善悪感情が麻痺して久しく、笑顔の優しいお医者さんを演じながら娘と同年代の子供を〝弄んでいる〟瞬間は歓びで魂が震えることに気付く。後ろめたさから徐々にトネリと距離を置くようになり、ゴゥド・マジョーリの名を捨てた。
ブラックポイント発生から3年経過。イリューダ39歳前後。トネリ7歳前後(B44「邂逅<ワールドリンク>」前後)。
現代世界の英雄として名を馳せる都城出雲が、赤、青、白、緑の世界へ「四世界議会」の締結を打診。黒の世界を討つための同盟提案に対し、赤の世界の三賢哲セーラ、青の世界のアドミニストレータ ポラリス、白の世界の四大天聖ミカエル、緑の世界の八戴龍王 和修吉による調印がなされた。和修吉はその後、議員の座を辞退している。
09 トネリが失踪。日をまたいで戻らないのは初めてのことだった。組織は知らぬ存ぜぬの一点張り。それどころか捜索への協力と引き換えに、より熱心な闇医者「イリューダ・オロンド」の継続を要求した。
10 要救助の重傷患者として運び込まれたのはダゴン・カルテルの幹部。例え整形していても、あの日、潰された左目の疼きは収まらない。すべては最初から仕組まれていたと理解し、初めて自らの意思で他者の生命を奪った。
11 トネリが帰還。日数にして10日。壊れかけていたイリューダが我に返る。〝トネリに憑依。いつもと同じ。諜報活動のため。結果。ダゴン・カルテルに拉致監禁。のち任務達成。脱出〟……。愛する娘が極めて無感情に語る。
12 憑依しているのは精神生命体ク・リトのヨグ・ソティス。トネリが「友達」と認識する存在の身勝手さに怒りが込み上げた。家族の仇を討ったことに後悔は無いが、組織の幹部を見殺しにした事実が発覚したら無事では済まされない。
13 〝謝罪と返礼〟……。トネリの姿をしたモノは不思議なゲートを開くと、気配を霧散させた。不思議そうに見上げる娘を抱き上げながら、ふたりはどこへ繋がっているとも知れない新天地へ。
14 ゲートを抜けた先は日本の東京。濃密な黒のリソースに襲われたトネリは次の瞬間、漆黒の鎧に身を包んでいた。もとい、鎧の中に格納された。中で喚いている様子をみるに、本人の意思ではない。
15 ノスフェラトゥの呪詛を原動力とするトーチャーズ「黒剣」。その最高峰「マルディシオン」に選ばれたのだと、不意に現れた赤鎧が告げる。何処かに隠れているより遥かに安全であり、その力を借りたいとも彼女は語った。
16 犯罪組織ダゴン・カルテルを敵に回した以上は、大きな隠れ蓑が必要。イリューダは大罪の軍門へ降った。どうせ血に塗れた人生。トネリが無事ならそれでいい。
17 黒の世界がイリューダを四世界議会〝非公認〟の親善大使へ任命。
18 「四世界サミット」襲撃のため、開催の地である名古屋へ。大罪の使徒グロリアとともに、枢要大罪ベルゼブブのサポートを行う。トネリは父親が悪事に加担していることに気付いており、思い留まるよう訴えている。
19 ベルゼブブ暗殺の任務を受けていた治安維持部隊ケルベロスのアスルを、マルディシオンの「金剛形態」で奇襲。娘の情操教育に配慮し、半殺しで済ませた。会場の警備体制は事前に内通者から知らされていたという。
20 金剛形態はフルプレートアーマーのマルディシオン内部にトネリを格納し、絶対安全を保証するモード。彼女の意思は一切無視される。平常時はトネリが鎧のパーツを纏う形。戦闘力は落ちるが、彼女の意思で行動可能。
21 とりあえずの実績を残したため、追撃を受ける前にサミット会場からの引き上げを図る。ひとりむせび泣いていたグロリアを発見し、引きずって帰った。
 
PT イリューダ・オロンド+マルディシオン+トネリ・マジョーリ

旧時間軸(E38・B43以前)