蝶ヶ崎ほのめの超化学診療所 2015.05

ほのめ

Illust. 希

[ 2015.05.01 掲載 ]

LOG

2015.04 / 2015.05 / 2015.06 / 2015.07

2015.05.28 vol.11

世界の珍獣展

 みなさまに残念なお知らせがありますの。
 《クラブ・ウォッチング・クラブ》とやらの調査に向かった
 ミケとソマリが、消息を絶ってしまいましたの。

 蝶ヶ崎家のお金を使うとお父様やびんがに怒られますので、
 やむなくアタシのポケットマネーをばらまいて、調査中ですわ。
 旅を共にしたあの2匹に何かあったら、とても寝覚めが悪いですから。
 猫は呪ってくると言いますし。

スローペースとしておきながら2日連続で更新するなんて流石はほの女神様!
毎日チェックしていなければ見逃してしまいそうでした!
〓 HN.0015 〓 眠れる案山子@ファンデッキ寄りZX&YP

 時間が空いた時に書いてますから、更新のタイミングは完全ランダムですの。
 先週はたまたま2日連続でヒマができたということですわ。
 固定の曜日にできればいいのかもしれませんが、なかなか。

 でも、毎日のチェックありがとですの。

 …………ふう。
 びんがも捜索に出動中ですから、久しぶりにひとりきりの時間ですの。
 うるさいのがいなくなると、静か過ぎて逆に落ち着きませんわね。
 ミソス開発者へ送りつける予定の、ミソス候補の資料でも見ながら自己啓発しますの。

マイナー所の霊獣ってことで中国系の四凶、
渾沌(こんとん)窮奇(きゅうき)饕餮(とうてつ)檮コツ(とうこつ)はいかがでしょう。
戦闘能力もカッコよさも中々の物ですよ。
〓 HN.0016 〓 トリニティ@比奈ちゃん48位おめでとう

 四神と言えば青龍、朱雀、白虎、玄武が有名ですが、
 四凶はあれとはまったく別物の、中国に伝わる悪神ですの。
 資料によって姿形が微妙に異なるのですが、特徴を列挙しますの。

 コントン:犬のような熊のような姿。長い体毛。
      善人を忌み嫌い、悪人に媚びる。

 トウテツ:人面の羊。虎の牙。目が脇の下にある。多毛。
      財産を貪る大食らいで、弱者を襲う。

 キュウキ:翼が生えた虎。ハリネズミの体毛を持つ牛とも。
      善人を喰い、悪人をもてなす。

 トウコツ:人面の虎。猪の牙。長い尻尾。体毛もっさり。
      人の話を聞かず、凶暴で猪突猛進。平和を乱す。

 悪神……というわりに、やってることのスケールが小さいですわ。
 世界征服を企む黒崎神門の方がよほど凶悪ですの!

 それはともかく。
 この4体に共通して言えるのが、いずれもふさふさってことですの。
 ミソス化した暁にはもふもふできること請け合いですわね。

 百花繚乱 004/100

最強のミソス軍団に相応しい生命体……として『ミルメコレオ』を推させていただきます。
ミルメコレオは百獣の王として広く知られるライオンと、
自身の数十倍の重さを持ち上げる筋力を持った蟻を合成した、まさに究極の幻獣!!
此奴なら軍師瞬殺でしょう、ええ……。
〓 HN.0017 〓 霜月ケイジュ

 ミルメコレオは前半分がライオン、後ろ半分がアリという、
 どうしてこうなった系の合成獣(キメラ)ですの。
 その姿はアントライオン(=蟻地獄)の語源にもなったようですし、
 ヨーロッパ圏ではメジャーな空想生物みたいですわ。

 最大の特徴は、しょうもない逸話ばかり伝わっている点ですの。

 ・人為的に生み出されるわけではなく、ライオンとアリが交わることで自然発生。
 ・例外なくアリの卵から生まれるため、蟻の巣(地中)が生誕の地となる。
 ・ミルメコレオは成長過程で急激に大きくなり、その大半が生き埋めになって死ぬ。
 ・偶然、人間や獣がピンポイントで土を掘り返さないと地上へ出られずにいずれ死ぬ。
 ・運良く地上へ出ても、アリは草食、ライオンは肉食。どっちつかずで死ぬ。

 ライオンの頭部は肉目当てに動物を襲うものの、アリの下半身が肉を消化できず、
 飢えによってさらに凶暴性を増した状態で襲い掛かってくるそうですの。
 この生存能力の低さ、マンボウの生態を想起させますわね。

 アタシがミソスの開発者なら、なるべく伝承に沿って再現しますけれど……。
 数日で死んでしまうような生物は生み出したくありませんの。

 ちなみに、実際のアリは草食ではなく雑食。
 昔の人は勘違いしちゃってたみたいですけど、みなさんは間違えないよう。

 百花繚乱 005/100

ほの女神様、こんびんが!(迦陵頻伽とこんばんはをを組み合わせたまったく新しい挨拶である)
ミソスの神々の座にふさわしいお方なら、死者の書に登場する打ち倒す者メジェド様は如何でしょうか?
目からビームなんて、某社のマスコットキャラみたいだにょ!
〓 HN.0018 〓 綾瀬杯ご参加ありがとうございました

 びんがはいませんの。

 ……メジェド?
 ついにアタシが聞いたこともない生物が登場してしまいましたわ。
 もしかして綾瀬杯ご参加ありがとうございましたさんの空想の産物ですの?

 驚きですの! 調べてきたら出てきましたの! 神様ですの!
 みなさんも手元の環境から画像検索してみることを強くオススメしますの!
 こんなシンプルデザインの神が存在したなんて!
 以下、偉大なるメジェド様の特徴ですの。

 ・人の目には視えない。
 ・目からビームを飛ばす。
 ・口から火を吐くが口はない。
 ・主食は悪人の心臓。つまり善神。
 ・3秒あれば誰でも描くことができる。

 あっ!

 赤の世界だと、神は、忌々しいブレイバーのカテゴリーに入れられてしまう気が。
 かくなる上は、メジェド様に神の立場から降りてもらうほかありませんの。
 ミソスの未来のために!

 百花繚乱 006/100


九十◯六コーナーへ。
〓 HN.0019 〓 バラバラにする59bits

 想像を絶する生物が生み出されてしまいましたわ。
 その恐ろしさは、すぐにもシュレッダーへ放り込んでしまいたいほどですの。

 百花繚乱 006/100

 

 …………はあ。
 びんがの憎まれ口が返ってこないのは、張り合いがありませんの。

2015.05.22 vol.10

白き来訪者

 前回までのあらすじ。
 窓の外になにかいましたの。
 前回までのあらすじ、終わり。

「来てやったにゃ、愚民ども。
 ひれ伏すがいいにゃー」

「なんだ。猫か」


B11-056「傍若無人な王様ミケ」
Illust. ソガミナベ

「生意気な子供にゃ。
 にゃあをそこらの猫と一緒にするにゃ!
 にゃあは5億5千万の部下たちの頂点に立つ、偉大にゃるケット・シーにゃ!」

「こちらの傍若無人にゃお方は、我らがミケ王様ですにゃ。
 そして我輩はキングミケ城にてミケ王を守護する近衛隊長ソマリと申しますにゃ」

「ああ……ほのめに聞いたことあるし。
 前、うちのあほのめがとんでもない迷惑を掛けたみたいで、ごめんなさい。
 きっとまた無理矢理呼び出されたし? ほんっとーに、ごめんなさいっ!」

「うう……よくできた子にゃあー。
 愚民だとか生意気だなんて言って、ごめんにゃ」

「あたしは迦陵頻伽。よろしく」

「よろしくですにゃ」


B11-047「世界を疾駆するソマリ」
Illust. ソガミナベ

 お互い紹介も済んだところで、改めて久しぶりですの。
 パートナー探しを付き合ってもらって以来でしたわね?

「アレはつらかったにゃあ……。
 でももう、終わったことですにゃ。水に流しますにゃ」

「それと、にゃあたちにも立場ってものがあるのにゃ。
 いまやほのめちゃんは赤の世界のゼクス使い。にゃあたちは白の世界のゼクス。
 パートナーでもにゃいのに、気軽に呼び出さないでほしいにゃあ。来るの面倒にゃし」

「用件は何ですかにゃ?」

 アタシは黒崎神門の動向を調べ、後を追わなければなりませんの。
 なのに、今現在どこでどうしているのかも、つかめていない状況ですわ。
 そこで! アンタたちには各地へ飛んでもらってスパイ活動してほしいんですの。
 ブログの読者にもアレコレお願いしてますが、協力者が多いに越したことはありませんの!

「にゃあはケット・シーの王様なのにゃ。
 王様はそんな末端仕事しないにゃ。ソマリに任せるにゃー」

「ほのめ様は辛い旅を共に乗り越えた仲間。
 我輩個人としても些細な願い事なら応じたいところですにゃ。
 しかし、さすがにスパイ活動にゃんていう危険に身を晒す義理はないですにゃ」

「だってさほのめ。どうすんの?」

「お金の力にも、もう屈服しませんにゃ!」

 見くびられたものですの。
 この任務はアタシのためじゃありませんわ。平和のためですのよ?
 黒崎神門の暴走を放っておいたら、きっと世界はとんでもないことになりますの。
 アイツの野望を阻止した暁には、アンタたちふたりは英雄ですの。

「英雄にゃあ……?」

「富の次は名声ときましたかにゃ。
 ミケ王! ほのめ様の甘言に耳を傾けてはにゃりませぬ、ですにゃ!」

 ちょっと言い間違えましたの。
 ミケの場合は英雄じゃなくて《英雄王にゃんこ》になれますの。

「英雄、王にゃ!? やるにゃ!!」

「ミケ王!? お気を確かに!!」

 ソマリは《英雄騎士にゃんこ》ですわね。

「謹んでお請けしますにゃーん」

「……堕ちたし」

 場合によっては、他世界のゼクスと遭遇するかもしれませんの。
 安全な役目とは言えないかもしれませんが、よろしくお願いしますの。

「ほのめちゃん大丈夫にゃ。
 なにもかも、にゃあたちに任せておくにゃ!」

 本当ですのね!?
 ありがとですの!

「商売で嘘はついてもプライベートは誠実にゃ。
 我々ケット・シーに二言はにゃいですにゃ!」

「ソマリに同じにゃ。二言はにゃいのにゃ!
 ……にゃぱあ。英雄王にゃんこ。いい響きにゃあ♪」

「あれ? いまのって、棚上げになってたスペシャルゲスト関係の話?
 某ゆるふわディアボロスさんに頼むって言ってなかったっけ」

 きっぱり断られましたの。
 詳しい事情は知りませんが、能力に溺れて他世界と関わり過ぎるうち、
 致命的な事故を引き起こしてしまったのが、相当堪えたって言ってましたわ。
 読者からの投稿受付だけは、なあなあのうちに引き受けてもらいましたが。

「そこは引き受けちゃうんだ……」

 それじゃ、ふたりとも!
 手始めにこれの調査へ向かってくださいの!

曖昧な情報で申し訳ないのですが、過去に何度か神門さんと会っているゼクスが、
クラブ・ウォッチング・クラブという団体に所属しているそうです。
ほのめさんがその団体に加入すれば、お近づきのしるしとして、
そのゼクスから何か情報が貰えるかもしれません。
〓 HN.0013 〓 ぜつぼーのまじん z2b

 クラブ・ウォッチング・クラブ。
 どんな活動を行っているのか見当もつきませんが、いかにも怪しげな組織ですの。
 アタシの代わりに潜入調査をお願いしますの!

「……ほのめちゃん」

 どうしたんですの、ミケ?

「いやにゃ。行きたくないにゃー」

「吾輩も急にお腹が痛くなってきましたにゃ……」

 ソマリまで?

「ラブリームリエルちゃんには会いたいのにゃけど、アレは参加したくないにゃ!」

「はっきり申し上げますと、ムリエル様のカニ道楽には関わりたくないですにゃ!」

 ムリエル? 天使の名前ですのね。
 有力な情報の気配がぷんぷんしますの。

 ミケ! ソマリ!
 ケット・シーに二言は?

「うっ。ないにゃ……」

「ほのめ様はミケ王様より傍若無人にゃあ。
 覚悟を決めて、行ってきますにゃ……」

 ふふん、なかなか順調な滑り出しですの。
 黒崎神門へまた一歩近付けた手応えがありますわ。


ジャージ!
〓 HN.0014 〓 ネオ・ニュー・慮萌(りょも)

 あとは果報を寝て待つだけですの。おやすみ!

「ミケさん、ソマリさん。
 無事の帰りを祈ってるし……」

2015.05.21 vol.9

上げて落とす の 落とす方

 こんにちは、ですの。

 そろそろ定例の挨拶が欲しい今日この頃。
 そしてそろそろゲストのひとりも招きたい今日この頃。
 面白いイラストが届きましたの。


ツクール風ドット絵ほのめさん! \ですの/
〓 HN.0007 〓 白窓ヨシキ

 たったの25x28ドット、キャラクター部分だけなら25x16ドットで、おそらく63色?
 よくもまあ小綺麗に表現してくれたものですわ。
 アタシの神々しさを!

「元々が元々だから、べつに神々しさなんて感じないし。
 アホ毛があるからほのめって分かるけど、わざわざ荒くカクカクにする意味が分かんない」

 びんがはドット絵の素晴らしさが、てんで分かってませんのね。
 10%縮小して、各ドットを本当の1ドットにしてみますの。

「すごっ! ちんまりしてても、ほのめって分かる!」

 白衣、赤い髪、あh……くせ毛。
 狭いキャンバスに詰め込まれた “アタシのパーツ” 。
 その再現度を理解したようですわね!
 このクオリティでしたら、びんがのドット絵にも期待が持てますの。

「いやいや、どさくさに紛れてほのめ何言ってんの!?
 いらないからね? 送ってくれなくていいからね? あたしは気にしないからね?」

 ほしいくせに……。
 びんがは素直じゃないですの。

「特定の読者に癒着とか無茶振りすんなし」

 ありきたりの常識や体裁なんて気にしませんわ。
 YES と思ったら YES 、NO と思ったら NO 、KILL YOU と思ったら KILL YOU と言う。
 これがアタシのやり方ですの!

「いろいろ言いたいことはあるけど、もういいや」

ほの女神様の常に前向きなお姿を拝見し、後ろ向きな自分を見つめ直すことが出来ました。
今ではインドア派からアウトドア派へ転身しつつあります。ほの女神様の目的、
達成出来るよう毎日祈祷しております……。ほのめさま ああほのめさま ほのめさま!
〓 HN.0008 〓 しめじ@テイセン[く-01,02]売り子

「拝むだけじゃ飽きたらず、祈祷ときたか」

 燃え盛る炎に向かって、毎日アタシの名前を呼んでますのね。
 蝶ヶ崎ほのめ伝説に、またひとつ新たな項目が加わりましたの。
 第4章、ほの女神様の敬い方大全、的なページが!

「女神は女神でも、もはや邪神の領域のような気がする。
 投稿者はご近所様に妙なうわさ立てられないよう気をつけろし」

 だったらびんがは、邪神の眷属ですのね?
 なるほど。アウトサイダーな方向性で名を上げる手も、ありですの。

「やめろし。冗談でもそゆこと言うなし!
 そんななったら、あたし、ママに申し訳が立たない!」

 なぜ、びんがのお母様が出てくるんですの?

「いや……まあ……」

 正邪なんて第三者の視点次第で変わる要素、どっちでも結構ですの。
 大切なのは信念を貫く不屈の精神と、マイナスをプラスに転換する発想。
 悪い状況、悪い評価は、自分に都合良く受け止めてしまえばいいんですのよ。

「……じゃあ、黒崎神門に負け続けてる悪い状況、ほのめはどう受け止めてんの?」

 もちろん悔しくてたまりませんの。
 でも、屈辱を重ねるだけ、将来、アイツを打ち負かした時の喜びは大きくなる。
 いまはまだ、その瞬間のための準備段階。チャージ期間ですの!

「うわー。極めてありがちな言い訳、かつ、後ろ向きな前向き」

 インドアからアウトドアへ転身した投稿者さんのように、
 アタシだっていつかは、負け組から勝ち組へ転身してやりますの!

「いっそほのめもアウトドアの趣味持てば? 人生変わるかもしんないし。
 そもそも、ほのめの趣味って、何よ?」

 読書、研究、小動物の飼育、弟いじりですの。
 身体を動かすのは苦手ですから、アウトドアは遠慮しときますわ。

「性格は全然違うのに、こういう部分はママときっかり同じ…………フクザツ」

 びんがのお母様とは、気が合いそうですの。
 機会があったら、ぜひ紹介してくださいの!

「絶対やだ」

(あ)ほの女神様に敬礼!!
〓 HN.0009 〓 ひっきー

 (あ)ってなんですの? まさかとは思いますが。

(あ)ほの女神様に敬礼!!
〓 HN.0010 〓 Acony

 一語一句変わらず同じフレーズってどういうことですの!?

「あーあ。この挨拶、きっと馴染んじゃうパターンだよ。
 ほのめのこと馬鹿にしていいのは、あたしだけなのになあ。
 くやしいなあ。もやもやするなあ。定着しちゃったらやだなあ」

びんがちゃん。今日も(あ)ほのめ様へのツッコミお疲れ様です。
今日のツッコミもキレがあって良かったですよ!
〓 HN.0011 〓 リッカ

「したくてしてるんじゃないし」

 やっぱりアンタたち、つるんでアタシを馬鹿にしてますのね?

「得意の前向き思考で受け止めろし。
 気付いてなかったから一応教えるけど、HN.0008のやつでもアホ言われてる」

 あ “あほのめ” さま。

 ……ふむ。
 文章の一部にさりげなく仕込んでくるとは、巧みな作戦ですの。
 おかげで冒頭のドット絵も、顔とスカートの部分がアホの文字に見えて来ましたわ。

「さすがに被害妄想だから」

 ふーんだ! ふーん、ですの! 言いたいヤツは好きにすればいいですの。
 将来アタシが大物になった時、アタシを軽んじたこと、必ず後悔しますの。
 大後悔時代の到来ですの!

(あ)ほの女神様に敬礼!びんがちゃんprpr!
九十◯六への追加ですがマイナーどころでもありませんがナイアーラットホテプとかどうでしょう。
〓 HN.0012 〓 玲音@天災軍師を愛でる会

「prpr言うな。
 ミソス開発コーナーへの投稿だけど、あほのめつながりで、ついでに紹介するし。
 ほのめ、ナイアーラットホテプってなに?」

 少々虫の居所が悪いのですが、女神の寛大さで教えてあげますの。

 ナイアーラットホテプはクトゥルフ神話に出てくる、神のひとり。
 這い寄る混沌やニャルラトホテプの方が、通りがいいかもしれませんの。
 とても興味深い題材ですけど、かの神話は下手に関わると正気が……。

「ほ、ほのめ!? ああ! 窓に! 窓に!」

 文章はここで途切れている。

2015.05.13 vol.8

敬礼会

 ご無沙汰ですの。
 長い休暇も終わったことですし、アタシも本気出しますの。

 受付窓口の魔人ソトゥ子さんから、投稿がじわじわ寄せられてますわ。
 さっそくアタシを褒め称える投稿から紹介していきますの!

「やっぱし、一番どうでもいいソレから始めるんだ」

 当然ですの。
 アタシのテンションを上げるためにも!


全知全能、美の化身たる貴女様に多くの言葉は必要ありません。ただ一言…(`・ω・´)ゞ敬礼っ。
〓 HN.0001 〓 ハサ・ウエスト@ほの女神様親衛隊筆頭

 アンタが筆頭ですのね?
 おつとめご苦労様ですの。

「は? しんえいたいぃぃぃぃ!?
 いつの間にそんなのつくったの!?
 蝶ヶ崎家のお金を無駄遣いすんなし!」

 とんだ言いがかりですの。
 《ほの女神様親衛隊》は自然発生の団体ですの。
 世界がアタシを認め始めた証拠ですのよ。

「まじで……」

 じきに黒崎神門なんて目じゃないくらいの勢力になりますの!

炎の様に紅い髪、芸術的なラインの細身な体、ずっと眺めていても飽きない御御足、
他者に負けない様に努力し、そして気高く生きるその姿……ほの女神様素敵です。
一生ほの女神様について行きます!ほの女神様の親衛隊になりたいです!ほの女神様に敬礼( `・_・)ゞ
〓 HN.0002 〓 カヤマハツセ

 ですの♪

「こんなに書いてくれたのに、それだけか」

ほのめさん可愛い!ほのめさん素敵!一目見た時から大ファンになりました、ぜひ親衛隊に加えて下さい><
〓 HN.0003 〓 アイリス

 好きにしてくれて結構ですの。
 あ、でも、アタシは把握も管理しませんの。
 なにかと面倒ですし。

「ここにも入隊希望者が……。考えなおすし。
 ほのめなんかのために、人生棒に振ることないし」

 蝶ヶ崎ほのめ、その女には人生を棒に振る価値がある。

 なかなかいいキャッチフレーズですの。
 ナイスコメントですわ、びんが。

「みんなどうかしてるし! 目を覚まして!」

ほのめがみ様に二礼二拍手一礼!(人д` )ナムナム…
〓 HN.0004 〓 ぜつぼーのまじん z2b

「ついにここまで……」

 仕方ありませんの。
 無意識のうちに滲み出るアタシの女神力が、人を駆り立てるんですのよ。

「女子力みたいに言うなし。
 ……二礼二拍手一礼って神社参拝の作法だっけ」

 こくりこくり、ぱんぱん、こくり。
 ってするやつですの。

 とはいえ……。
 どんなに女神様と呼ばれ敬われようと、生物学上のアタシは人間ですの。
 公共の場でここまでされてしまっては、さすがに八百万の神様へ恐縮ですわ。
 どうしてもという場合は、自宅や路地裏などで人知れずやってくださいの。

「厚かましい……」

 びんがにも来てますのよ?

蝶ヶ崎びんが様に敬礼!!そして、聖母ほの女神様にも敬礼!!(^_^ゞ
〓 HN.0005 〓 眠れる案山子@ファンデッキ寄りZX&YP

「うっとおしい……」

 なんてこと言うんですの! ダメですの。
 礼を尽くしてくれた相手には、同じく礼を尽くすものですのよ?

「あほのめに言われたくないし」

 薄々思ってましたが、びんがって、案外しつけがなってませんのね。
 親の顔が見てみたいものですの!

「うん。ほんと、見せてあげたい。
 無礼ついでに心底辟易したから、別のコーナー宛ての投稿に移れし」

 わがままですのね。
 では “今回は” これくらいにして、人生相談に移りますの。
 さてさて、みなさんのお悩みはなんですの〜?

ほのめさまほのめさま。どうしてあなたはそんなに美しいのですか。
〓 HN.0006 〓 入賞達成A-sa-gi 83号

「どこが人生相談か! しかも、さっきまでの延長でしかない!」

 どう見ても人生相談ですの。
 アタシの美しさに参ってしまい、助けを求めてるんですのよ?

「そうかなあ……。
 そうかもしれないけど……そうあってほしくないかも」

 では、びんがはどう解釈しますの?

「文面通りに、ほのめが美しい理由とやらを答えればいいし。
 シャンプーや香水のお気に入りの銘柄とか、健康に心がけてることとか、あるんじゃないの」

 カチッ。

『ほのめが美しい』

「!?」

 カチッ。

『ほのめが美しい』

 今後、使えそうなセリフを録音しましたの。にやにや。

「あー……もういい。疲れたし。
 それでこの投稿が、あほのめの主張するような人生相談だったとして、どうすんの」

 架空の人物、アイドルといった現実にはなかなか手の届かない相手に対する感情の高まり。
 ……うんうん、ありますの。
 かくいうアタシも神話好きですから、とても共感できますの。

「おっ、それっぽい導入。それで?」

 以上ですの。
 相談に乗りましたの。

「乗っただけだーーーー!
 まさかの乗りっぱなし! 適当過ぎるこの人!
 せめてもうちょっと、まともなアドバイスしろし!」

 でしたら、欲しいものは金の力で強引に引き寄せればいいですの。

「結局それか!」

2015.05.01 vol.7

投稿受付開始

 いたいけな小学生に変装してまで小学校へ潜入してきましたのに、
 残念ながらアイツの気配はありませんでしたの。
 あの仏頂面で年甲斐もなく、学芸会の木の役なんてしてたら、
 笑い飛ばしてあげようと思ってましたのにっ。

「よく無事に戻ってきたし」

 なにがですの?

「ほのめみたいに図体のでかい小学生なんて、いるわけないし。
 絶対、不審者として捕まると思ってた」

 もちろん声をかけられまくりでしたの。
 でも “リソースの影響で大きくなっちゃった” って説明したら、
 ほとんどの先生と生徒のみなさんは、同情とともに納得してくれましたわ。

「リソースにそんな影響ないし! ……ないよね。知らないけど。
 ていうか、科学者のくせにその場しのぎの眉唾な理論打ち立てるなし!」

 納得してくれない面倒なヤツには、少々のおこづかいを持たせましたわ。

「結局、金の力か!」

 アタシのポケットマネーですの。
 資産には手をつけてませんわ。

「アンタのお金だって、蝶ヶ崎家のお金だし!」

◆ ◆ ◆ ◆

 そんなことより、いよいよ本格的に投稿募集を開始しますの。
 ゴールデンウィーク明けくらいからスタートできれば良いかと。

「……はいはい。具体的にどうすんの?
 各世界のスペシャルゲストを呼ぶための方法だって、解決してないし」

 某ゆるふわディアボロスの力を借りますわ。
 あの人脈、やはり利用しない手はありませんの!

「え? 前にも裏方役頼んで、断られてるし。
 力を暴走させて謹慎期間だからとか、休養期間だからとかなんとか」

 あれからそこそこ時間も経ってますし、
 なにも夢リンクの部屋を使わせてもらうとは言ってませんの。
 投稿受付業の代行やスペシャルゲスト仲介業くらいなら、問題ないはず!

「そうかもしれないけどさ。ちゃんと了承してもらったの?」

 いいえ? こういうのは、言ってしまったモノ勝ちですの。どうせヒマしてるでしょうし。
 というわけで! 当企画《蝶ヶ崎ほのめの超化学診療所》宛の投稿の数々は、
 指定のツイッターアカウントへ、お願いしますの!

「これはひどい……」

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