公認大会 2015.06

公認大会 ストーリー&ミッション

[ 2015.05.13 掲載 / 2015.07.24 更新 ]

[ 2015.07.24 追記]
・結果を掲載しました。

2015年6月1日(月)から配布される公認大会PRカードは、
黒のカード P12-014「ガンガンするイヴ」です。

状況に応じて結末が変わるバックストーリーのプロローグと
ストーリー改変ラインについてお伝えします。

2015.06 STORY

デススミス・イヴ

「ふう……これほどまでに自分の洞察力が恐ろしいと感じたことはないわ」
「いかがなさいました、会長?」

 七大罪 嫉妬の魔人インウィディアは百目鬼財団のトップにして、その子会社デススミス商会の会長でもある。
 自画自賛の身震いをしながら、彼女はデススミス商会の営業担当であるスケルタルセールスに問うた。

「今月、我が社のトーチャーズ売上は、前月と比べてどうだったの?」
「あ、はい。前月比ちょうど100%にあたる……0です」
「ふーん。減給」
「殺生な! すでに私の給料は限りなく0なんですよ!?」

 血も涙もない通達に、もともと青白いスケルタルセールスの顔が、さらに蒼くなる。

「せっかくの新人も、たったの3時間で辞めてしまいましたし!!」
「知らないわよ。人望が足りないんじゃない?」

 あなたの人望が、ですよね?
 危うく口から出掛かった文句を、スケルタルセールスは根性で飲み込んだ。

「あんたの給料なんて、どうだっていいわ。
 そんなことより、私ね? うちの製品に足りないものが分かっちゃった!」

 インウィディアは悪戯を思いついた子供のような、小悪魔スマイルを浮かべた。
 第三者視点からであれば可愛いのひとことで表現できなくもないが、スケルタルセールスにとっては、不幸の前兆でしかない。

「欠陥には、薄々気付いていたのよ。
 性能だけならダゴン・カルテル製のトーチャーズにだってひけを取らないはずだもの。そうよね?」
「は、はい、その通り、です……。
 D社製と違い、使用者がまったく制御できないという難点はありますが」
「足りないもの……それは! キャッチーな見た目ね!!」
「今更!?」

 ガシャーン!!

 正直者のスケルタルセールスはツッコミを堪え切れず、インウィディアの逆鱗に触れてしまった。
 散らばったパーツ(骨)をかき集め、自己修復を急ぐスケルタルセールスに向かって、再度インウィディアが告げる。

「なにが今更よ! 偉そうに何様のつもり!? いまの部分やり直すわ。いいわね?
 うちの商品に足りないもの……それは! キャッチーな見た目ね!!」
「その通りです! 格好良さ、可愛さ、いずれも足りません!」
「何ですって!?」

 ガシャーン!!

 デススミス商会製品の大半は、そのデザイン含め、インウィディア会長直々の発案に起因している。
 つまり、デススミス製品の悪口を言うことは、インウィディアをディスっているに等しい。
 またも逆鱗に触れてしまったスケルタルセールスは、サンドバッグな己の運命を呪った。

「さすがは会長です! とりあえず素晴らしいです、会長! いよっこの会長!」

 ガシャーン!!

「フフ、当たり前のことよ。そんなに褒めなくていいわ!」

 上機嫌になったインウィディアは照れ隠しにスケルタルセールスを破壊し、話を続けた。

「悔しいけれど、トーチャーズ全体のトップセールスはアトラクナクア製の球体人形よ。
 正直、私にはどこがいいのかさっぱり。でも、事実は認めざるを得ない……。
 だったらうちも、似たようなトーチャーズをつくればいいのよ!」
「えー!? だってあそこ、ルクスリアさんの企業じゃないですか。
 会長のプライド的にA社の模倣商品を手掛けるのって、アリなんですか?」
「ふざけないで! そんなのナシに決まってるじゃない!」
「へ? でしたら、どのように?」
「ええっと……それは……こうよ! 誰にも真似したと悟らせずに、真似するの!」
「無理ですよ!」
「いざとなったら、うちが起源だと主張すれば済む話よ!」
「無茶苦茶です!」

 スケルタルセールスの肩を叩くインウィディア。
 肩甲骨がギシギシと嫌な音を立てる。

「無理を通して道理にするのが、あんたの仕事。いいわね?」

 小悪魔スマイルのまま、インウィディアは全身からおぞましい殺意の波動をほとばしらせている。
 どんなにアレで残念な性格だろうと、彼女は黒の世界の代名詞たる七大罪を冠するディアボロス。
 パワーは相当なものだ。

「はいぃぃぃぃ。喜んでぇぇぇぇ」
「ま、私も鬼じゃないし、見返りを用意しないでもないわ。
 アトラクナクアの球体人形をパクった商品がヒットしたら、あんたの昇格と昇給を検討してあげる」
「本当ですか!? 頑張らせていただきます!!」
「でもね。売れなかったら、その時は……覚悟するのよ?」
「ひいぃぃぃぃ」

 はたしてスケルタルセールスに幸せな明日は訪れるのか。

2015.06 MISSION

イヴ

Illust. 真時未砂

達成目標

6月度公認大会の参加者数によって「ガンガンするイヴ」の販売数が変わります。
全国のカードショップで開催される公認大会に参加して「係長スケルタルセールス」を応援しましょう!

デススミス商会の新製品を販売せよ!

10,000人 未満 元々のデススミス商会の悪評が拭いきれず、1体も売れない。
スケルタルセールスがアルバイトへ降格。
10,000人 達成 辛うじて1体販売。スケルタルセールスは首の皮一枚で降格を免れる。
イヴが描かれた「イベントカード」がブースターパック第15弾に登場。
12,500人 達成 奇跡的に10体販売。スケルタルセールスには特別ボーナスが支給される。
イヴの上位機種の「ゼクスカード」がブースターパック第15弾に登場。
15,000人 達成 なんと1,000体販売のスマッシュヒット。スケルタルセールスが念願の昇進!
スケルタルセールスとイヴの新たな「ゼクスカード」がブースターパック第15弾に登場。

結果

無事に12,500のラインを達成しました!
つまり、イヴが10体売れてしまったようです。デススミス史上稀に見る業績なのではないでしょうか。
今回ばかりは会長にお褒めの言葉をもらえると期待していたスケルタルセールスでしたが、

「どーしてこんなポンコツ人形が人気なのよ! ずるい! 納得いかない!
 約束通りボーナスは支給してあげるけど、腹の虫が収まらないから減給ね」
「ひどい!」

イヴの人気に嫉妬した会長の八つ当たりを受けてしまったのでした。

というわけで――

イヴの上位機種のゼクスカードがブースターパック第15弾に登場決定!

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