数えきれないZ/X用語

131 Words [ 2018.03.09 Last Update ]

収録ワード

   
index_00 転身
墓城七姫
誓装(契騎) / 竜域(エネルゲイア)
討ち祓う者(アシピユ) ※追記 / 冥界 / 鑰匙 / 楽園 ※追記
index_01 暁十天 / 転身
アステリズム / アドミニストレータ / イレギュラーX / XIフラッグス / ウェポンクラウド / NIS / ε17 / オリジナルXIII
暗黒騎士 / エンジェル
鮮刀子集団 / アトラクナクア / イリューダ・オロンド / 円卓会議
ヴェスパローゼ
アクティベート / アルターフォース / イグニッション・オーバードライブ / 誓装(契騎) / イグニッション久保田 / 覚醒者(ウェイカー) / エヴォルシード / 竜域(エネルゲイア)
討ち祓う者(アシピユ)
index_02 ガーンデーヴァ / ギガンティック / 九大英雄 / 極麗六鳥 / 九頭竜学院大学
キラーマシーン
ガーディアン / 上柚木さくら / 記憶転生 / ケット・シー / 五煌聖獣
上柚木八千代 / グール / 黒剣八魂
五頭領
カードデバイス / カール・ワイバーン / キャプチャー
叶えし者(キラツ) / ギルガメシュ
index_03 三博士 / 創星六華閃
三神器 / 獅子島・L・七尾 / シャスター / シャスターFPGAアトラス / シンクロトロン
十二使徒 / 終末天使 / セイクリッドビースト
神祖の仮面
桜街家 / 桜街紗那 / 四皇蟲 / 千年國 / ソーマワクチン
Z/X / ゼロオプティマ
死灰 / シャイニングエンジェル / 邪竜 / 焼失 / 神門
index_04 蝶ヶ崎ほのめ
超既視感
ダゴン・カルテル / ディアボロス / デススミス商会 / 百目鬼財団 / トーチャーズ
大樹ユグドラシル / 百目鬼きさら
特異点(竜の巫女視点)
神(ディンギル) / 神域(デュナミス) / 特異点(神視点)
index_05 NOAH計画
NanaoXX
ニーナ・シトリー / ニャインライブズ
七大罪 / ノスフェラトゥ
七枝刀
index_06 ブレイバー
バトルドレス
ペンドラゴン使徒教会
ハイドラ財団 / プレデター / 墓城七姫
破神祭 / 八大龍王 / 八宝美神 / プラセクト / ヘルソーン / ホウライ
始まりの竜 / ブラックポイント
願う者(ヒツ) / 賜わりし者(プリュツ)
index_07 マイスター / ミソス / 都城出雲
マーメイド / マスプロトロン / メタルフォートレス
メインクーン
マルディシオン / 冥土三姫
冥界
index_08 四大天使
四凶星
鑰匙
index_09 雷鳥超 / リヴァイアサン / レーベ・エンデ
ロイガー・ダイナミクス
ライカンスロープ / リーファー / 龍王殿 / リンドヴルム協会
リソース / リソース症候群 / 竜の巫女 / 竜脈
楽園

暁十天

[ あかつきじゅってん ] 称号 / 赤の世界

 ハイドラ財団の指示を受けNOAH計画を進めていた九頭竜学院大学の天才青年科学者は、本来の計画を無視し、錬金術をも駆使して、新人類ブレイバーを生み出すことに成功した。後に三博士のひとりと呼ばれることになる青年は、亡き妹の魂と肉体を完全にリンクさせて蘇らせるため、ブレイバーを生み出す実験を続けたが……試みは芳しくなく、徐々に正気を失いつつあった。

 彼を兄のように慕うひとりの女研究者がいた。青年は彼女が発案したギガンティックを生み出す技術に数々の助言を与えたばかりか、ブレイバーの能力を高める相手役にギガンティックが必要だとハイドラ財団に掛け合い研究資金を引き出すなど、生きていれば妹と同じ年頃のその女研究者を可愛がっていた。

 妹の復活に取り憑かれた青年を見守ることが辛くなった女研究者は、拠点を南アフリカへ移してからもブレイバーの実地試験にギガンティックを使い協力していたが、ある時、最初の九大英雄たるアーサーが反旗を翻して研究所を脱走したこと、それを機に青年がいよいよ狂気に堕ちようとしていることを知る。

 青年の研究を止めるため、女研究者は暁十天の創造を決意した。

 やがて、暁十天率いるギガンティック軍団が研究所を強襲。どさくさに紛れて青年の編み出した技術を盗まんとする者たちも現れ混乱する中、アーサーの追手としてつくられた残りの九大英雄たちは、暁十天たちと交戦状態に陥った。彼らは研究所の崩壊後も、世界中に散らばって、地上の覇者となるべく戦い続けている。

 ギガンティックを生み出す技術が認められ、後に青年と同じく三博士のひとりとして名を連ねることになる女研究者も、その後の消息は分かっていない。

アクティベート

[ あくてぃべーと ] 技術・技法 / 現代・竜域

 ゼクスをカードデバイスから開放し現出させる行為を指す。

 アクティベートと同時にカードデバイスはリソースを放出するようになり、連続使用により蓄積されたリソースはデバイス周辺に擬似的なブラックポイントを構築するだろう。これにより、周辺のブラックポイントの有無に関わらず、存在が強力なゼクスのアクティベートを可能にするのだ。

鮮刀子集団

[ あざとうすしゅうだん ] 組織 / 黒の世界

 円卓会議を構成する企業のひとつ。

 表の顔は香港を本拠地とする巨大な穀物商社であるが、その出自は晋の時代より続く風水師の集団と言われている。

 冷戦の時代にハイドラ財団と手を組んだ彼らは風水の技術で天候を操り、世界的な大凶作を演出することで、同業他社を廃業に追い込んだり買収するなどして勢力を伸ばした。冷戦期以後も恣意的に世界中で異常気象を作り出し、人々の飢えを商売にしている。

 元の時代には日本への遠征に手を貸したが《百目鬼》と呼ばれる陰陽師の集団に阻止され、それ以降数百年来、百目鬼財団とは血で血を洗う抗争を繰り広げてきた。

 仮面の属性は「暴食(gluttony)」。

討ち祓う者(アシピユ)

[ あしぴゆ ] 称号 / 神域

[ 2018.03.09 追記 ]

 神エンキの遣いである斑鳩つばさを通じて《浄めの矢》を射ることができるようになった者。《叶えし者》の深度を能動的に下げられる唯一の存在。

 その能力の性質上、現時点で《討ち祓う者》となれるのは弓矢の熟練者に限られる。また、間接的に神エンキと契約することになるが、心や魂が穢されることはない。

アステリズム

[ あすてりずむ ] 組織 / 青の世界

 オリジナルXIIIに次ぐ、高性能戦闘用バトルドレス(ドゥーベ、メラク、フェクダ、メグレス、アリオト、ミザール、ベネトナシュ)から成る秘密組織の名称である。表向きはシャスターの忠実な駒として、リヴァイアサン(海)、ジズ(空)、バハムート(陸)のいずれかの部隊に所属し青の世界の治安維持に従事しているが、実はアドミニストレータ ポラリスと意思を同じくする者たちである。

 しかし、ポラリスや彼ら自身は知らない。アステリズムがシャスターのバックアップとして生み出された存在であることを。

 月曜日 … ドゥーベ
 火曜日 … ミザール
 水曜日 … フェクダ
 木曜日 … メラク
 金曜日 … メグレス
 土曜日 … アリオト
 日曜日 … ベネトナシュ

 彼らはそれぞれの曜日に起きた出来事を分割してバックアップさせられている。ひとりずつでは何の意味もないが、定期的に彼らのデータが統合されることで、シャスターの安全性は保護されている。逆に言うと、彼らの中にあるシャスターのデータをリライトすることでシャスターに影響を与えることが出来る可能性があるが、当然、セキュリティは甘くない。

アドミニストレータ

[ あどみにすとれーた ] 称号 / 青の世界

 青の世界を支配するスーパーコンピュータ・シャスターを開発した7人の天才エンジニア、それがアドミニストレータと呼ばれる者たちである。

 その肉体は失われて久しく、記憶のすべてはコンピュータに記録されている。人類の前に現れる時もアバターと呼ばれる人型アンドロイドを遠隔操作しているに過ぎない。彼らはまさにデータ人間と表すべき存在なのだ。

 通常、アドミニストレータの本体はシャスターのミラーコピーとともに世界のどこかへ隠され、居場所は互いにも知らされていない。また、各々が1体のオリジナルXIIIによって守られている。アドミニストレータが自分を守護するオリジナルXIIIを他の場所に派遣するのは、よほどの一大事が発生した時に限られるだろう。

   
ベガ オリジナルXIIIの開発者。ある理由で各務原あづみに執着している。オリジナルXIII Type.Iが彼女を守護している。
アルタイル バトルドレスの共同開発者。詳細不明。Type.IIIに守護されている。
デネボラ キラーマシーンの開発者。何者かによるキラーマシーンの暴走に頭を悩ませている。Type.Vに守護されている。
カノープス メタルフォートレスの開発者。究極の兵器を作るためローレンシウムとその兄弟機を争わせる。Type.VIIに守護されている。
アルクトゥルス [ 2017.12.07 追記 ]
あらゆる技術を理解し拡張する者。青の世界の暗部を担い、ソルの右腕として活動する。Type.IXに守護されている。
ポラリス シャスターに支配された青の世界を良く思わず、対抗するために現代世界の科学者と共同でカードデバイスを開発した。Type.XIに守護されている。
ソル シャスターを設計したメイン開発者。アドミニストレータのリーダー格だが詳細不明。Type.XIIIに守護されている。

アトラクナクア

[ あとらくなくあ ] 組織 / 黒の世界

 円卓会議を構成する企業のひとつ。

 表の世界ではフランスのパリを本拠地とする宝石業界最大手《ルクスリアグループ》として名が通っており、世界規模で芸能事務所やモデルエージェンシーを経営し、世界中から集めた美女たちによって美の世界を支配している。

 しかし、その実態は女性の武器を最大限に活かし15世紀から暗躍を続けている、女性だけで構成された暗殺者集団アトラクナクアである。彼女たちの色香に惑い、闇に葬られた哀れな権力者たちの数は知れない。

 仮面の属性は「色欲(lust)」。

アルターフォース

[ あるたーふぉーす ] 技術・技法 / 現代・竜域

 カードデバイス使用者と竜の巫女の願いが繋がった時に発動すると言われている力ーー
 「イグニッションオーバードライブ」

 緑の竜の巫女クシュルの死を超越する進化への想いによって発動した力ーー
 「エヴォルシード」

 そして、赤の竜の巫女メイラルの強者を勇者に覚醒させる祈りによって発動した力ーー
 「アルターフォース」

 竜の巫女の願いに反応するよう、アドミニストレータ ポラリスによって作られたカードデバイスは、イレギュラーな存在であるはずの他の世界の巫女たちの、想いや祈りにも反応を示してしまった。

 果たして激しい戦乱の世と化したこの世界は、何色の未来へと突き進んで行くのであろうか。

暗黒騎士

[ あんこくきし ] 称号 / 白の世界

 神祖の嫉妬の仮面をかぶり、エンジェルでありながらディアボロスとなったガムビエルの新たなる能力《反転》。その領域に触れた者は潜在意識に眠る感情……通常であれば負の感情を喚び起こされ、性格や考え方が正反対になってしまう。白の世界を護るという確固たる信念を持つガーディアンには特に有用であり、彼女はこの能力を用いて私設軍隊を結成しつつある。

 ガムビエルは彼らを暗黒騎士と呼んだ。

イグニッション・オーバードライブ

[ いぐにっしょんおーばーどらいぶ ] 技術・技法 / 現代・竜域

 ゼクスの複数同時使役を可能にする能力、それがイグニッションオーバードライブである。厳密には発動の準備段階を《イグニッション(IG)》、複数使役完了の状態を《オーバードライブ(OD)》と呼称する。

 リソースの流れを読み取る能力以上にカードデバイス使用者の才能が問われるため、発動させられる者は非常に稀。仮に才能に恵まれたとしても自在に発動させることは不可能だという。

 本来カードデバイスに備わっている機能ではなく、発動のメカニズムは謎に包まれている。想像主たる神のごとき所業から、自ら《IGOD》を名乗る使用者もいる。

 謎に包まれていたカードデバイスの当機能については、純粋に「この世界を守りたい」と願う存在と竜の巫女の心が繋がった時に発動する現象という説が、その後の研究で有力視されている。

誓装/契騎

[ いぐにっしょんおーばーぶーすと ] 技術・技法 / 現代・竜域

 白の竜の巫女ニノと黒の竜の巫女バラハラが共同開発した技法。絆を結んだゼクス使いとパートナーゼクスが行使でき、ふたつの身体がひとつに合体する。具体的にはゼクスの身体能力を遥かに増幅された状態が維持される。

 竜の巫女が編み出した技法ではあるが《誓装》する両者の間になんらかの絆さえ確立されていれば、神に与し者であろうと利用可能。また、絆の練度が一定基準へ達していない者同士で行使した場合は《契騎》と記載される。

イグニッション久保田

[ いぐにっしょんくぼた ] 人物 / 現代

 ゼクスやその使役者たちが己の未来のために闘う場で、しばしば姿を現す黒スーツの男。自らカードデバイスを手に戦うことも多く、けっこう強い。だが、交戦した者は口をそろえて「絶望するほどでもない」と唱えていることから、ラスボスになりきれない中ボス的立ち位置を確立しつつあるようだ。

 座右の銘は「なんでこないなってもうたんや……」。飛鳥の明言のいわゆるひとつのパクリだが、失意体前屈気味に発音するのが特徴。

 彼は常に派手な仮面を装着しているため、当初、ディアボロスではないかと考えられていたが、複数の異なる意匠の仮面が目撃されているため「ディアボロスにしては節操がない」として恥ずかしがり屋説、自分のことをカッコカワイイと思い込んでいる一般人説など、様々な憶測が飛び交う結果となってしまった。

 活動目的は謎に包まれている。

イリューダ・オロンド

[ いりゅーだおろんど ] 人物 / 現代・黒の世界

 国籍不明、年齢不詳の中年男。あらゆる犯罪の背後に潜むと云われる闇の組織ダゴン・カルテルに所属する。

 表面上は気のいい人物を装うが、真の姿は女子供の断末魔の声を何よりも好む快楽殺人者。組織から神祖の仮面捜索の命を受け、日本を訪れた。

「聴かせてくれよ、なあ、魂の叫びをよ!」

イレギュラーX

[ いれぎゅらーてん ] 称号 / 青の世界

 かつて、アドミニストレータ デネボラがアドミニストレータ アルクトゥルスとともに他世界の技術を研究し、開発していた究極破壊兵器。キラーマシーンの原則である大量生産から外れているため、イレギュラーの名が冠された。イレイスには青の世界へ頻繁に潜入するケット・シーが残したリソースパターンと、闇の経路から入手したプラセクトの甲殻構造が流用されている。

 革命軍へ加わる際にデネボラはプロジェクトを凍結し、壱号機であるイレイスを弐号機サイバーレックスや参号機ブライトロンの設計データとともに秘匿した。しかし、神ティアマトがそれを暴きアルクトゥルスへ譲渡したことにより、彼女のあずかり知らぬところで開発が進められている。

XIフラッグス

[ いれぶんふらっぐす ] 称号 / 青の世界

 マーメイドたちはシャスター側の反乱鎮圧部隊リヴァイアサンとの激戦の最中、11隻の戦艦型メタルフォートレスを鹵獲(ろかく)した。鹵獲された戦艦はアドミニストレータ アルタイルによって改造され、マーメイドたちの最高戦力、最終兵器となった。その11隻の旗艦を指揮するマーメイドの提督をXIフラッグスと呼ぶ。鹵獲の際、11隻の戦艦型メタルフォートレスは戦闘中に突然機能を停止したなど、明らかな初期不良が見られたという未確認情報もある。

 なお、改造された戦艦の甲板はコンサートホールとなっており、マーメイドたちがクラシックコンサートを開催するほか、有事の際は楽器型の武器で敵を迎え撃つこともできる。

[ 2017.12.07 追記 ]

 艦隊編成は以下の通り。旗艦に搭乗するシュバルトはXIフラッグスの襲名を断り続けている。

 1番艦 … シュバルト
 2番艦 … ルートヴィヒ
 3番艦 … 
 4番艦 … タルティニ
 5番艦 … クローディア
 6番艦 … シュターミラルゼ
 7番艦 … ヴェルテ
 8番艦 … 
 9番艦 … シェスパティエ
 10番艦 … シャリーノ
 11番艦 … フレデリカ

覚醒者(ウェイカー)

[ うぇいかー ] 種族 / 現代・竜域

 竜の巫女の祝福を受け、秘めたる能力を開花させた者たち。人の枠を逸脱するわけではなく、叶えし者のような異能力は得られないが、リソースを扱う能力が格段に向上する。

 本来的に竜の巫女は世界の監視者であり、個人へ必要以上の肩入れすることは滅多にない。それだけ神の降臨に危機感を抱いているのであろう。

ヴェスパローゼ

[ う゛ぇすぱろーぜ ] ゼクス / 緑の世界

 正式名称、魔蜂姫ヴェスパローゼ。大樹ユグドラシルによって生み出された、プラセクトたちを操るための知能を持った端末のひとつ。ユグドラシルに敵対する勢力の索敵・攻撃を行っており、ヴェスパローゼはロシア方面を管轄していた。

 甲虫女王ヘルソーンが敵対勢力ごと殲滅させるような派手な行動を取るのに対し、ヴェスパローゼは害悪となる人物個人に狙いを定める。抹消を確認するまで標的が変わることはない。ここしばらくは「傀儡として育て上げた」百目鬼きさらの運用実験中だが、次の標的に選ばれる人物はすでに決定している。

ウェポンクラウド

[ うぇぽんくらうど ] 技術・技法 / 青の世界

 電脳世界にある戦闘用バトルドレスのための武器倉庫。武器や装備はデータに変換されて収められており、電送された瞬間に実体化する。戦闘用バトルドレスそれぞれに個別のストレージが用意されており、オリジナルXIIIなど優秀な機体ほど、その容量も大きい。

 青の世界を裏切ったリゲルが現在もシャスターに悟られずにウェポンクラウドへアクセスできるのは、青の世界の中枢に彼女たちを支援している何者かがいるからかもしれない。

エヴォルシード

[ えう゛ぉるしーど ] 一般名詞 / 現代・竜域

 世界各地でドラゴンのような未確認物体が目撃され始めたのと時を同じくして、カードデバイスへの「EVOLSEED」という表示とともに、未知のパワーが顕現したという報告が相次いでいる。

 竜の巫女と敵対する別勢力によるカードデバイスのハッキングなのではないかという学説も挙がっているようだが、想像の域を出ていない。

 いずれにせよ、まだまだカードデバイスの研究は進んでおらず、我々の知らない機能が隠されている可能性は捨て切れない。

竜域(エネルゲイア)

[ えねるげいあ ] 一般名詞 / 竜域

 最初は《神域》だけがあった。神エンキはたったひとりの少女だけがぽつんと存在する、なにもない異界の存在に気付いた。神エンキは少女をエアと名付け、その世界に様々なものを創造した。新たな世界は《竜域》と名付けられ、エアは《竜域》を見守る巫女となった。

 現代世界および創世から現代へ至るまでの過去を指す。赤の世界、青の世界、白の世界、黒の世界、緑の世界は《竜域》ではない。

NIS

[ えぬあいえす ] 技術・技法 / 青の世界

 CIA(アメリカ合衆国中央情報局)が世界各地のゼクスの情報を集め、分析するために作ったスーパーコンピュータがNIS(National Intelligence System)である。NISの主な機能としては以下のものが知られている。

 ・CIA所属のゼクス捕獲要員へ標的の情報を提供。
 ・同、捕獲要員の戦闘を無人偵察機でサポート。
 ・無人戦闘機でゼクスの情報を収集、データベースへ蓄積。

 NISが制御する無人戦闘機は数十機に及び、これらはすべてブラックポイント付近まで接近することが可能。特に日本は5世界すべてのブラックポイントが発生した稀有な地域であるため各地でCIAのエージェントが暗躍しており、無人偵察機も多数飛来している。

ε17

[ えれめんたりーせぶんてぃーん ] 称号 / 青の世界

 革命戦が成功を収めたことをきっかけに「他世界との前向きな交流」を掲げて開発されているメタルフォートレス。平常時は娯楽用のレーシングマシーンとして活動しており、他世界の企業がスポンサーとして資金提供を行う。1号機にあたるグルーオンのみ計画を前倒して製造され、そのままライカンスロープの里へ寄贈された。龍王殿の襲撃の際にも救出活動で活躍している。

 その特殊過ぎる背景から、予定にある17機すべてが完成する見通しは立っていない。当然であるが有事の際は変形し、戦闘兵器としても活躍する。

エンジェル

[ えんじぇる ] 種族 / 白の世界

 精神力を翼やオーラとして具現化する能力を得た未来の人間であり、平均身長は170cm〜200cm。白の世界においては精神力の強さこそすべてであり、翼の形状や大きさに加えて枚数の多さ、さらには光輪・後光・王冠の有無などにも影響するため、美麗かつ荘厳であるほど階級が高くなる。彼らは知性派であるが故か、非常に排他的な思考を巡らせており、統制による支配を目指している。

 その干渉は白の世界のみならず、敵対する者には容赦のない制裁を加えることも多い。ゆったりしたワンピース状の服装を好み、武装も華やかさを失わないよう部分防具を装着する程度。

円卓会議

[ えんたくかいぎ ] 組織 / 黒の世界

 これは黒の世界に支配された我々の世界がたどるだろう「未来」の姿である。

 世界的な大恐慌の発生によって各国政府の財政は破綻し、アメリカ、イギリス、フランス、メキシコ、シンガポール、香港、日本―― 7つの地域にあった巨大企業が、世界経済を牛耳るほどにまで成長していった。その7大企業のトップのみで組織される会合の場が、円卓会議である。円卓会議はやがて、世界そのものを手中に収めた。

 この世の富のすべてを独占し、貴族のように振る舞う円卓会議のトップたちが欲望のおもむくまま不老不死を求めるようになった頃……。彼らは仮面を手に入れた。殺した相手の寿命を奪い、永遠の命を約束された彼らは七大罪と呼ばれ、人々から恐れられることとなる。

 仮面の所有者たちは他者の命を奪うことに適した形態へ、自らの肉体を改造した。さらに、戦闘を補佐する道具としてトーチャーズやプレデターの開発に没頭。また、屍を再利用するためノスフェラトゥの開発をも行った。おぞましい勢いで増加するノスフェラトゥは、新たなノスフェラトゥを生み出す……。

 世界が混沌を窮める中、諸悪の根源である七大罪はついに不老不死の域へ到達した。もはや寿命を奪うために人を殺すのではなく、無限の時を過ごす退屈しのぎのためだけに他者を殺める異形の者たち。

 黒の世界は凄惨かつ滅亡しか望めない未来へ突き進んで行く……。

転身

[ おーばーぶーすと ] 技術・技法 / 現代・赤の世界・竜域

 赤の世界の三博士のひとり倉敷博士が編み出した技法。無機生物ギガンティックを鎧として纏うことで、装着した者の戦闘力を飛躍的に向上させる。未完成の実験段階であり、身体への負担削減が課題となっている。

 この技法をヒントに、白の竜の巫女ニノと黒の竜の巫女バラハラが、ゼクス使いとゼクスを合体させる技法の開発に着手。ニーナ・シトリーとメインクーン、天王寺飛鳥とフィエリテ、上柚木綾瀬とズィーガーをサンプルとした実験を経て、誓装(イグニッション・オーバーブースト)が完成することとなる。

オリジナルXIII

[ おりじなるさーてぃーん ] 称号 / 青の世界

 数多く存在するバトルドレスの基礎となった13機と、それをまとうサイボーグたちの総称。13人のサイボーグたちはいずれも、過去、人類の中で最もバトルドレスと親和性の高かった「ある人物」のクローンである。

 アドミニストレータを守護する7機のバトルドレスには奇数番号、生き残った人類の殲滅や治安維持に従事している6機には偶数番号が割り振られている。ほかの量産型バトルドレスとは異なり、常に最高の技術が採り入れられ現在もなお進化を続けている。

ガーディアン

[ がーでぃあん ] 種族 / 白の世界

 光沢に彩られた優美なパワードスーツをまとう、エンジェルとは異なる進化を遂げた人間。他勢力へ干渉することには無関心ながら、干渉されることには断固とした態度を見せる、白の世界の穏健派。物々しい風貌はれっきとした肉体の一部。精神力が防衛本能を色濃く具現化させた結果である。

 丸みを帯びた芸術品然としたパワードスーツの片隅に顔や上半身を露出させている場合が多く、辛うじて人類であることを再確認できるが、サイズに関してはもはや常軌を逸している。小柄な者さえ3m、果ては500m級ガーディアンの目撃例もあったという。

カードデバイス

[ かーどでばいす ] 一般名詞 / 現代

 ブラックポイントが絶えず放出しているものと同質のエネルギーであるリソースを発生させ、ゼクスを捕獲・使役できるカード型機械端末。ゼクスを捕獲することをキャプチャー、解放することをアクティベートと呼ぶ。

 無論、デバイス内部もリソースで満たされているため、傷ついたゼクスの体力回復が可能である。現代の科学者が開発したものだが、明らかなオーバーテクノロジーが随所に用いられている点から、ゼクス側が「何らかの思惑のもと」協力したのではないかと、まことしやかに噂されている。

 現段階の流通量は少なく、警察や軍隊などゼクスに抗う国家権力に若干数配備されている程度。まがいものが高額で闇取引されているようだが……? 運良く正規品を手に入れたとしても今度はゼクスを制する力量を問われ、使いこなすのは至難の業。特にリソースの流れをつかむためには、年齢や経験よりも天性の才能が必要になるようだ。

 カードデバイスは日々改良が重ねられており、性能の異なる複数のバージョンが存在するという。

カール・ワイバーン

[ かーるわいばーん ] 人物 / 現代

 北アーカム大学で物理学と量子力学を教えている。専門は他世界解釈。マサチューセッツ州在住のドイツ系アメリカ人で、身長203cm。

 大の親日家として知られ、学生時代に忍者が活躍する小説の主人公に憧れて来日。伊賀で忍術を学び、神戸の聖竜学園高等学校の英会話講師を経て、北九州の九頭竜学院大学に留学後、帰国した。

 研究内容の特殊性から学会からは中々認められない苦労人であったが、ブラックポイントの発生後はハイドラ財団から支援を受け、世界中で特異点の候補者を探している。

 上柚木綾瀬とは、母方の遠い親戚筋に当たる。

ガーンデーヴァ

[ がーんでーう゛ぁ ] ゼクス / 赤の世界

 創星六華閃の名を持つ、偉大なるマイスター。極度の潔癖症と曲がったことを嫌う性格が示すように、射られた矢は正確に標的の急所を捉えるという。

 勤勉で実直な都城出雲に惹かれ、パートナーゼクスとなったものの、自衛隊北九州方面隊の最高責任者である黒崎神門の、「目的のためなら手段を厭わない姿勢」に共感できず、関東方面への単独視察を名乗り出た。別行動を取っている間に、出雲の心が曇ってしまっていたことを後悔している。

上柚木さくら

[ かみゆぎさくら ] 人物 / 現代・白の世界

 上柚木綾瀬の父方の従妹で14歳の中学生。双子の姉・上柚木八千代や両親と千葉で暮らしていたが、東京にブラックポイントが発生して以降、行方不明になった姉を探している。

 姉の八千代とはとても仲が良いが、性格は真逆で、大人しくて真面目な委員長タイプ。TPOをわきまえているため、話し相手によって口調の変わる点が特徴。例として綾瀬のことも表向きには「綾瀬お姉さま」、身内では「綾瀬ちゃん」となる。

「八千代を、双子の姉を探しているんです」

上柚木八千代

[ かみゆぎやちよ ] 人物 / 現代・黒の世界

 上柚木綾瀬の父方の従妹で14歳の中学生。双子の妹・上柚木さくらや両親と千葉で暮らしていたが、東京にブラックポイントが発生して以降、行方不明になっている。

 妹のさくらとはとても仲が良いが、性格は真逆で、活発な男勝りタイプ。しかし、ちょっとしたすれ違いの連続から大喧嘩へ発展し、家出してしまった。綾瀬のことは「綾瀬ちゃん」と呼び慕っている。

「わたし、綾瀬ちゃんみたいになりたいの」

記憶転生

[ きおくてんせい ] 技術・技法 / 白の世界

 ウリエルA.T.の持つ能力。天使や人間の記憶を消し、他者の記憶を植え付ける。万能ゆえ行使には3つの制約が存在する。

 ひとつは、実在しない人物の記憶を植え付けられないこと。自分に都合の良い嘘の記憶をつくり上げ、与えることは出来ない。

 ひとつは、ウリエルに心を許し、深く信頼している者にしか行えないこと。これは相手の精神に深く入り込む必要があるため。

 そして最後のひとつは、一度消してしまった記憶は元に戻せないこと。

 ブラックポイントが開いて以降、ウリエルはこの能力に目覚めた。そのため記憶を書き換えることによって、その人物の行動が変わり、未来までもが変化する可能性を考えているようだ。

ギガンティック

[ ぎがんてぃっく ] 種族 / 赤の世界

 ブレイバーをより高めるための仮想敵という名目で生み出された巨大生物たち。ブレイバーの気配を察知して殲滅に動き出すが、それは本能に植え付けられた命令であり、意思は持っていない。生成にケイ素生物技術が応用されているため、岩石や鉱石が獣の形をとったような見た目が特徴。

 ブレイバーを生み出した研究所とは異なる施設が開発に携わっているため、近年はライバル意識からか本来の目的を忘れ、より強い個体の創出ばかりに腐心している。改良と進化を繰り返した結果、ついにブレイバーを超越した個体も出始めているとか……。

キャプチャー

[ きゃぷちゃー ] 技術・技法 / 現代

 ゼクスをカードデバイスに捕獲する行為を指す。昆虫型や動物型など知能の低いゼクスならそのまま所有者の支配下に置けるが、人間型やさらに強力なゼクスを思い通りにできると誤解してはならない。

 運良くキャプチャーに成功しても、アクティベート時に襲いかかられ、生命を落とす者もいる。彼らが力を貸すのは、他世界と争うのにカードデバイスを利用する価値があるとみなしたケース、所有者に興味を抱いたケースなど、ゼクス自らの意思が作用した時のみである。

九大英雄

[ きゅうだいえいゆう ] 称号 / 赤の世界

 発掘された遺物に残っていた過去の英雄たちの優秀な遺伝子にさらなる強化を施すことで、通常の人間では持ちえない特別な能力を得たクローンがブレイバー。そのブレイバーたちを生み出す技術を開発したひとりの天才博士によって直接作られたのが超人たちの中の超人、九大英雄である。

極麗六鳥

[ きょくれいろくちょう ] 称号 / 赤の世界

 三博士と呼ばれ恐れられている赤の世界の科学者のひとり、蝶ヶ崎博士が手掛けた最後のミソス。

 がむしゃらに遺伝子工学の進歩を目指したばかりに赤の世界を衰退へ導いた己の傲慢さを悔い、叡智の限りを尽くして創造した。騒乱を終結させたいという願いが込められているため、知性と理性に秀でているのが特徴。

 最期の瞬間が訪れるまで、博士は極麗六鳥を実の子のように愛していたという。

キラーマシーン

[ きらーましーん ] 種族 / 青の世界

 暴走したコンピュータに管理されている殺人メカ集団。自動化された工場が無限に生産しているため、数で圧倒する戦術が基本となる。海底へ逃亡したマーメイドの殲滅に執着する部隊の存在は有名だが、海中では電磁波の使用が制限され、得意の電流攻撃もマーメイド側の絶縁技術確立により無効化されるなど、なかなか難航している模様。まさに水際での攻防が繰り返されているのだ。

 このように、従来のキラーマシーンは対人間用のみを想定していた。しかし、ブラックポイントが開き他の世界を認識して以降は、対大型用、対植物用、対精神兵器用など新型の開発へ移行しつつあるという。デザインや大きさはその用途により、多岐に渡る。

叶えし者(キラツ)

[ きらつ ] 称号 / 神域

 神の加護を得た人間やゼクスを指す、神たちによる呼称。神と契約した願う者は叶えし者となり、神はその者の動向を探ることが可能となる。

 願いの規模により与えられる恩恵と影響は個人差を生じ、大きく5段階に分けられる。そして、心に衝撃を受けるなどした際に深度は悪化してしまうことがある。5段階目に達した者の魂は焼かれてしまうという。

 神は叶えし者の信心を己の影響力に還元し、さらなる願う者を求める。

   
深度 I 叶えし者は神に猜疑心を抱かなくなる。表面的な変化はほとんど見られない。
深度 II 叶えし者は神に依存する。願いに起因する精神的な闇(病み)が表面化。
深度 III 叶えし者は神を崇拝する。行動理念に変化。人格の崩壊が始まる。
深度 IV 叶えし者は神に対立する者、願いを阻害する者を排除する。
深度 V 焼失。

ギルガメシュ

[ ぎるがめしゅ ] 神 / 神域

 神と人の間に生まれた半神。真の神となり君臨する野望を抱いている。

[ 2017.12.07 追記 ]

 邪竜の死灰をその身に浴びることで内なる人間を焼失させ、覇神と成った。しかしながら、竜の巫女の導きにより集結したゼクス使いたちの活躍で破壊されることとなる。

 無念を宿した覇神の欠片は現代世界の各地へ飛び散った。

グール

[ ぐーる ] 組織 / 黒の世界

 円卓会議を構成する企業のひとつ。

 元々はシンガポール発祥の携帯向けソーシャル・ネットワークキング・サービス会社だったが、インド人の天才少年プログラマーと共同で5分後のマーケットの状況を99.87%の確率で予想するシステム《プロメテウス》を秘密裏に開発したことから、世界のITを支配する巨大複合企業となっていく。

 《プロメテウス》によって巨万の富を手に入れたグールは世界的なPCハードメーカー、半導体メーカー、OSメーカー、セキュリティソフト開発メーカー、検索エンジンなどのIT関連企業を次々と買収し、世界中で最新のPCや携帯電話を無料で配るという価格破壊を行った。競争相手は事業から撤退するかグールに飲み込まれるかの二者択一を迫られることとなる。

 世界中でグール製のPCと携帯電話のシェアが90%を超え、男性が「グ~ル~」と歌うCMを子供からお年寄りまで誰もが知っているようになっても、人々はまだ知らなかった。それら無料で配られた機器には、グールが誰にも知られることなく、すべての情報を収集しコントロールできるプログラムが仕込まれていることを。

 仮面の属性は「強欲(greed)」。

九頭竜学院大学

[ くずりゅうがくいんだいがく ] 組織 / 赤の世界・青の世界

 ノーベル生理学賞・医学賞を受賞した九頭竜徳之博士が私財を投げ打って設立した先端科学技術分野の研究に特化した大学・大学院である。日本国政府も財政的な支援をしていると言われているが、その研究施設と研究環境は国立大学などでは足元にも及ばない世界でもトップクラスのものであり、世界各国から優秀な留学生たちを積極的に受け入れている。

 黒崎神門はこの大学に15歳で入学。現在は大学院で人間のクローンを生み出す研究を続けている。

[ 2017.12.07 追記 ]

 あくまで結果論ではあるが、赤の世界と青の世界の創始者たちを多く輩出した。

ケット・シー

[ けっと・しー ] 種族 / 白の世界

 動物の精神力発達実験の末に誕生した猫たちで、著しく発達した知能が最大の特徴。現代人の3分の1程度のサイズがあり、直立二足歩行も可能となった。人間語のみならず独自の言語体系である猫語を駆使するため、諜報力が高く奸智に長ける。

 かつてはエンジェルたちの忠実なペットとしての役割を持っていたが、ブラックポイント発生後は他勢力と取引を行うなど、種族本来の抜け目無さを発揮している。精神力を具現化させた武器を手に戦うこともあるが、必ずしも威力と見た目は比例していないため、要注意。

五煌聖獣

[ ごこうせいじゅう ] 称号 / 白の世界

 神との交戦で著しく疲弊することになる白の世界の守護を高めるべく、もともと能力の高かった個体に白の竜の巫女が加護を与えたもの。白の世界の五方向(東西南北天)を護っている。

黒剣八魂

[ こっけんはちこん ] 称号 / 黒の世界

 ハイドラ財団により生み出された、生命を刈る者。

 現世への未練を断ち切れぬ怨嗟の塊、ノスフェラトゥの中でも最恐とされるカースドソウルの破片を、極めて完成度の高いダゴン・カルテル製トーチャーズの「器」に宿した存在である。

 誕生後間もない段階ではトーチャーズの特性を色濃くするが、生命を刈るごとに、破片に刈られた者の「魂」が定着してゆく。やがて8つの「器」が999,999,999の生命を散らした時、史上最凶のノスフェラトゥが真の恐怖をもたらすだろう。

五頭領

[ ごとうりょう ] 称号 / 緑の世界

 植物が繁茂し土地が痩せ、満足に生活できる場所が限られている緑の世界にあっても多くのライカンスロープたちが暮らし、大きな勢力を保っている集落が5つだけ存在している。それらは《五大里》と呼ばれ、ライカンスロープたちにとっては聖地のような場所でもある。

 《五大里》には代々伝わる不思議な塚があり、その塚を中心とした円の中にはユグドラシルの枝が延びて来ず、他と比べれば肥沃とも言える大地が守られている。その《五大里》を統べるリーダーたちを五頭領と呼ぶ。

 五頭領は世襲制ではない。集落において純粋な強さや統率力の点で際立った者が自然とその地位に就くため、生まれながらにして特殊な力を持った者が、若くして頭領となる場合もある。彼らの最も重要な仕事は、他者から塚を守ることである。

 五頭領は特に統一されたライカンスロープの意志決定機関として機能しているわけではなく、他世界の襲撃に対してホウライと共闘する里もあれば、他世界との交流を試みる里、他者とは隔絶した生活を送る里もある。また、八大龍王との関係もそれぞれの里と八大龍王によって異なる。自らの里を守るため、虎視眈々と八大龍王の持つモウギの力を狙っている者もいるらしい。

桜街家

[ さくらこうじけ ] ゼクス・称号 / 緑の世界

 ライカンスロープの畑に悪さを繰り返す桜街紗那に感銘を受け、その配下となった4人組リーファー。一般的には紗那本人を加えた5名を指すが、この項ではリーファーの4人を扱う。

 由緒正しい家柄を装うが実際に血縁があるわけではなく、お嬢様と執事&メイドという「ごっこ遊び」に本気で取り組んでいるだけである。お嬢様役の紗那を筆頭にいたずら好きだったりお気楽だったり。トラブルしか起こさない。

   
ユーディ 4人組のリーダー格。人を陥れる計略を好み、様々な悪戯を立案しては実行へ移し、近隣の集落から迷惑がられている。口調はいたって丁寧だが端々に毒が混じるため、コミュニケーション中はメンタルを削られがち。
ポピー 内気な性格のため孤立していたが、ユーディとの出会いにより、人とのふれあいの大切さを知る。いまやふれあいの域を超え、いじめられることに喜びを感じる境地へ達してしまった。ベッドメイキング担当。
カーネーション お気楽な性格で考えなし。なにもかも直感に基づいて行動するため、おおよそメイドには向いていない。仲間の罠に引っかかることも多いが、まったく心折れないため仕掛けた側にとっては面白くない。歳の離れた妹が存在し、有能な姉を慕っている。
ツンベルギア 冷静沈着なメイド。ユーディと同じく毒舌担当であり、ステレオ効果により効果は2倍にも4倍にもなる。刀の扱いに長けており、投げれば必ず命中する。普通の剣術には飽きた。

桜街紗那

[ さくらこうじしゃな ] 人物 / 現代・緑の世界

 夏の暑さから逃れるように沖縄から東北まで単身歩いて来るなど、一般人と感性がずれている人物。あらゆる災厄をはねのける特質の持ち主でもあり、ほとんどゼクスに遭遇することなく目的地へ到達した。道中出逢ったある人物の影響で、筋肉質の人物を嫌っている。夢はリーファーになること。

「頭の中がお花畑ってよく言われますぅ~」

三神器

[ さんしんき ] 称号 / 青の世界

 搭乗型メタルフォートレスの最高峰。メタルフォートレスの開発・設計者であるアドミニストレータ カノープスが徹頭徹尾関わっているため、常に最新鋭の技術が採用される。ローレンシウム、サイクロトロン、シンクロトロンの3機が存在し、シンクロトロンのみアドミニストレータ デネボラとの共同開発。

 最大の特徴として、パイロットの高揚した精神状態をエネルギーに変換する「ジャスティス・エンジン」機構の搭載が挙げられる。そのため夢を掲げる少年少女との相性が良い。しかしながら、知識量や身体の成熟度などを鑑み、最低年齢は10歳に設定された。加えて、ゼクス使いとしての素質も求められるため、パイロットとなれる人材はかなり狭い範囲に限定される。

 三神器をもとにした姉妹機も存在する。

 マスプロトロンはシンクロトロンの量産機。全64機。アドミニストレータ ソルに別人格を埋め込まれていた当時のカノープスが開発。ブライトロンはシンクロトロンの上位機。唯一、カノープスは関わっておらず、アドミニストレ―タ アルクトゥルスが開発。すべてをまとめて「トロン系」と呼ぶこともある。

三博士

[ さんはかせ ] 称号 / 赤の世界

 赤の世界の創造を司る科学者たち。

 ブレイバーを生み出した黒崎博士に追随するように蝶ヶ崎博士はミソスを世に放ち、狂気に堕ちた黒崎博士と反目する倉敷博士はギガンティックをけしかけて対抗した。いつしか赤の世界は強者が支配するようになり、争い絶えぬ混乱の坩堝と化してしまう。三博士も破壊を象徴する存在として、恐れられるようになっていった。

四皇蟲

[ しこうちゅう ] 称号 / 緑の世界

 プラセクトたちを統率するための高度な知能を持つ、特異な人型の4個体。大樹ユグドラシルによって生み出され、端末として機能している。

 緑の世界において、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカの4地域をそれぞれ担当していたが、異世界との抗争の要となる現代の日本へ集結しつつある。人型ではあるが感情の起伏に乏しく、合理性に基づいて行動する。

獅子島・L・七尾

[ しししまれーべななお ] 人物 / 現代・青の世界

 ドイツ系アメリカ人の父と、日本人の母を両親に持つハーフの少女。13歳。北アーカム大学のカール・ワイバーン教授は彼女の実の父親。アメリカのマサチューセッツ州で生まれ育ち、4年前の両親の離婚を機に日本へ移住した帰国子女である。

 以降はくのいちでもある母親の指導の元、忍術の修行を続けながら伊賀の忍者の里で暮らしている。父親とは現在もメールなどでの交流があり、父娘の仲は非常に良好。しかし、父親命名のミドルネームで呼ばれることだけは嫌い、代わりにエルと呼ばせている。

 一方、子供の頃に父親が機械仕掛けのおもちゃを与えてくれた影響で、機械いじりが大好き。自ら《ファム》と名付けたからくりロボ発明を趣味とし、将来はロボット工学の道へ進みたいと考えている。

 そんな特殊な能力を買われてか、超鋼神器ローレンシウムの流れを受け継ぐ青の世界の最新鋭人型巨大ロボット・シンクロトロンのパイロットとして選ばれた。ロボットの形状と性能は凶悪だが、本人は至ってあっけらかんとした性格であり、ゲーム感覚で戦場へ臨む。青の世界でのコードネームは《セブンステイル》。

「ヤツが諸悪の根源デースネ? このセブンステイルがやっつけるデース!」

死灰

[ しはい ] 一般名詞 / 神域

 邪竜が肉体的な滅びを迎えた骸に、神に穢されきった魂が焼失することなく宿ったもの。まるで雪のように無数の欠片となって舞い落ち、叶えし者の深度を上昇させる。すでに深度IVへ達していた者が死灰を浴びれば、魂の焼失は避けられないという。

シャイニングエンジェル

[ しゃいにんぐえんじぇる ] 組織 / 神域

 弓弦羽ミサキがリーダーを務める3人組のアイドルユニット。ミサキのほかのメンバーには、13歳の斑鳩つばさと19歳の瀬戸内美波が所属している。

 しかしながら、その正体はミサキに秘められた素質の開花を危惧し、監視する者。白の世界を訪れたミサキの前へ、エンジェルの姿を借りて舞い降りた。

シャスター

[ しゃすたー ] 技術・技法 / 青の世界

 世界各地から集った優秀なコンピュータエンジニア7人によって、世界中のあらゆる情報をアーカイブ化するために設計されたスーパーコンピュータ。それが、シャスターである。人工知能と世界最速の情報処理装置、無限に等しい容量の記憶装置を持っている。

 元々の役割は、人類滅亡の前にすべての歴史や発明などを記録することだった。しかし、7人の開発者のうちのひとりが「人類が滅ばない方法」を問うたことがきっかけとなり、シャスターは全人類の記憶をデータ化して記録する解決策を導き出した。

 人類を保存するための活動を開始したシャスターは手始めにNISを支配下に置くと、無人偵察機を利用して人類を捕獲、記憶を保存した後で邪魔な肉体を廃棄した。

 かくして人類とシャスターとの戦争が各地で勃発したが、すでに人智を遥かに超える存在となっていたシャスターの戦力は圧倒的であり、わずかに生き残った人類も海底や山奥などの僻地へ追いやられていく……。

 これが青の世界に支配された我々の世界がたどるだろう「未来」の姿である。

 後にアドミニストレータと呼ばれるシャスターの開発者7人は、それぞれが世界のどこかでシャスター(本体および6機のミラー)と共に存在している。やがて、彼らはオリジナルXIIIと呼ばれる13機のバトルドレスを生み出した。その内の7機(奇数番号)がシャスターとアドミニストレータを守り、残りの6機(偶数番号)が生き残った人類の殲滅や治安維持に従事しているという。

シャスターFPGAアトラス

[ しゃすたーえふぴーじーえーあとらす ] ゼクス / 青の世界

 青の世界を司るスーパーコンピュータ・シャスターが革命軍の迎撃のため生み出した分身。見た目はバトルドレスの一個体に過ぎないが、あらゆる機器への同時接続を可能としている。彼女にかかればシャスター管理下のすべてが盾となり、すべてが武器となるのである。

 アドミニストレータ ベガが擁する治安維持部隊からは切り離された存在であり、同時に全権を有する。罪人とみなされた者に執行猶予は与えられず、即時処罰は免れないだろう。

邪竜

[ じゃりゅう ] 種族 / 神域

 神域へ棲まう竜であり、エルダードラゴンとも呼ばれる。出自は不明。神の影響を過剰に受けているため、本来であればいつ魂が焼失してもおかしくない深度IVへ達しているにも関わらず、いまだ滅びずにいる特異な存在。

 バハムート、リヴァイアサン、フレスヴェルク、ファフニール、ニーズホッグの5体が確認されている。

[ 2017.12.07 追記 ]

 各世界の竜の巫女が選び出した5人のゼクス使いたちの活躍により、すべて滅ぼされた。

十二使徒

[ じゅうにしと ] 称号 / 白の世界

 白の世界のエンジェルたちの中では、精神力の強いものが最も尊い。十二使徒は最高位である四大天使に次ぐ高位のエンジェルたちであり、虎視眈々と四大天使の座を狙っている。

 それぞれが現代国家の人口に匹敵するような数の天使やガーディアンを率いており、当然のことながら、大半の十二使徒は精神力の弱い人間を見下している。

終末天使

[ しゅうまつてんし ] 称号 / 白の世界

 アザゼル、メタトロン、サンダルフォンの3人を指す。

 彼らはウリエル誕生の影響を受けて自然発生的に天使化した。ウリエルがラファエル、ミカエル、ガブリエルの3人を天使化してから、十二使徒が誕生するまでの間の出来事である。終末天使は四大天使にこそ及ばないものの、十二使徒をも凌ぐ強い力を持っている。

 メタトロンとサンダルフォンの双子姉弟とアザゼルは、天使として覚醒した際に人間に迫害され、自己防衛のため街を壊滅させた過去を持つ。その事件を受け、ウリエルに仕えるようガブリエルからアザゼルへ働きかけたが、交渉は決裂。同行していたラファエルとふたりがかりで拘束するに至った。

 一方、メタトロンとサンダルフォンのふたりにはウリエルとミカエルが対峙。こちらは最初から話し合いの余地はなく、力と力のぶつかり合いとなってしまった。一時はメタトロンに追い込まれたミカエルが、サンダルフォンによって生み出された《罪深き天使の牢獄(アドナイ・メレク)》へ幽閉されかける場面もあったが、ウリエルの機転によりメタトロンとサンダルフォンを逆に《罪深き天使の牢獄》へ幽閉。その後、連れてこられたアザゼルも同じ場所へ封印された。

 《罪深き天使の牢獄》はサンダルフォンの能力で生み出されるものだが、封印の力は非常に強い。彼自身の意思を以ってしても消すことはできないという。

焼失

[ しょうしつ ] 一般名詞 / 神域

 神への依存を示す深度が、最終段階のVへ到達してしまった叶えし者が陥る状態。神が貸し与えた力の負担に耐え切れずに精神を崩壊させ、魂が壊れてしまう。その身体は燃え尽きた炭のように漆黒の像と化すため、この名で呼ばれる。

 残された像もいずれ風化し、消え失せてしまうことだろう。

 魂を消失させた神はさらなる力を得るが、自身の影響力を高めることよりも、ただ単に人の運命を狂わせ嘲笑っている側面が強い。

シンクロトロン

[ しんくろとろん ] ゼクス / 青の世界

 アドミニストレータ カノープスが生み出した3体目のローレンシウム兄弟機。しかし、稼働前にメタルフォートレスのさらなる可能性と機能の向上を目指す実験機として、アドミニストレータ デネボラの協力のもと、抜本的に設計が見直され改修された。

 デネボラによって大幅にキラーマシーンの要素が追加されたことで、メタルフォートレスの根幹とも言える変形機構が取り去られており、すでにメタルフォートレスと呼ぶよりも限りなくキラーマシーンに近い存在へ変質している。

 人工知能にはデネボラが初めて作ったロボット用AIの設計がそのまま組み込まれており、これまでにローレンシウムと戦斗怜亜、サイクロトロンと雷鳥超が記録した数値をはるかに超えるシンクロ率を、搭乗者として抜擢された少女、獅子島・L・七尾との間に叩き出している。

神祖の仮面

[ しんそのかめん ] 技術・技法 / 黒の世界

 超古代文明によって製作されたと考えられているディアボロスのオリジナルの仮面。素材として地球上には存在しない物質も使用されており、複製は非常に困難である。世界に7枚存在することが知られている。

 奈良でガムビエルに回収された《神祖の嫉妬の仮面》を除く残り6枚のうち4枚までは、所在国とおおよその在処が判明しており、円卓会議の財力で該当地域の遺跡発掘調査が進められていた。にも関わらず、2枚目以降はなかなか見つからなかった。

 インウィディアより新たに神祖の仮面の回収を命じられた天王寺大和は南アフリカへ飛び、スタルクフォンテイン洞窟群で《神祖の憤怒の仮面》を手に入れるに至る。だがしかし、大和は圧倒的な仮面の力に魅入られてしまった……。仮面に導かれるかのようにフランスのカルナック巨石群で「色欲の仮面」を、中国の秦始皇帝陵で《神祖の暴食の仮面》を手に入れた大和は、掘り出された仮面たちに相応しい持ち主を探すため日本へ戻って来ることとなる。まだ見つかっていない残りの仮面のうち、1枚はアメリカ大陸にあると伝えられているが、残り2枚の在処は依然として不明のままである。

 これは、不安定な黒の世界の異なる物語。しかしながら、神祖の仮面そのものは確かに実在するのである。

神門

[ しんもん ] 一般名詞 / 神域

 神が現れる際に生じる空間のひずみ。竜の巫女の加護がなくとも神域へ至ることが可能だが、通常のゼクスは神の気にあてられ、深度が上がってしまう。

 白の世界において、時を操る能力を持つ四大天使ウリエルがひずみ周辺の時間を止め決戦に備えており、かつてガムビエルの命令で現代の人間(綾瀬の両親ら)を殺めたことを悔いていたガーディアン・ダウラギリは、その贖罪のため門番を名乗り出た。すでにウリエルの術は解けかかっており、ダウラギリも神の気の影響を受け始めているが、ギリギリのところで意識を保っている。

セイクリッドビースト

[ せいくりっどびーすと ] 種族 / 白の世界

 野生の本能を残しながら白の世界の理に順応し、精神力と知性を高度に発達させた獣たち。

 彼らもまた精神力を具現化させる能力を得ており、半透明な炎を帯びた鎧を身にまとった個体、魔法のような特殊能力を放つ個体など、元となった獣により多種多様な外見や性質を有している。友好的に接してくれるかどうかは、大自然の掟と彼らの気分次第だろうか……? 敵に回せば脅威だが、味方になればこの上なく頼もしい存在であることは間違いない。

Z/X

[ ぜくす ] 一般名詞 / 現代

 Zillions of enemy X(数えきれない正体不明の敵)の略称であり、「ゼクス」とも表記される。

 ワシントンD.C.に突如現れた巨大なブラックポイントから出現した夥しい数の異形に対して、中央情報局が命名したコードネームであったと言われているが、真偽は不明。彼らはブラックポイントをゲートとして繋がった、異なる5つの未来世界の住人であることが、人語を解するゼクスとの接触によって判明。

 また、出身世界の特徴を受け継いだ種族が、各世界に4種族以上存在することが分かっている。彼らはその個性を活かし、他勢力の未来を断つため現代へやって来た。5つに分かれた結果、衰退の一途を辿ることとなってしまった自分たちの未来を生き残らせるため。

ゼロオプティマ

[ ぜろおぷてぃま ] 技術・技法 / 現代・竜域

 ゼロオプティマは青の竜の巫女ユイの「世界を最適化したい」というイノベーションへの願望によって発動した力である。竜の力を用いて圧倒的並行計算を実現させることにより、徹底したイレギュラーの排除を目指す。用いられる竜の力を増加させることでゼロオプティマの精度は指数関数的な上昇を見せる。

 エヴォルシードやアルターフォース同様、カードデバイスを通じて他の世界やその巫女たちにも影響を与えた。しかも、他の竜の巫女の願いにより発現した能力に比べてカードデバイスとの親和性が極めて高い。結果的に、イレギュラーを排除するため生まれたゼロオプティマ自体がイレギュラーである、という矛盾を内包してしまった。

千年國

[ せんねんこく ] 組織 / 緑の世界

 原始の九大龍王であるチトセが建国した、大樹ユグドラシルの侵食を拒む者らが寄り添う小国家。チトセの没後もその子孫が上に立ち、いつの日か自由を取り戻す理想を掲げ、抵抗を続けていた。しかし、四皇蟲 甲虫女王ヘルソーンの計略により一夜にして滅ぼされてしまう。

 龍膽は千年國ただひとりの生き残りである。

[ 2017.12.07 追記 ]

 龍王殿に襲撃され住処を失ったライカンスロープたちの受け入れ先として、現代の東北地方にも同名の国家が新たに建国された。龍王殿に反発するホウライ、大半のライカンスロープ、一部のリーファーが所属し、互いの権利や文化を尊重した共同生活を営んでいる。

 幾度となく緑の世界の平和に貢献してきた青葉千歳が「姫」に祭り上げられているが、政はウェアジャガー、ウェアクーガー、優鉢羅、娑伽羅の4人が執り行う。國を名乗るが、龍王殿ともども、公的に認められた正式な国家ではない。

ソーマワクチン

[ そーまわくちん ] 技術・技法 / 緑の世界

 バイオプラントの種子に寄生された人間の大半が死に至り、稀に生き残った者もリーファーと呼ばれる存在となって人間であった頃の記憶を失ってしまうという過酷な状況に追い込まれた人類は、最後の賭けとして植物に寄生されても死なずに成長を続けた「昆虫のDNA因子」を志願した国連軍の兵士の体に移植するという実験を行った。

 その結果得られたソーマワクチンは、ゆるやかな植物化と感情が高ぶると樹人化するという副作用こそもたらしたものの、人類をバイオプラントの脅威から守ることに成功した。

 培養され大量生産されたソーマワクチンの接種はアジア地域を中心に進んだが、欧米では、バイオプラントに抵抗を示した「動物のDNA因子」を人に移植するという別のアプローチが試みられ、アジアとはまた違った形でバイオプラントに対抗する術を編み出していった。

創星六華閃

[ そうせいろっかせん ] 称号 / 赤の世界

 赤の世界は力によって支配されている。永きに渡って力のないマイスターたちはブレイバーたちの過酷な要求に耐え、ギガンティックたちの突然の暴走に怯えた暮らしを余儀なくされてきた。

 ある時、マイスターたちの現状を打破しようと、ひとりの傑出したマイスターと彼女に付き従う6人のマイスターが立ち上がった。赤の世界の中でも最高レベルの武器製作技術を持ち、武術でもブレイバーたちに引けを取らない、その者達の名を、ウェポンマスター アームドと創星六華閃という。

 彼女らはブレイバーやギガンティック、ミソスとの戦いから弱き者たちを守るためギルドを設立し、伝説級の武器の創作を行うる。それらの武器に魅せられたブレイバーの中でもマイスターを対等に扱う者とだけ取り引きを行い、力ずくで武器を奪おうとする者には力を合わせて対抗した。

大樹ユグドラシル

[ たいじゅゆぐどらしる ] 一般名詞 / 緑の世界

 緑の世界を覆う植物達のネットワーク。全であり個、個であり全の存在。

 緑の世界を覆う植物全てが端末であり、本体であるためほぼ不老不死の存在である。植物化に抗う勢力を殲滅するために戦闘に適した形の端末を産みだしたり、バイオ植物の種子で大量のプラセクトを操ったりすることもある。

ダゴン・カルテル

[ だごん・かるてる ] 組織 / 黒の世界

 円卓会議を構成する企業のひとつ。

 メキシコを本拠地に世界中で裏稼業(麻薬、賭博、売春、窃盗、詐欺、恐喝、誘拐、暗殺)を取り仕切っている。元々は禁酒法の時代にアメリカで勢力を拡大したマフィア組織だったが、ハイドラ財団と裏で手を組み、文字通りハイドラ財団の「影」として表の活動を裏から支えることで共に巨大な組織へと成長した。

 ダゴン・カルテルの構成員は体のどこかに三叉の矛の刺青をしていると言われている。売春を取り仕切るなど女性を軽視しているため、アトラクナクアとは犬猿の仲である。

 仮面の属性は「怠惰(sloth)」。

蝶ヶ崎ほのめ

[ ちょうがさきほのめ ] 人物 / 現代・赤の世界

 九頭竜学院大学で遺伝子工学を専攻する女子学生。18歳。一大財閥の令嬢として育ち、口調がやや特殊ではあるものの、才色兼備。目立ちたがりで思い通りにならないと、かんしゃくを起こす一面がある。

 容姿や財力だけでなく天才的な頭脳でも一目置かれる存在だったが、同大学院が誇る超天才の黒崎神門の前では、すっかり霞んでしまった。あまつさえ、自分のことを歯牙にもかけようとしない神門を見返すため、ほのめはゼクス使いとなって神門の野望を妨害しようと決心する。

「ご静粛に。アタシにいい考えがありますの!」

超既視感

[ ちょうきしかん ] 技術・技法 / 白の世界

 ウリエルA.T.の持つ能力。並行世界の未来や過去に起こった出来事を夢という形で見ることが出来る。ウリエル自身は神託のようなものと捉えており、不確定な予知のように考えている。

 ブラックポイントが開いて以降、ウリエルはラファエルが青い巨大ロボットによって殺されるという夢を何度も見るようになり、ラファエルの身を案じている。

ディアボロス

[ でぃあぼろす ] 種族 / 黒の世界

 いわゆる「悪魔のような」風体に変わり果てた人間。氏族ごとに異なる特徴的な仮面で表情を隠しているが、この仮面こそある意味ディアボロスの本体だろう。

 敵を殺め血に塗れ、主の業が深くなるごとに文字通り仮面は成長してゆき、完全に表情を覆い尽くされたディアボロスは、不老不死と引き換えに人間性を喪失してしまう。己の意思か仮面の仕業か、他者の命を合理的に奪う術を追求するため肉体を魔改造するなど、その狂気は黒の世界を代表するに相応しい。

神(ディンギル)

[ でぃんぎる ] 種族 / 神域

 悠久の過去に竜と対立した歴史を持ち、竜と竜が生み出した人間、人間が進化したゼクスを根絶せんと目論む。人間やゼクスからは人型として認知されるが、本来の姿は不定。時間と空間を超越した地、神域に住まう。

 神には階級が定められており、その有り様は白の世界の支配制度に近い。

   
上位


下位
アヌ / エンリル / エンキ
ネルガル / マルドゥク / エレシュキガル / イシュタル / ルル / ....
イナンナ / ナム / スド / アッハーズ / ニヌルタ / ラハム / ....
ギルガメシュ

デススミス商会

[ ですすみすしょうかい ] 組織 / 黒の世界

 デススミス商会は百目鬼財団の下部組織であり、主な業務は錬金術や呪術を駆使してトーチャーズを企画・製造することである。

 アトラクナクア製の球体関節人形をモチーフにしたものやダゴン・カルテル製の殺傷力を極限まで高めたものなど、複数の企業が暗殺用のトーチャーズを手掛けており、ヒット商品も多いのだが……なぜかデススミス商会が製造するトーチャーズはメイドインジャパンにもかかわらず不人気なようだ。

 彼らの商品企画力には何かしら根本的な欠陥があるのかもしれない……。

神域(デュナミス)

[ でゅなみす ] 一般名詞 / 神域

 神々の住まう地。

 現代世界とは隔絶されており、互いに干渉できない。しかし、5世界の争いが時空に歪みを生じさせ……神は降臨を果たした。

 神の出現と時を同じくしてブラックポイントの上空に、それぞれ異なる建造物や風景が浮かび上がった。そのため一部ゼクス使いの間で、ブラックポイントは神域の技法が生み出した、いわゆる神の産物との憶測が飛んでいる。しかし、他世界解釈を専門とする物理学者カール・ワイバーンは神との邂逅を果たしておらず、憶測にも懐疑的。

百目鬼きさら

[ どうめききさら ] 人物 / 現代・緑の世界

 陰陽術や呪いを生業とする百目鬼の一族。生来の強い力を持つ彼女は魂や物の怪の類と対話が可能であり、将来を嘱望されていた。さらには生物の魂を身体から取り出すこともできるという。

 その能力に目をつけた魔蜂姫ヴェスパローゼに囚われ、利用されている。また、物心つく前に人間社会から隔離されてしまったため、善悪の区別もつかない。

「ぅゅ?」

百目鬼財団

[ どうめきざいだん ] 組織 / 黒の世界

 円卓会議を構成する企業のひとつ。

 平安時代より時の権力者を裏から操ってきた財閥。出自は陰陽師と言われている。幕府崩壊や戦後の財閥解体など歴史的な事件においても、権謀術数を駆使して生き残ってきた。

 財団幹部の多くは百目鬼一族に支配されており、代々、不老不死の研究を続けている。オカルトから最新科学まですべてを研究対象としているため数多くの研究者を抱えているが、研究テーマの特異性により表舞台から爪はじきにされた者たちばかりである。

 仮面の属性は「嫉妬(envy)」。

トーチャーズ

[ とーちゃーず ] 種族 / 黒の世界

 意思を持って、生ある者に「じゃれてくる」拷問器具たち。しかしながら、致命的な殺傷力を有しているというだけで、その本質は子供か小動物のようなもの。彼らにしてみれば、ちょっと触れただけで動かなくなる相手と遊んでも楽しくないに違いない。

 逆に、ちょっとやそっとじゃ壊れない屈強な肉体の持ち主に出会えたなら、彼らは理想的な遊び相手を見つけた喜びで、もっと激しく「はしゃぎまわる」だろう。動力源は呪術的なものと言われているものの、詳細不明。

特異点(神視点)

[ とくいてん(でぃんぎるしてん) ] 一般名詞 / 神域

 世界を崩壊へ誘う者。黒崎神門、天王寺飛鳥、天王寺大和、百目鬼きさらの4人が該当する。

 神から人類を逸脱する能力を与えられた最初のひとりであり、すべてがそこから始まった。元来、彼らを総称する呼び名は特になかったが、竜の巫女への皮肉を込め、神々も彼ら4人を「特異点」と呼ぶことにした。

特異点(竜の巫女視点)

[ とくいてん(りゅうのみこしてん) ] 一般名詞 / 竜域

 類まれなる運命力を持つ者。黒崎神門、倉敷世羅、各務原あづみ、戦斗怜亜、天王寺飛鳥、弓弦羽ミサキ、上柚木綾瀬、天王寺大和、青葉千歳、剣淵相馬の10人が該当する。

 異世界解釈において、時の流れには強力な修正力が働くため、一個人の行動では「迎えるべき未来は変えられない」とされている。しかしながら、彼ら特異点の選択は時に運命を凌駕し、未来を改変する。竜の巫女たちは彼らの周辺で活動する者たちも交錯の果てに、特異点となり得る存在として見守っている。

NanaoXX

[ ななおなんばーず ] 人物 / 青の世界

 アドミニストレータ カノープスがアドミニストレータ ベガの協力で創った、人間の少女のクローン。

 シャスターに記録されているアドミニストレータ デネボラの人間当時の情報をもとにしているため、現代を生きる獅子島・L・七尾とは「並行世界の同一人物」の関係にある。マスプロトロンに合わせて量産されたため、見た目・性格ともにうりふたつの人物が64人存在し、Nanao01〜Nanao64の型番で管理されている。

「「「「ハーイ,デース_」」」」

 アドミニストレータ カノープスがマスプロトロンの無力化を行った際、彼女らのコールドスリープ処理が行われた。しかし、アドミニストレータ アルクトゥルスが秘密裏に解凍。同じくアルクトゥルスによって改装されたマスプロトロンへ乗り込み、革命軍を迎え撃つ。なお、竣工したばかりのイレギュラーX参号機ブライトロンには、65人目であり、ひとり目でもある、Nanao00Leが搭乗している。

七枝刀

[ ななさやのたち ] 技術・技法 / 緑の世界

 八大龍王である娑伽羅の家に代々伝わる宝具で、モウギから作られた宝具の中で、もっとも重要で強力だと言われている。所持する者の年齢と連動して成長するらしく、現娑伽羅はまだ少女であるため、小刀の形状をしている。

 月下香が持っている七支刀は、先代娑伽羅が所有していた当時の宝具のレプリカ。娑伽羅一門の中でも上位者だけが宝具のレプリカを持つことができる。

 父親が謎の死をとげ、最年少で八大龍王 娑伽羅の名を継承した少女は父親の死に疑問を抱き、真相を探っている。

七大罪

[ ななたいざい ] 称号 / 黒の世界

 殺した相手の寿命を奪い成長する仮面を与えられた、7つの一族。仮面には氏族ごとに異なる7種類の属性があり、同族の者は同属性の仮面を持つ。属性には罪の名前が与えられている。

 ・傲慢(pride)
 ・嫉妬(envy)
 ・憤怒(wrath)
 ・怠惰(sloth)
 ・強欲(greed)
 ・暴食(gluttony)
 ・色欲(lust)

 また、一族のことを指すだけでなく、それぞれの一族の中で最も成長した最狂の仮面を持つ7人を指す場合もある。

ニーナ・シトリー

[ にーなしとりー ] 人物 / 現代・白の世界

 新興宗教ペンドラゴン使徒教会の筆頭宣教師。教祖アダム・ペンドラゴンの養子でもある。天使を崇拝する教会の教えを広めていたところ、天使に誘われ白の世界へ。四大天使ガブリエルにより、失踪したガムビエルに代わる《宝瓶宮》候補として指名される。

 無類の猫好き。追い詰められると幼少時に身に付けた処世術が無意識に発現し、言葉遣いが悪くなる。

「天使様が好きにゃ。でも、猫はもっと好きですにゃ」

ニャインライブズ

[ にゃいんらいぶず ] 称号 / 白の世界

 四大天使ガブリエルに特権階級を与えられたニーナ・シトリーが、その地位を用いて行使した制度。その内容は、彼女が個人的に認めた9匹のケット・シーに、ガーディアン並みの権限を与えるというものである。

 白の世界ではエンジェルを頂点にピラミッド状のヒエラルキーが制定されており、ケット・シーの階級は最底辺に位置する人間のひとつ上。通常、この順位が変動することはないため当制度はかなりの特例であり、責任感や意欲に欠けるケット・シーたちを奮起させた。当然のように、ケット・シーたちのニーナ・シトリーへの注目度も高い。

 余談だが、世界各地にばらまかれたコインを集めて来たケット・シーに「一定の地位」を与えるキャンペーンが、ミケ王主導のもとに行われたことがある。しかし、ガブリエルはもとより十二使徒も非公認であり、仮に完遂した者が現れたとしても公約が果たされた可能性は限りなく低い。事実、参加者はゼロ。ミケ王の扱いの悪さが伺える。

NOAH計画

[ のあけいかく ] 技術・技法 / 赤の世界

 正式名称は《 Next Overspec Artificial Humanbody 計画 》。

 21世紀後半、軍事産業がスポンサーとなって始めたプロジェクトで、次世代の戦闘に特化した人造人間の開発という命題が与えられた。研究機関は軍事産業が選んだ3つの企業や大学でそれぞれが独立して研究を行い、定期的に互いの研究成果をぶつけ合って淘汰していく方式が採用されていた。プロジェクトの初期段階ではこの方式は目覚ましい成果を上げ、スポンサーである軍事産業は更なる資金投下を決定した。

 研究機関の場所はトップシークレットとされており、大まかに南アフリカのタンザニア、日本の北九州、もう一ヶ所は中国内陸部としか判明していない。このプロジェクトの各研究機関を率いる3人の天才についても詳しいことは分かっておらず、ただ三博士と呼ばれていた。やがて、3つの研究機関はさらに独立性・秘匿性を高めていき、定例的に行われていた《研究成果報告会》という名の無人島での研究成果のぶつけ合いのみが研究機関との連絡を取る手段となっていった。

 ある時、日本の研究機関によって、発掘された遺物に残っていた過去の英雄たちの破損されたDNAからクローンを生成する技術が発明された。優秀な遺伝子にさらなる強化を施すことで通常の人間では持ちえないような強い力を持ったNOAH(ブレイバーのプロトタイプ)が完成したのだ。

 他のふたつの研究機関はNOAHの性能を高めるための敵役としてギガンティックを、NOAHのサポート役としてミソスを開発するよう命じられた。

 苛烈な切磋琢磨によりNOAHの研究は飛躍的に進んだ。さらに、偶然の産物ではあったが完全なる「器」が再現されたことで奇跡が起きる。英雄の魂が肉体にリンクし、生前の記憶まで蘇ったブレイバーが誕生したのである。これは被験体が意思を持ったことを意味していた。

 そして……1体のブレイバーが研究機関から脱走する事件が起きた。脱走者を狩るために放たれたブレイバー、ギガンティック、ミソスによって事態はさらに混乱し、一騎当千の豪の者同士がぶつかり合う、全地球規模の群雄割拠時代が訪れることとなる。

 しかしながら、三博士は地上最強の生物を生み出すという考えに取り憑かれており、混乱後もブレイバー、ギガンティック、ミソスの系統に分かれて研究を続けている。ちなみに中国の研究機関はブレイバーの技術を模倣してミソスを生み出したが、人間の生成には成功していない。南アフリカの研究機関は独自にケイ素生物であるギガンティックの生成に成功している。

ノスフェラトゥ

[ のすふぇらとぅ ] 種族 / 黒の世界

 他者を喰らうことで不死性を得た、生命に関する倫理観が決定的にずれている者たち。ディアボロスと異なり無秩序に生者へ襲いかかるため、生き残った人類にとって脅威となっている。

 しかしながら、決して知能が低いわけではない。特にノスフェラトゥがノスフェラトゥを喰らったことで発生した変種には明晰な頭脳を持つものが多く、非人道的な生体実験を繰り返している。彼らの側に愛らしい動物がいたとしても、それはすでにノスフェラトゥ化していると考えた方が賢明だろう。

 黒の世界でも煙たがられる存在であり、大勢力で地下廃墟や洞窟に隠れ潜む。

ハイドラ財団

[ はいどらざいだん ] 組織 / 黒の世界

 円卓会議を構成する企業のひとつ。会議の議長を務めている。

 アメリカ合衆国マサチューセッツ州セイラムを本拠地とし、石油、鉄鋼、鉄道、通信、金融、不動産、医療、マスコミ、出版など9つの分野で世界を支配して来た企業集団が母体。

 エイブラハム・リンカーンの暗殺後、見せかけだけの選挙は行われているもののアメリカ合衆国の大統領はハイドラ財団によって決められて来たと言っても過言ではない。

 仮面の属性は「傲慢(pride)」。

始まりの竜

[ はじまりのりゅう ] 一般名詞 / 竜域

 世界の監視者。始まりの竜が存在しているからこそ、世界が存在しているとも言える。

 3年前、突然この世界の始まりの竜が休眠状態に入り、5つの異世界がこの世界と繋がってしまった。そもそも「世界」とはひとつしか存在してはならないもののはずだったが、現在では6つの世界に6体の始まりの竜が存在する異常事態となっている。

破神祭

[ はしんさい ] 一般名詞 / 緑の世界

 邪竜と覇神ギルガメシュの討伐および、神々を表面上追い返したことを祝し、開催された祭。リーファーが中心となって他世界の技術者などを招集し、一週間にわたって様々なイベントを完遂した。

 オーラスのスペシャルライブでデビューを果たした純朴なアイドル《ペクティリス》の心に響く歌声は、非常に高く評価されている。

八大龍王

[ はちだいりゅうおう ] 称号 / 緑の世界

 モウギと呼ばれる神木を祀るホウライの名門一族の総称。八大龍王の家系にはそれぞれモウギの守護者の証として、モウギの枝から作られた武器が伝わっている。

 緑の世界の日本ではすでにモウギが失われて久しく、モウギの若木があるとされている「聖地」高千穂をこの世界で奪還することが彼らの悲願となっている。

八宝美神

[ はっぽうびじん ] 称号 / 緑の世界

 天上天下唯我独尊を地で行くマスティハが、果て無き顕示欲を満たすためだけに名乗っている肩書き。7人の追加メンバーを集め、緑の世界を席巻する未来を夢見ている。

[ 2017.12.07 追記 ]

 後日、彼女の真似をするリーファーが続出。8つの枠を奪い合う早い者勝ち状態となっている。

バトルドレス

[ ばとるどれす ] 種族 / 青の世界

 青の世界の企業・組織では様々なパターンを想定したパワードスーツがつくられ、中でも戦闘に特化した物をバトルドレスと呼ぶ。操縦は脳波によって行われ、操縦者の身体能力とは無関係に力を発揮する。同種のデザインはふたつとしてなく、まさに千差万別。女性用はドレスのように華やかな、男性用はスーツのように格調高い装飾を施されているが、男性用のスーツを好む女性も当然のように存在するため、先入観に捕われないよう注意したい。

 普通の人間が装着できるパワードスーツとしては非常に優秀だが、個人個人のためにカスタムメイドする必要があり、汎用性は極めて低い。近頃はバトルドレスの性能をフルに引き出すため、視力・聴力・運動能力の強化をはじめ、サイボーグ化されたクローン人間に装着させることも多いという。

願う者(ヒツ)

[ ひつ ] 称号 / 神域

 神の加護を得るに値する人間やゼクスを指す、神たちによる呼称。総じて強い願望や絶望を抱いており、状況を打破する力を授かった者は神の眷属、叶えし者となる。

 理由は不明だが、リソースの流れをつかめる者だけが神との交信を可能としている。そのため人間の願う者はゼクス使いの素質を持つ者に限られ、一般人は神を認知できない。

プラセクト

[ ぷらせくと ] 種族 / 緑の世界

 植物に寄生された昆虫……いわゆる冬虫夏草だが、我々の知っているそれとは少々異なる。

 まずはそのサイズが、昆虫の概念を逸脱したレベルにまで巨大化していること。蟲が苦手な現代人であれば、遭遇しただけで正気を失ってしまうかもしれない。

 もうひとつが、植物を宿したまま「生きて動き回れる」ことである。大半が肉食性であるプラセクトにとって、植物の外観は擬態するのにうってつけであり、多くのホウライやライカンスロープたちが餌食になっているという……。

 それでもプラセクトを経由した蜜や樹液などの加工品が、緑の世界すべての人類に恩恵を与えているため、一概に害虫とはみなせず、全面駆除の動きには至っていない。ちなみに、生命を全うし植物の苗床となったプラセクトは今度こそ冬虫夏草となり、ホウライの植物化を抑える抗生物質の材料となっている。

ブラックポイント

[ ぶらっくぽいんと ] 一般名詞 / 現代

 世界の5ヶ所に突如出現した異世界への門。際限なくゼクスを放出し、破壊と殺戮の時代を招いた悪夢の門。光を呑み込む空間は、漆黒の様相そのままにブラックポイント(黒点)と呼ばれている。

 ドーム型の黒いバリアによって不可侵領域が形成されているため、人間が侵入することはおろか、内部やその先をうかがい知ることは事実上不可能である。なお、周辺地域(数十km)はゼクスが出没し危険なため、一般人の立ち入りは禁止されている。

 最初のブラックポイント出現地点は以下の通り。

 ・ワシントンD.C.(アメリカ合衆国)
 ・ブエノスアイレス(アルゼンチン)
 ・パリ(フランス)
 ・プレトリア(南アフリカ)
 ・東京(日本)

 これら5つの巨大なブラックポイントの出現からわずかに時をおいて、日本にはさらに4つのブラックポイントが、小規模ながら相次いで出現している。狭い国土に大小5つものブラックポイントを抱えた日本は大打撃を被り、首都機能は壊滅した。東京に出現したブラックポイントは直径50km以上にも及ぶ。

[ 2017.12.07 追記 ]

 出現からしばらく侵入は不可能とされていたが、ブラックポイントから放出される濃密なリソースへの対抗手段さえあれば、人間であっても「物理的には」侵入可能であることが明らかとなった。無論、ゼクスが跋扈しているであろうその先で、生命の保証はされない。

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賜わりし者(プリュツ)

[ ぷりゅつ ] 称号 / 神域

 死灰を浴びても魂が穢れたり焼失することなく、神の力の片鱗を得た者の呼び名。事例としては極めて低確率であり、その存在はうわさ程度にささやかれるのみ。

 ギルガメシュはもともと半神半人であったため、難なく賜わりし者となり完全な神へと近づくことができた。《覇神》を名乗った彼は滅ぼされたが、無念は夜空に煌めく欠片となり、全世界へ飛び散った。《覇神の欠片》をなんらかの方法で体内に取り込んだ者もまた、賜りし者となるという。

ブレイバー

[ ぶれいばー ] 種族 / 赤の世界

 肉体的に退化した人類に代わって、赤の世界の新たな主として生成された人造人間。その正体は過去に存在した優秀な人間(英雄・英傑)の遺伝子から造りだされたクローンである。

 創りだされた者ながら見た目は歴史上の英雄そのもので、記憶も引き継いだ「ほぼ同一人物」。しかも、優秀な遺伝子にさらなる強化が施され、人間の限界を突破した能力を持つに至っている。服装や得物も言い伝えなどに記されていたものに準じてはいるが、英雄としての部分を再現・誇張すべく、あらゆる技術が詰め込まれた強力な武装となっている。

プレデター

[ ぷれでたー ] 種族 / 黒の世界

 ディアボロスによって、他者の生命を奪うためだけに生み出された動物の総称。大型化、武具との融合、メタル化など、至極単純に殺傷力を高めている。

 知能の低い個体はディアボロスたちの戦力、または気晴らし用のペットとして扱われる事が多いが、知能の発達した個体は単独行動を取ったり、知能の低いプレデターを率いることもある。

ヘルソーン

[ へるそーん ] ゼクス / 緑の世界

 正式名称、甲虫女王ヘルソーン。その人型の外見からも推測出来る通り、バイオ植物の種子に寄生された、通常のプラセクトとは一線を画す個体の名。大樹ユグドラシルによって生み出された、プラセクトたちを操るための知能を持った、端末のひとつである。

 女王蜂のように一群のプラセクトを操り、その攻撃は冷酷にして苛烈。彼女らの役目はユグドラシルに敵対する勢力の索敵・攻撃であり、ヘルソーンは極東を管轄している。

 かつてユグドラシルに対抗しようとしたホウライの小国を滅ぼしたのも、彼女だと言われており、その名はホウライたちに畏れられている。

ペンドラゴン使徒教会

[ ぺんどらごんしときょうかい ] 組織 / 白の世界

 天使が人類を救済するという教えを説き、近年、急速に信者を増やしている新興宗教団体。本拠地は南米アルゼンチン。教祖はアダム・ペンドラゴンと名乗る40代半ばの男性である。

 ブエノスアイレスにある大聖堂のステンドグラスには「仲の良かった兄弟が争い、兄を殺した弟が最初の天使になる」という説話が描かれている。

ホウライ

[ ほうらい ] 種族 / 緑の世界

 バイオプラント兵器の暴走により自然がすべてを呑み込もうとしている緑の世界において、滅びの運命を受け入れつつも、自然と共存しようとしている人類。過剰な植物の浸食を抑えて環境に適応する薬の副作用で、頭部に枝のような角を生やしている。

 生活空間を自ら切り開く必要があるため日頃から刃物や火の扱いに精通しており、技術や精神論に特化した独特な剣術も、生命力あふれる植物との戦闘を想定して磨かれたもの。逆に生活様式は蔓延する植物の長所を取り入れ、衣食住すべてに織り込んでいる。機械文明を捨て去った彼らの集落に足を運ぶ機会があれば、現代における時代劇風の生活、いわゆる和のテイストを色濃く感じられることだろう。

墓城七姫

[ ぼじょうななひめ ] 称号 / 黒の世界

 黒の世界で圧倒的権力を有する円卓会議の干渉を拒み続ける、名門ノスフェラトゥ一族の当主。壱の姫アーシアから七の姫ブルーティアまでの麗しき七姉妹が、辺境の墓城で仲睦まじく暮らしているとされるが、確かめに行った者は誰ひとり帰って来ない。

 その正体はいわゆる吸血鬼。寿命をすするディアボロスとは対照的に、生者の生き血をすすることで不老長寿を成した。

 余談だが、数多のご主人様へ献身を尽くしてきた冥土三姫が、現在仕えている主でもある。

マーメイド

[ まーめいど ] 種族 / 青の世界

 機械の氾濫と反乱から海底に逃げ出した人類の総称。海底行動用に特化したバトルドレスを纏っているのが最たる特徴である。裸のように見える上半身は水の抵抗を軽減するため肌に密着したボディスーツで、魚型の下半身は機動性を向上させるため機械で作られたもの。彼らが手にする楽器は本来の用途のほか、水流操作、武器へ転用と多機能ぶりを誇る。超音波と思念を併用した意思疎通の有効範囲も「水平線の見える限り」と言われており、軽い鎧を着こみ臨戦態勢に入ったマーメイドは、こと海周辺において無敵と言っても差し支えない。

 なお、海底からはエネルギーや鉱物資源が豊富に得られるため、彼らの工業・科学技術は地上と遜色ないレベルにまで達している。

マイスター

[ まいすたー ] 種族 / 赤の世界

 様々な工業品を扱う技術者職人集団であり、赤の世界が戦場であり続けるための仕掛人。現在の人類が赤の世界において肉体的に退化した存在で、ゼクスとしてはかなり脆弱な部類。だが、重機や戦車などのメカを駆り、過酷な世界を生き延びている。見た目は現代の人間と大差ないが核戦争の影響で遺伝子が書き換えられており、寿命は半分程度となっている。

 赤の世界の支配者たるブレイバーとは必ずしも友好的な関係を築いているとは限らず、さらに、ブラックポイントが開いて以降は他の世界から技術を狙われることも多い。数々の外敵から身を守ろうと高性能の武器を携行しているため、油断は禁物だろう。

マスプロトロン

[ ますぷろとろん ] ゼクス / 青の世界

 アドミニストレータ ソルによって別人格を与えられたアドミニストレータ カノープスが創った、64機のメタルフォートレス型キラーマシーン。

 シンクロトロンを共同開発した際にアドミニストレータ デネボラからもたらされたデータと技術が転用されており、姿は大きく異なるが、シンクロトロンの量産型としての側面を持つ。そのため獅子島・L・七尾および、そのクローン体であるNanaoXXとの親和性が非常に高い。

マルディシオン

[ まるでぃしおん ] ゼクス / 黒の世界

 開発コードネームは《確定された呪詛》、ハイドラ財団とダゴン・カルテルが構想する究極のノスフェラトゥ、黒剣八魂最初の1体。意思は希薄であり、闇雲に破壊と殺戮をもたらす。

 イリューダ・オロンドはパートナーに適任とされマルディシオンをあてがわれたが、黒剣八魂の背景事情までは知らされておらず、また、関心もない。

ミソス

[ みそす ] 種族 / 赤の世界

 ブレイバーを補佐するキメラアニマルたちで、やはり人造生命体。伝説上の生物をモチーフにするため、自然界には存在し得ない独特な外見をしていることも多い。

 近年は自動制御のクローン工場で安定して大量生産されるようになった一方、過剰供給の弊害も散見される。管理しきれず野に放たれたミソスが野生化により闘争本能を目覚めさせ、群れをなしてブレイバーやギガンティックに襲いかかる光景は、赤の世界ならではだろうか。

都城出雲

[ みやこのじょういずも ] 人物 / 現代・赤の世界

 自衛隊北九州方面隊を指揮していた人物。24歳。黒崎神門の卓越した軍師としての能力に驚嘆し、最高責任者の地位を譲った。

 首都奪還を目指す神門を「軍師殿」と敬っていたが、彼が己の目的のためだけに自分たちを利用していたことを知り、信頼は憎悪へと変わる。

「戦犯、黒崎神門を断罪します」

冥界

[ めいかい ] 一般名詞 / 神域

 神エレシュキガルが創造し、管理している領域。灰色の砂漠のような、神域以上に殺風景な光景がどこまでも広がる。

 冥界には仮面をかぶり魔人と化した者や魔人に殺された者の魂が一時的に集められている。また、番人と呼ばれる骸骨が無数に徘徊しており、彼らに狩られた魂は消滅し、殺しを行った魔人の寿命へと還元される。しかしながら、経年劣化により機能を停止した番人が大半であり、魂の精算効率は竣工直後と比べて著しく低下。さらに先日、残っていた数体も黒崎神門と倉敷世羅により全滅させられ、冥界は本来の機能を果たせなくなった。

冥土三姫

[ めいどさんき ] 称号 / 黒の世界

 球体関節人形型のトーチャーズを多数販売してきたアトラクナクアが、実績と技術の粋を結集して世に放った最高峰の3体。単純な金銭で譲渡されるものではないらしく、入手経路は不明。入手したとされる者は、ことごとくこの世を去っている。

 美貌と殺傷能力の高さは言うに及ばず。特筆すべきは献身的な愛。永遠の寿命に辟易した主人を隙あらば死へ誘う。

メインクーン

[ めいんくーん ] ゼクス / 白の世界

 手癖の悪さで悪評を轟かせていた盗人ケット・シー。白の世界を飛び出し日本全土を飛び回っていたが、猫好きのニーナ・シトリーに捕らわれてしまった。当初こそ逃げ出そうと画策していたが、ニーナのひたむきな好意を心地良く感じ、まんざらでもなくなっている。

メタルフォートレス

[ めたるふぉーとれす ] 種族 / 青の世界

 最新鋭の科学技術が惜しげもなく投入された、複数人で操縦する人型戦闘兵器。いわゆる巨大ロボである。戦闘力は見た目通りに凄まじく、青の世界内部の紛争においてメタルフォートレスの数はそのまま戦局を左右するとも言われている。しかし、最も恐ろしいのは敵勢力を欺くカモフラージュ技術だろう。

 ・ビルに変形
 ・遺跡や公園の地下に格納
 ・乗物など複数の小型機械が有事の際に合体

 列挙したものは一例に過ぎず、青の世界におけるメタルフォートレスの総数は未だ不明である。そして、我々の世界へすでに送り込まれていることなど、容易に想像可能だ。

鑰匙

[ やくし ] 称号 / 神域

 あらゆる封印を打ち破る賛美歌を紡ぐ5人の歌姫。神の因子を持つ者がリードするとされる。

四凶星

[ よつまがぼし ] 称号 / 黒の世界

 多くの人間の命を奪った、上位4体のプレデターに与えられる称号。かつてはズィーガーとヘルシャーが首位争いの常連として名を馳せていたが、黒の世界の純粋な人間が絶滅してしまって以降は更新されておらず、最終的なランキングも明かされていない。

 狩られた魂の数を集計するシステムは、あらゆる情報を管理する巨大企業グールが開発。本来の役目を終えた後は、ハイドラ財団とダゴン・カルテルにより高値で買い取られた。無論、黒剣八魂が散らした魂の数を計測するためである。

四大天使

[ よんだいてんし ] 称号 / 白の世界

 最初のエンジェルことウリエルA.T.とウリエルによってエンジェル化(昇華)された3人のエンジェル(ラファエル、ガブリエル、ミカエル)によって構成される、白の世界の頂点。

 その後、四大天使はそれぞれ3人ずつのエンジェルを覚醒させ、新たに生まれた12人は十二使徒と呼ばれる白の世界の支配者層となった。どの四大天使がどの十二使徒を覚醒させたのかは以下の通りとなっている。

   
ウリエル 白羊宮マルキダエル / 金牛宮アスモデル / 双児宮アムブリエル
ミカエル 巨蟹宮ムリエル / 獅子宮ウェルキエル / 処女宮ハマリエル
ラファエル 天秤宮ズリエル / 天蠍宮バルビエル / 人馬宮アドナキエル
ガブリエル 磨羯宮ハナエル / 宝瓶宮ガムビエル / 双魚宮バキエル

ライカンスロープ

[ らいかんすろーぷ ] 種族 / 緑の世界

 植物優勢の世界に適応するため動物のバイオ因子を取り込み、野性に目覚めた人類。ホウライよりもさらに自然と一体化した生活を送っている。

 元となった動物の性質により臆病なものから攻撃的なものまで生態は様々だが、ベースは人間であるため、おおむね温和な性格の者が多く、知的レベルも決して低くない。狼、熊、猫、兎など様々なバイオ因子を持ったライカンスロープが確認されているが、複数のバイオ因子を有した個体は、いまのところ発見されていない。草食獣系は繁茂し続ける植物に、肉食獣系はプラセクトや一部のリーファーに対抗している。

雷鳥超

[ らいちょうすぐる ] 人物 / 現代・青の世界

 漆黒のローレンシウムことサイクロトロンの搭乗者にして、戦斗怜亜と同じ名古屋市内の小学校に通う、1学年上の生徒。怜亜同様サッカーチームに所属するが、市営の少年サッカークラブの一選手にすぎない怜亜に対して、超は優秀な選手が集められ地域最強と目される《F.C.ブラックライトニング》を率いるエースストライカーである。

 青の世界の上層部アドミニストレータ カノープスの指令により、どちらのローレンシウムが優れているかを試すため、ローレンシウムと怜亜を襲うことになる。

 プロジェクトにおけるふたりのコードネームは《セイント・レイ》および《サンダーバード》。

楽園

[ らくえん ] 一般名詞 / 神域

[ 2018.03.09 追記 ]

 神域の彼方にあるという神々の住まう地。澄み渡る空と咲き乱れる花、美しい光景がどこまでも広がる。建物は石組みが中心、機械の類は一切存在しないなど、文明レベルは古代風。しかし、それは外観のみの話であり、人類にとっては超能力や奇跡と思えるような行動を容易く実行する神々により、随所にオーバーテクノロジーが施されている。

 絶対の階級制度が敷かれており、下位神は上位神に逆らうことはおろか意見することさえ満足に行えない。このことは白の世界で施行されている階級制度のモデルとなった。

 四大天使ウリエルと配下の十二使徒たちの犠牲により封印され、現時点では行き来が不可能となっている。そのため神の影響力は急激に衰え、さらに、一部の神は現代世界へ取り残されることとなった。

 そもそも、神域から現代世界へ神が降臨「できるようになったのは」何故か。ブラックポイント発生との関連性を軸に、カール・ワイバーン教授らが調査を進めている。

リーファー

[ りーふぁー ] 種族 / 緑の世界

 自然と共存する道を歩んだホウライやライカンスロープと異なり、植物の侵食を完全に受け入れた人類。植物と同化しきるまでには多大な時間を要し、一般的に長命な種族とされている。光合成の能力があるため、食事の必要もない。

 また、脳が植物に侵食されている影響だろうか、とても陽気でいたずら好きな性格に変わってしまうという特徴がある。彼らは完全な植物となる最期の瞬間までを極めてのーてんきに過ごす。1日の大半をイタズラに費やし、ライカンスロープの畑を荒らすなど深刻な被害をもたらす者もいるようだ。

リヴァイアサン

[ りう゛ぁいあさん ] 組織 / 青の世界

 オリジナルXIII Type.X 及び Type.XII によって指揮されている治安維持部隊の部隊名。バトルドレスとキラーマシーンの混成で組織されており、主に海上や港湾などがその守備範囲となっている。

 その他の部隊としては、Type.VI 及び Type.VIII によって指揮され地上を担当する《バハムート》、Type.II 及び Type.IV によって指揮され空を担当する《ジズ》がある。

 青の世界では、スーパーコンピュータ・シャスターによって生み出されたインターネットに替わる全く新しい知性を持ったコンピュータ・ネットワークシステムが世界中に設置された監視カメラに接続されており、事故や事件が起こった場合、即座に担当の治安維持部隊にシャスターからの出動命令が届くようになっている。

リソース

[ りそーす ] 一般名詞 / 現代

 ブラックポイントから放出される、未知のパワー。生身の人間はブラックポイントに近づくことさえできないため、ゼクス関連でも研究の進んでいない分野である。

 ゼクスにとっては活動の源とされ、彼らはこのエネルギーなくして我々の世界に存在を維持できないという。存在が強力なゼクスほど莫大な量を消費し続けるため、ブラックポイント周辺から離れられない制約を持つ。逆に、ブラックポイントから離れた地に出現するゼクスは比較的脆弱なゼクスということである。

 程度の差こそあるが、すべてのゼクスはリソースの発生源や規模、消費量を感知できるため、離れた場所にどの程度のゼクスがどれくらい居るのかを推し量ることが可能。同様のスキャン機能はカードデバイスにも備わっている。

リソース症候群

[ りそーすしんどろーむ ] 一般名詞 / 現代

 ブラックポイントに近づくなどして、生身の人間が無防備な状態で多量のリソースにさらされると発症することがある。激しい頭痛や吐き気を催し、やがて昏睡状態に至ることが知られているが、ほとんど影響を受けない者の報告例もわずかながらに存在する。アルコールのように個人個人で体質の差が出るものなのかもしれない。

 発症した場合もリソースの影響下から離脱することができれば自然治癒するものの、一定時間を経過してしまうと後遺症が残ったり、最悪、意識が戻らないこともある。

龍王殿

[ りゅうおうでん ] 組織 / 緑の世界

 八大龍王 和修吉が、徳叉迦、難陀、跋難陀、摩那斯とともに興した、ホウライによるホウライのための国家。ライカンスロープの集落を襲い、その礎とした。掲げた理想は原始の九大龍王時代の権威を取り戻すこと。大樹ユグドラシルを信奉し、神(プリュツ)となった和修吉を信仰している。

 八大龍王の中でも特に名門とされる和修吉の門下生など精鋭ぞろいであり、総合的な戦闘力は非常に高い。なお、建国直後、徳叉迦に野心を見抜かれた難陀が追放されている。

竜の巫女

[ りゅうのみこ ] 人物 / 竜域

 竜の巫女は託す。ゼクスに対抗するためのカードデバイスを。

 竜の巫女は願う。「異世界からの侵略者と戦って欲しい」と。

 竜の巫女はどこにでもいる。竜の巫女はどこにもいない。その姿は、ゆめうつつ。

 現在、休眠状態にあるこの世界の始まりの竜には、他の世界(未来)からの侵略に対抗する手段はほとんどない。しかし、始まりの竜が休眠状態に入ると竜の巫女が始まりの竜を守るために現れるようにプログラムされており、竜の巫女はこの世界を守るために異世界からの侵略者と戦う者をこの世界で探し始める。

 他の世界の始まりの竜が倒されれば、その世界は消滅し、その未来が実現する可能性は潰える。すべての他世界の始まりの竜がこの世界からいなくなれば、この世界の始まりの竜は日本列島の地下より復活し、日本列島は沈没する。

 竜の巫女は休眠状態の始まりの竜の記憶の大部分にアクセスすることが出来ないため、始まりの竜が復活すると日本列島が沈没してしまうことを知らない。また、始まりの竜が復活すると竜の巫女もその役割を果たして消滅してしまう。

 ついに他の世界の始まりの竜たちがこの世界の始まりの竜を探し始めた。その証拠として小さな竜たちが世界各地の上空で目撃されている。他の世界の始まりの竜の目的は、この世界の始まりの竜を倒すこと。そして自らが望む世界を真の世界として確定させること。

「汝、この世界を護ってはくれまいか?」

竜脈

[ りゅうみゃく ] 一般名詞 / 竜域

 あらゆる場所へ張り巡らされた竜の巫女の通り道。どんなに距離が離れていても瞬時に目的地へ到達できる。迷い込んだ場合、竜の巫女の案内なくして抜け出すことはできない。

リンドヴルム協会

[ りんどう゛るむきょうかい ] 組織 / 緑の世界

 表向きはフランスに拠点を置く、地球温暖化を憂いアフリカなどの砂漠の緑化を進める環境NPO。だが、創立者の真の目的は地球上の生物すべてを植物化することによって世界から争いを無くし、永遠に近い寿命を与えるというもの。

 リンドヴルム協会が開発を進めた過酷な環境に適応して自らを進化させるバイオ植物によって砂漠の緑化は成功しつつあるように見えたが、バイオ植物に故意に混入させられていた寄生植物のDNAにより、昆虫、動物のみならず人間にも寄生を始め、地上に存在する生物のすべてが植物と化していった(人類のリーファー化)。

 最終的には創立者自身も地球全域を覆うような大樹ユグドラシルと化し、自らが吐き出すバイオ植物の種子によって自らの理想を推し進めていくことになる。

 欧米ではバイオ植物の暴走後、植物化を逃れるためバイオ植物に耐性を示した動物のバイオ因子を自らに組み込むことで獣人化し、野生に返った生活を送る者が現れた一方(人類のライカンスロープ化)、アジアでは植物に侵食された昆虫から取り出した抗体を体に取り込むことで植物化を防ぎ、あくまでも人間らしい生活にこだわる者が現れた(人類のホウライ化)。

[ 2017.12.07 追記 ]

 創始者は、百目鬼きさら。

レーベ・エンデ

[ れーべえんで ] 人物 / 青の世界

 獅子島・L・七尾のクローンであるNanaoXX(ナナオ・ナンバーズ)の65人目。正式名称はNanao00Le。名前の由来はオリジナルのミドルネーム「レーベ」と、終わりを意味する「エンデ」から。アドミニストレータ カノープスではなくアドミニストレータ アルクトゥルスの指示で誕生しており、彼いわく「イレギュラーX零号機」。

 オリジナルである七尾の幼少期をベースに設定されているため忍術の心得はなく、日本語も話せない。ほかの64人と比してトロン系メタルフォートレスとのシンクロ率が非常に高い反面、疲れやすい、飽きっぽいなど未成熟な点も散見される。少しでも身体への負担を軽減するため、平常時は体内のナノマシンがスリープ状態にあり、オリジナル同様の金髪となる。

ロイガー・ダイナミクス

[ ろいがー・だいなみくす ] 組織 / 黒の世界

 円卓会議を構成する企業のひとつ。

 始まりはイギリスのウェールズを拠点とする、航空機の部品製造を主な事業内容とする町工場のような企業であった。だが、他の軍需企業と同様に第一次、第二次大戦で成長。その後はハイドラ財団と手を組んで冷戦期の軍拡競争や米ソの代理戦争を演出し、米英の軍産複合体と呼ばれる存在の重要な部分を占めるようになっていった。

 また、ロイガー・ダイナミクスは軍需だけでなくアメリカとソ連の宇宙開発競争にも参画し、月着陸船の設計をするなど、アメリカの月面着陸成功にも関与していたと言われている。

 アポロ計画の終了後もステルス戦闘機や軍事用ロボットなどの分野で画期的な発明を続けており、月着陸船に同乗していたロイガー・ダイナミクスの技術者が、月の裏面で人類以外の知的生命体の遺跡を発見し、そこで人智を超越した技術を手に入れたのではないかと囁かれている。

 仮面の属性は「憤怒(wrath)」。

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