CHARACTER

2026.08.25 【 2026.08.25 update

エンジュ [iDA]

ミステリアスなお姉さん!緑の世界のアイドル:iDA「エンジュ」ミステリアスなお姉さん!緑の世界のアイドル:iDA「エンジュ」

エンジュ

エンジュ|サンプルデッキ

プロフィール

 アイドル事務所「LiNK」のアイドルユニット「iDA」に所属する、緑の世界のアイドル。

 LiNK所属のアイドルでは最年長であり、求められるまでもなくお姉さん風を発揮する。

 あらゆる技能に精通するが、必要以上に目立つことを避け、手加減しながら日々を過ごしている。

 友人の依頼を遂行するためアイドルとなった変わり種。やがてそれは生き甲斐へと変わった。

 座右の銘は「ALLIANCE WITH」。自分本意にならず仲間とともに歩むべしと自戒している。

エンジュ

Name Enju
Voice 七海 こころ
Temper 高嶺之花 ミステリアス
Memo 感情が希薄。演技でカバーしている。
イメージカラーは緑色。
Favorite お子様ランチ さくらんぼ
Birth 2.19 (魚座) 19歳 ♀
Size 160cm 90-58-86
Job アイドル / ホウライ
Family  
True 獅子島槐(しししまえんじゅ)
Memory 旧時間軸の記憶消失

略歴

01 忍者の末裔。ホウライに欠かせないツノが生まれ付き無く、忌み子として追放される。
02 世間を恨みながら生き延び、いつしか黒の世界の在り様に憧れるようになっていった。
03 懲罰委員会会長からスカウトされるが、一度は断る。
04 戦場で美食楼のロゼットと知り合う。彼女の依頼を達成する手段としてデビュー。iDAメンバーとなる。
05 SHiFTへ挑戦状を叩き付ける。
星影あやなす花冠
06 アイドル活動に専念するため、依頼を円満に解消。
07 非常時の戦闘手段は、様々。宣伝名目で青の世界から贈られた〝ε17の運転〟がマイブーム。

1st single
「デスメタルお姉さん」

PRISM SINGLE

歌 : エンジュ (CV.七海こころ)

作詞 : 真鍋ひでたか 作曲 : 吹野クワガタ,真鍋ひでたか 編曲 : 吹野クワガタ

Discography

Live ID Song Tittle Included in
2021.11 iDA M1 Make your wish come true 「Make your "HAPPY"」 2022.02
2022.05 LiNK M1 ゼクス アクティベート! 10th ~SHiFT&iDA ver~ 「IGNITION」 2023.02
2024.10 iDA M2 Shake me up 「MiRAGE」 2023.08
2024.10 Enju M1 デスメタルお姉さん 「ASCENSiON」 2024.07

「キッカケ」

 ステラ・リース予選ブロック、1位通過を決めた直後の控室。

 打ち上げがてら、お姉さんたちはさらに深く互いを理解するよう、それぞれの過去を明かすことになったわ。

「りあは6人姉妹の末っ子なの」

 カナちゃんは自分のことを、仕事中は〝カナ〟、オフだと〝りあ〟と言う。

 本名がカナリアだからよね。可愛いらしいわ。

「りあはおねーちゃんとのおしゃべりが好きだったの。おうたを教わってからは、おうたも好きになったの。博士も〝上手ね〟ってほめてくれたの」

 博士というのはカナちゃんを創造した、母親のような人物らしいわ。

「歌が家族の絆なのね」

「だけど、家族がバラバラになっちゃった。博士は〝みんな立派に戦って死んだ〟って」

 悲しい現実を打ち明けられて、感極まったアラネちゃんが号泣する。

「カナァァァァ! うちの胸で泣いていいのよ!」

 お姉さんは……泣けなかった。そっち方面の感情は、子供の頃に失くしてしまったから。

 けど、理解は出来る。悟られないよう、いつも通りに振る舞う。

「その幼さで天涯孤独だなんて、非道い話ね」

「くすん……。心の傷を克服して、よくアイドルになる領域まで辿り着いたものね。素直に尊敬するわ」

「おねーちゃんに会ったら治ったの」

「おねーちゃん、生きてたんかい!」

 会えたと言っても夢の中での出来事みたい。それって本当に生きてるのかしら。

 ……でも、実際に会える日が来るといいわね。切にそう願うわ。

 次の語り手はアラネちゃん。〝飽きっぽい〟という独白から始まった。

「なにをしても中途半端で器用貧乏。熱心に打ち込めるナニカを探して、片っ端から手を付けた。ただ、姉妹がうちを見る目も冷ややかになるわけ。んなもん、絶対見返してやるっての!」

「そしてついに、情熱を注げるものを見つけたのね」

「アイドル!」

 嬉しそうなカナちゃんの言葉に、首肯するアラネちゃん。ふたりは本当に純粋ね。

「まじ震えたわ。うちと同年代の女の子が、うちのハートを揺さぶった事実に! ……あ。そいつの名前、ペクティリスって言うんだけどね?」

 あちこちでウワサを耳にするけど、ペクティリスちゃんに憧れる子って多いのね。

 普段は強がってるアラネちゃんも、普通の女の子ってことかしら。

「最後はエンジュね。あんた秘密が多いんだから、ぱーっとバラしちゃって!」

「エンジュおねーちゃんはミステリアスなの」

「うふふ。リクエストにお応えして、とっておきの秘密から打ち明けるわ。ツノがないの」

 ふたりはきょとんとしている。ピンと来ないのも当然か。

「ホウライにとってツノは大事なものよ。人類の尊厳を保ったまま、自然と共に生きる覚悟の証とされるわ」

「エンジュにはそれがない」

「生まれてすぐツノは零れ落ちた。前例のないことだったから、忌み子として扱われた」

 カナちゃんはいまだにきょとんとしてるけど、アラネちゃんは青ざめていたわ。

 お姉さんが辿った運命を察したみたいね。

「棄てられた。閉塞的な社会を憎んだ。素性を隠した。生きるための仕事は選ばなかった。友人はつくらず。一箇所に長居せず」

「うちの経歴だけ生ぬるくて、いたたまれない……」

「気にしないで。長くなりそうだから端折るわね。やぶれかぶれで挑んだ《最凶生物》ザ・ワンとの死闘を生き残ったお姉さんは、戦場で生涯の親友に出会った」

 生真面目な彼女を思い出すと顔がほころぶ。

 初めて信頼を寄せた相手だったから。

「衛生兵のロゼットさんは、素朴ながら笑うと可愛い子でね。満身創痍の身体にお菓子の甘さが染み渡った。忘れていたなにかを思い出すような、優しい……」

「その出会いが、エンジュを変えたのね」

「彼女は打ち明けてくれたわ。大好きな姉と喧嘩別れしたこと。アイドルになると主張する姉を否定したこと。お姉さんは、アイドルにスカウトされたのを思い出した」

「それで芸能界入りを決心したってわけね!」

「不純な動機でごめんなさいね」

「動機なんてどうでもいい。だけどもし、アイドル活動が〝つまらないもの〟なんて感じてたら、うちとカナが目覚めさせてあげる!」

「なの! おうたは良いものなの!」

「縁があって、打算があって、お姉さんはここにいる。けど、信じて。いまね、最高に充実してるの」

 ……充実はしている。

 けれど、感情が希薄になってしまったモノに、ヒトの心を揺さぶることは出来るだろうか。笑顔を運ぶアイドルとして、許されるだろうか。

 分からない。だからいまは信じよう。頼ろう。新しい仲間を。

サンプルデッキ カードリスト(IG14)