CHARACTER

2015.04.16 【 2025.08.08 update

天王寺大和

過保護者の代表格少年の心を忘れない「天王寺大和」過保護者の代表格少年の心を忘れない「天王寺大和」

天王寺大和&クレプス

プロフィール

旧時間軸では家族の生活を支えるため、数年間、外人兵傭兵部隊に所属した元ヤンキー。

永遠の中二病であり、ある意味念願の魔王として降臨。それはそれとして、弟の飛鳥が大好き。

クレプスは黒の世界のディアボロス。魔王サタン復活のため大和を利用した。

魔王が討伐されて大和が自我を取り戻して以降は、不可解な行動が多く見られた。

新時間軸に時空跳躍した際、ふたりは記憶を失った。

未だに再会を果たしておらず、大和の傍らには寂しがりの魔人アニムスが佇んでいる。

天王寺大和

Name Yamato Tennoji / Le Ciel
Voice 谷山 紀章
Temper 弟伝道師 中十病
Memo 神が認める特異点。
物心ついた頃から中二病。
サバイバル技術に長ける。視力は5.0。
ギャグの持ちネタは1,000万個。
Favorite カレーライス
Birth 11.23(射手座)22歳 ♂
Size 181cm
Job 元傭兵 建設業
Family 母 弟(天王寺飛鳥)
Memory 旧時間軸の記憶消失

アニムス

Name Animus
Voice 加隈 亜衣
Temper 寂しがり 人間不信
Memo 付近の人物の思考が流れ込んでくる。
負の感情を13回意識すると感情爆発が発生。
永遠の13歳を自称。
厳密にはパートナーゼクスではない。
Favorite たまごやき
Tribe 黒の世界 ディアボロス ♀
Memory 旧時間軸の記憶消失

クレプス

Name Crepus
Voice 牧野 由依
Tribe 黒の世界 ディアボロス ♀
Memory 旧時間軸の記憶消失

天王寺大和の軌跡

000 大阪生まれ。天王寺飛鳥とは兄弟の関係にある。
001 幼少時に父親を失くし、母子家庭となる。高校時代は荒れた生活を送っていたが、ある時思い直し、父親代わりとなって家族を守ろうと心に誓う。
ブラックポイント発生。大和19歳前後。
002 家族には商社へ勤めていると偽り、フランスの外人兵部隊へ入隊。コードネーム「ル・シエル」を名乗るゼクス使いの傭兵として、アフリカ戦線で活躍した。凄腕のスナイパーとして裏世界にもその名を轟かせるに至る。多額の報酬の大半を実家の口座へ振り込む。
003 熾烈なアフリカ戦線では、都度、緑の世界のゼクス(ライカンスロープが大半)が一時的なパートナーとして部隊から配備される。ゼクスが格闘戦を受け持ち、大和は相手のゼクス使いを狙撃した。……はずだった。隣に立つのは広範囲魔法攻撃を得意とする黒の世界のゼクス、自称13歳、精神の魔人アニムス。いつからだったか、最初からだったか、どうしても思い出せない。違和感を拭えない。アニムスも同様の状況だった。
ブラックポイント発生から1年経過。大和20歳前後。
黒の世界の枢要大罪“傲慢”ルシファーと“強欲”マンモンが赤、青、白、緑の世界に対して全面戦争を宣言。
0★ 緑の世界と自衛隊東北方面隊が連携し、福島と群馬・栃木・茨城の境界付近へ防衛線を設置。
004 日本が窮地に陥っていることを耳にする。家族の元へ戻るため、惜しまれつつも外人兵部隊を引退。餞別として愛用のカードデバイスと拳銃が支給され、アニムスも同伴を希望した。
005 いざ帰国しようにも、ゼクスに襲撃される危険性から公共機関の空路は壊滅していた。全世界的な不況から鉄道の運賃も高額。稼ぎの大半を家族に仕送りしたため、手持ちに余裕は無い。ヒッチハイクを駆使してユーラシア大陸を横断し、最終的には漁船をハイジャック。数ヶ月掛けて帰国した。
006 意気投合した船乗りたちから、彼らが知る限りの情勢を聞き出す。地球上で日本にのみ存在する黒の世界のゼクスは、異常なまでに敵視されているという。アニムスをカードデバイスに匿った。
007 血で血を洗う戦場と化していることさえイメージしていた反面、西日本、特に関西地域は以前となんら変わらない様子だった。たまに、白の世界から派遣されて巡回警備にあたっているガーディアンと遭遇する以外は。
008 懐かしの我が家へ帰還。そこには満面の笑顔を浮かべる愛すべき弟・飛鳥、テレビにかじりつく妙な天使フィエリテがいた。弟が自分同様のゼクス使いとなった事実に衝撃を受けたが、才能無くしてゼクス使いにはなれない。飛鳥語り選手権のネタが増えたと喜ぶことにした。
009 さらに、母親が体調を崩して入院中と知る。母親たっての希望で、海外で過ごす大和には伏せられていた。
010 大和も海外で傭兵業を行っていた事実を告白し、飛鳥とフィエリテの前でアニムスをアクティベート。殺意を隠しもしない〝救済者〟エンジェルに対し、敵意をまったく感じさせない〝巨悪〟ディアボロス。飛鳥に諌められたフィエリテは非礼を詫びた。
011 フィエリテとアニムスへ、ひとつ屋根の下で飛鳥に特別な感情を抱かないよう脅迫。
012 画面の向こう側のキャラクターや出演者は感情が読めないという理由で、アニムスもテレビに夢中。フィエリテと打ち解けた。しかし、不幸な事件は起こるべくして起きる――
013 アニメを見たいアニムスを邪魔するフィエリテとのチャンネル争いが激化。感情爆発により部屋が吹っ飛ぶ。フィエリテが展開した防御結界により負傷者は無かったが、崩れ落ちた瓦礫が隣のペンドラゴン使徒教会大阪支部を巻き込む惨事となった。
014 使徒教会は修繕費の受け取りを辞退したが、聖女ニーナ・シトリー目当てにたくさん集まっていたマスコミへ物損被害が発生。多額の損害賠償を請求され、貯金も吹っ飛んだ。
ブラックポイント発生から2年経過。大和21歳前後。
神の降臨と帰還。人類に対する憎悪と恐るべき能力を知る機会は訪れなかった。
黒の世界が青の世界勢力圏である静岡・山梨へ侵略。緑の世界と黒の世界が激突する北関東エリアと合わせ、「極限危険地帯」に指定される。
015 蓄えは心もとなくなり、無職では弟に示しがつかないとして、部屋のリフォームをきっかけに建設業へ就職。体力自慢の陽気な兄ちゃんとして鳶職から可愛がられる。
016 表裏のない性格の大和、飛鳥、フィエリテと過ごす時間はアニムスにとってこの上なく心地よかった。
017 関東方面で起きているという惨事が嘘のように、奇妙な四人家族は平穏な時間を過ごした。母親の病状も快方へ向かっているという。ガーディアンばかりを狙う「守護者殺し」のうわさだけは不安を煽った。
018 建設現場でジャージの似合う外国人労働者サガルマタと懇意になる。バイトを転々としながら「アヤセ」という少女を探しているという。
ブラックポイント発生から3年経過。大和22歳前後(B44「邂逅<ワールドリンク>」前後)。
現代世界の英雄として名を馳せる都城出雲が、赤、青、白、緑の世界へ「四世界議会」の締結を打診。黒の世界を討つための同盟提案に対し、赤の世界の三賢哲セーラ、青の世界のアドミニストレータ ポラリス、白の世界の四大天聖ミカエル、緑の世界の八戴龍王 和修吉による調印がなされた。和修吉はその後、議員の座を辞退している。
019 使徒教会の宣教師を務める天竜ゆたかとフレデリカが、高校の後輩という立場を利用し、飛鳥を誘惑していた。拳銃片手に、特別な感情を抱かないよう脅迫。
020 名古屋で開催予定の四世界サミット会場が、黒の世界のゼクスに襲撃される。不死身の突撃レポーターテクネチウムが治安維持部隊と魑魅魍魎のバトルを全国へ生中継。飛び交うレーザーや魔法に、歴戦の中二魂がうずいて仕方ない。飛鳥にも中継を見るよう求めたが、返事はなかった。フィエリテの姿も見当たらない。アニムスが〝ふたりで買い物に行ったよ……〟と窓の外を眺めながら呟いた。
021 一瞬だけカメラに映った魔人クレプスに既視感を覚えるとともに、アニムスは最初からパートナーゼクスだったのだろうかと、改めて疑問を抱く。瞬間、リング・デバイスが左腕に出現した。
022 夜になっても飛鳥とフィエリテが戻らない。不安を口にする大和にアニムスが〝黙っててごめんなさい!〟と頭を下げた。大切ななにかを思い出した飛鳥は、大切な人との大切な約束を果たすため、家を飛び出した。〝兄ちゃんには内緒にしといてや!〟と語る言葉はいつも通りの軽い口調だったが、焦燥と後悔の感情に塗れた鬼気迫る荒々しい本心が次々に流れ込んできた。
023 温厚な飛鳥らしくない雰囲気に気圧され、初めて本心を隠されたのもショックだった。気持ちの整理がつくまで、頼まれた通りに黙っているしかなかった。泣きながら、途切れ途切れに漏らすアニムスの頭を大和は優しく撫でた。
024 飛鳥を唆した〝大切な人〟の心当たりは隣人しかいない。真夜中の使徒教会へ潜入し、仲良く眠っていたゆたかとフレデリカを瞬時に制圧。しかしながら、読心能力を持つアニムスがふたりの無実を証明してしまった。困惑するゆたかと憤慨するフレデリカに説明を求められ、〝弟が姿を消した〟と打ち明ける。
025 ゆたかと連絡先を交換し、飛鳥捜しの旅へ。同じく綾瀬を捜しているガルマータ(サガルマタ)と協力関係を結んだ。ほどなくして超高性能飛鳥レーダー(大和固有)が対象を捕捉。
026 飛鳥を籠絡しようと目論んでいた綾瀬を糾弾。飛鳥に邪魔者扱いされてハートブレイク。むせび泣きながら逃走。
嫉妬のBADEND
027 バイクで疾走し、気付けば黒のブラックポイント内部へ到達していた。虫の知らせに従い、南東方面へ進路を変更。廃墟と化した人里や魑魅魍魎、なにもかもぶっちぎり、荒んでいた不良少年時代の如く山野を爆進する。
028 テレビの中継で目撃した瞬間から脳裏に引っ掛かっていた魔人クレプスが、飛鳥そっくりの人物を手に掛けようとしている瞬間を目撃。6人の護衛に守られていたため、ひとまず成り行きを見守ると決めたが……。意思とは無関係に身体が動いていた。
029 クレプスと刺し違える。とめどなく迸るふたりの鮮血は、居合わせた者たちへ降り注いだ。
030 バシリカ・トゥームへ救急搬送。アトマスカヤの祈りは届かず、死亡が確認される。クレプスはイリューダの緊急手術で一命を取り留めた。
第6星界に流星雨が降り注ぐ(枯樹星華編 IG01「ユニゾンドライブ」前後)。
隣接星界である第5星界が第4星界に呑まれ、生命を拒む「シゴ星界」と成り果てる。直後、リング・デバイスが第4星界の管理者U-cthurus(ユークトゥルス)からの宣戦布告を受信。嘲るように〝第6星界の勇者を待つ〟と語った。挑戦権を有するのはリング・デバイスを装着する24名のゼクス使いから10名のみ。
031 流星雨の正体は砕け散ったレヴィアタンの感情「嫉妬の破片(she go shard)」。隕石が直撃した地域をシゴ星界へ転移させる。幼いゼクス使いが多い場所を狙うよう、ユークトゥルスは傀儡の王エルピスに進言していた。
032 大和の死で弱ったアトマスカヤの心の隙を見逃さず、封印を打ち破った枢要大罪“憤怒”サタンが現出。入れ替わる形でアトマスカヤが封印される。ネクロノミコンの予言は的中した。
033 環境の激変とサタンの降臨で混乱の坩堝にあるバシリカ・トゥームへ、ユークトゥルスが侵入。大和に魔改造を施す。
034 表人格の裏に冷酷非道な人格を隠し持つ、最後のイレギュラーX「ラ・フラン」へ。サタンの爆雷に紛れて行われた運用実験は上々の結果。仕上げにクローンボディで偽装され、表面上は〝元通り〟となった。
035 どこか既視感のあるドラゴンたちとのメルヘンチックな夢から醒める。殺されたのも夢だったのだろうかと首を捻ると、微かに聞こえる阿鼻叫喚。大和は死体安置所から駆け出した。
036 自分の貌を持つ大罪に躊躇いながらも発砲するが、額を撃ち抜く銃弾は呆気なく弾かれた。常人が扱える武器では太刀打ち出来ないと判断し、近くにいたクレプスへ協力要請。様々な矛盾をはらんでいるが、不思議と違和感は無い。クレプスは討伐協力こそ拒否したものの、態度をわずかに軟化させた。
 
同行 倉敷世羅+オリハルコンティラノ,天王寺大和+クレプス,イリューダ・オロンド+マルディシオン+トネリ・マジョーリ,黒崎春日+ネイ
座標 シゴ星界(嫉妬の破片/バシリカ・トゥーム)

旧時間軸(E38・B43以前)